焼き菓子屋さんが作った絶品テリーヌ・ショコラ。
同じ “お菓子” であっても、「チョコレート」は別物だと思っています。
※同じ球技でも野球とサッカー全然違うやろ。
※あれと一緒。
※↑なぜドヤ。
繊細な温度管理、操作性、扱うお道具・・・何もかも焼き菓子とは違う。
だから、私はショコラティエを尊敬しています。
※生まれ変わったらショコラティエになりたい。
※あるいはお母さんになりたい。
※同情票集め。↑
だから、チョコレートが主材料のお菓子はほとんど作りません。
※それはもうショコラティエにお任せしよ。
※餅は餅屋。やで。
駄菓子菓子!
これだけは作らせてほしい!それが、テリーヌショコラ。
※ついでにガトーショコラも。頼んます。
“焼き”が入るのに、その食感や口あたりは、まるで生チョコ。
※「食感」と「口あたり」どう違うん。
ねっとりとろけてお口に広がるそのなめらかさは、まるで生チョコ。
※なんで2回言うた。
今回は、そんなテリーヌショコラを、焼き菓子職人ができるだけ焼き菓子に近づけて、見た目も味も本格的なテリーヌショコラに仕上げた
絶品テリーヌショコラのレシピです。
※尊敬どこ行った。
見た目にもプロっぽく仕上がるコツも公開しますので。
※お前らのドヤも任せとけ。的な。
ヴァレンタインにもおすすめですよ。
※「ヴァ」のとこネイティブ。
プロ級テリーヌショコラのレシピ。
材料(ミニパウンドケーキ型 6.5×14×高さ4.5cm 1台分)
- スイートチョコレート・・・72g
- ビターチョコレート・・・8g
- 太白ごま油・・・28g
- 卵・・・45g
- グラニュー糖・・・10g
- 生クリーム・・・10g
※わかるで。生クリームたったの10gとか地獄やろ。
※でも大事やからここ。
※余った生クリームで他のお菓子作るか、あるいは泡立てて吸お。 - グランマルニエ・・・小さじ2
- 仕上げ用ココアパウダー・・・適量
下準備
・チョコレートがブロックの場合は、溶かしやすいように細かく刻んでおく。
・ミニパウンド型に型紙を敷き、型の外側にはアルミホイルを巻きつけて焚き付けておく。
※焚き付けんな。
※ケンカなる。
・オーヴンは170℃に予熱しておく。
※↑この「ヴ」は天然。
※打ち間違いかわいかったからそのままにしといた。
※何の時間。
手順
①スイートチョコ・ビターチョコ・太白ごま油をボウルに入れたら、レンジで30秒ずつ様子をみながら溶かす。
チョコの小さな塊が残る程度でレンジから取り出し、余熱で完全に溶かしておく。
※チョコ温め過ぎ帽子のため。
※被るな被るな。
※もとい、防止。
②チョコが溶けたら、温かいうちにグラニュー糖を加え混ぜる。
※だからってグラニュー糖は完全に溶けないけど。ドンマイ。
続いて卵と生クリームを順に加え、それぞれよく乳化するまで混ぜる。
※最後ちょっとスライムみたいになる。
③最後にグランマルニエを加え、なじむまでよく混ぜる。
※泡立てなさんなよ。
※↑慌てなさんなよ。みたいに言う。
④ここからがポイント。
出来上がった(ように見える)生地を、ハンドブレンダーで撹拌します。
※大きいボウルでやると飛び散るので、小さめのボウルでやろう。
※先言うて。
※それか細長いジョッキみたいなやつに入れ替えて。
③の段階で、一見混ざったように見えるチョコ生地ですが、実はそこまで乳化してないんです。
※チョコの乳化しづらさをナメるなよ。
それを、ハンドブレンダーで一括します。
するとどうでしょう!生地がツヤッツヤのとろっとろのボットボトになるんです!
※「ボットボト」はなんかイヤやわ・・。
こ、これがホントの乳化ってヤツか・・・。と愕然とします。
※ヒマなんか。
ハンドブレンダーをお持ちの方は、ぜひこの工程を入れてみてください。
※ハンドブレンダー持ってないよー!って方は漉し器で1回濾しましょう。
※その後ハンドブレンダーを買いに行きましょう。
※どうせ買うなら先買お。
⑤できた生地を型に流し、深めのバットなどに乗せたら、型の半分程度の高さまで60℃のお湯を注ぐ。
予熱しておいた170℃のオーブンで20分蒸し焼きにする。
焼き上がったら型のまま冷まし、完全に冷めたら冷蔵庫で一晩冷やします。
焼き上がった直後は、生地がゆるめで多少動きますが、冷えると固まるので大丈V。
型をゆすって、あまりにもフルフルする場合は追加で焼成してね。
※そんなことより「大丈V(ブイ)」を久々に聞いて震えた。
⑥型から外したら、表面の凸ってる部分を、温めた包丁で削ぎ落とします。
※って言いながらあんまり凸ってなくてやっつけみたいになったけど。
平らになったら、逆さまにして側面が縦に真っ直ぐになるように切り落とす。
※パウンド型ってふんわり台形だからね。
※斜めってる部分を切り落とすよ。
底から急に表面にさらされた表面を、温めたパレットナイフなどでシワがなくなるまでならす。
※「ひょ、表面になるなんて・・聞いてないんですけど・・・」←底の声。
※ちなみに深いシワには切り落とした生地を埋めるといいよ。
⑦表面がツルッとした、キレイな長方形になったら、最後にココアパウダーを茶漉しでふるって出来上がり。
ケーキピックを刺すと、ビジュアルが100倍増しになるのでおすすめです。
※ケーキピックの底力エグい説。
濃厚絶品。なのに実は簡単。テリーヌショコラ。
これはねぇ。ホント誰に食べてもらっても「めっちゃ美味しい!」って言われるやつです。
※照。
内容ほぼチョコですからね。そりゃ美味しいさ。
※ぶっちゃけ安いチョコでも美味しくできる。
でも、生チョコでもガトーショコラでもない、この絶妙な柔らかさと口あたりが、まさしく「テリーヌ」なんです。
※とか言うてみたけどテリーヌの定義わからん説。
今回はビターチョコ10%で作りましたが、お好みで20%でも30%でも、なんなら50%とかでも大丈夫ですよ。
※好きなだけビタって。
お子様向けなら、洋酒抜きでもいいですし。
※「いや、こんな贅沢なものは子供には食べさせん。」って怒られそう。w
それでいて、こんなに贅沢な高級菓子なのに、作り方見ました?
※見たからここにいます説。
めっちゃ簡単でしょ?ただただ材料を混ぜるだけ。
しかも、ミニパウンド型はSeria産です。
※アメリカ産。みたいに言う。
本格的なのに、100均の型で、しかも簡単に作れるテリーヌショコラです。
初心者の方も、年に一度バレンタインにしか出動しないお菓子作り勢も、ぜひ作ってみてください。
材料は、まとめて買うならcotta ←がお得で便利です。