箱選びってムズくない?

お菓子のラッピングをするにあたり、意外と難しいのが“箱”。
何が難しいの?サイズを測って丁度いい感じに入る箱探せばいんじゃね?
※ギャルおったで。
と思われるかもしれませんが、その『丁度いいサイズ』と『オシャレさ』と『価格』のバランスが
※箱って意外と高いんだよ。
絶妙に難しい。
ホームメイドなら100均で揃えればいいんだけど、実際売り物にするなら
やっぱりそこはプロっぽく仕上げたい。
※というか仕上げなければならない。
※スパルタラッピング教室。
プロっぽく見えて、アレもコレもソレも入る箱ってないかしらん?と悩んだ事がある方もいらっしゃるのでは?
※あったとして「かしらん?」は無い。
※でもカタログ見ると世界中の箱が集まってるんとちゃうか。ぐらい箱の種類ある。
※絶対迷う。大丈夫、みんな通道やからそれ。
ラッピングでそのお菓子のイメージが作られると言っても過言ではない、お菓子の“外観”。
今日はその外観(箱)について一緒に考察してみましょう。
※好きにすればいい。
サンプルを買って真剣に“箱”を考える。
今回私が探していたのは、小さめの個包装が5~6個入る箱。
※フィナンシェ、マドレーヌ、ガレット等。
現在使っている箱の、幅と奥行きは丁度いいのだけど、もう少し高さが欲しい。
そして今使っている箱と値段がそんなに変わらないもの。
そして『いかにも贈答用』ではなく普段使い(自分用でも気負わない程度)にもできて、でもちゃんとしてる。
かつ見栄え。
※わがままボディ。
捨てやすかったり、食べた後使い回せたら最高。
※わがままが過ぎるボディ。
というワケで、いくつか気になる物をピックアップしてサンプルを取り寄せました。
※サンプルなら1枚から頼める。
まずは正統派のこちらから。↓

はい出たマジメか。のやつ。
※王道中の王道。
先日友人が「お盆時期にお仏壇にお供えする用にこんな箱詰め欲しいねん。」と言われたやつに近い形。
※ご先祖様に出しても恥ずかしくない体裁。
※すんごいニッチな用途ではあるけども。
仏さん以外にも贈答用としてどこに出しても恥ずかしくない優等生です。
ただ、ちょっと真面目過ぎるところがネック。
※もうちょっと遊びが欲しいねん。
※もうちょっとやんちゃさとか欲しいねん。
お次はこちら。↓

形が可愛い。そしてリボンを通す穴まで付いてる。
※親切で可愛い。
※イメージ綾瀬はるか。
※↑あ、『箱入り娘』って意味でも使えるな。
※↑何に役立つアイデアやねんそれ。
クラフト素材がCUIREのイメージにも合う。
深さも充分。
でもちょっと大きめ。
※ガレットが中で暴れる可能性有。
そしてちょっと高い。
中身がもう少しボリューミーな時とか、何種類か詰め合わせの時の方がベストかも。
最後はこちら。↓

蓋が引っかけタイプになっているこの形。
“ランチボックス“として使われる事が多いタイプです。
※実際商品名が『ランチボックス』。
裸ん坊だとちょっとカジュアルですが、ラベルを貼ると

丁度いいカジュアル感!

中もサイズ感ピッタリ。
※箱開ける時一瞬「卵かな?」って思うけどおやつだよ。
気になっていた高さも充分。
お値段も現状の箱よりちょっと上がるぐらい。
そして、お客様が買って食べた後、ランチボックスとして使える!
※サンドイッチとか入れたらオシャン。
こんなにこの箱が多機能である事を、誰が予想したでしょう。
※そもそも誰もそこまで箱について考えてない説。
いやぁ、これはヒットです。
今後在庫がなくなり次第、この箱に切り替えていこうと思います。
“箱”ひとつとっても、それでどれだけの人に喜んでもらえるかを考える。
以上この3つだけ見ても、これだけ箱の種類がある事にビビりません?
※もっともっとあるんやで。
※箱無限説。
このように、箱ひとつとってもイメージ、形、素材、サイズ、使いやすさ(捨てやすさ)等
考慮しないといけない事がいっぱいあるのです。
※箱って深い。
※いやその深さじゃなくて。
そしてこんなに悩んで選んでいるのです。
※全国のお菓子屋さんに拍手を。
これから選ぶ方に伝えるコツとしては、まずイメージする事。
どんな雰囲気に仕上げて、お客様の手元に届いた時どんな風に喜んでもらいたいか?
※私はいつも「わぁ~♡」って言ってもらえるところを目指してる。
店頭だったらジャケ買いしたくなるようなラッピングってどんなんかな?って考えたり。
そのイメージが固まったら、イメージとサイズが合いそうな物を探して
ひとまずいくつかサンプルを取り寄せてみて、後は試行錯誤。
※全員箱まみれになればいい。
価格と手間も考慮する事。
※アレンジに手間かかり過ぎたり装飾にお金かかり過ぎたりしない事。
※もうイヤになりそうやろ。
※大丈夫、箱ってそんな悪いヤツちゃうから。
それらを踏まえて、理想の箱を探しましょう。
※ハードル上げるだけ上げといて。↑
cotta ←なら箱1つからでも注文できるし、製菓材料店(店頭)なら実物見て決められるし、少量で買えます。
※でも店頭は種類が少ないんだけどね。
さぁ、あなたのまだ知らない“箱”の世界へ、ひとまず片足だけでも踏み入れましょう。