【レシピ】すだちジャムの作り方

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すだちの新しい使い道。

今回は、ネットでよく見る『カンタン!すだちジャムの作り方☆』のようなジャムではなく、悟りが開けるのではないかと思うほど精神力が鍛えられる

超絶手間暇かかったすだちジャムレシピをご紹介いたします。
※逆転の発想。

用意するものは、もちろんすだち。
※ちーすだ。

“山のエメラルド”の別名を持つ、香り高き柑橘類。
※↑初めて聞いたぞそんなキャッチコピー。
※そりゃそうだ。今私が作ったんだもの。

すだちって、意外と使い道ないよね。
※↑どうやったって『すだっち』。みたいになるわ。
※菅田将暉なんかゴメン。

ご近所さんからたくさんいただいたものの、使い道に困るわ・・・と思った事がある方も多いのでは。

でも、美味しいよね。やっぱいい香りだし。
※でもでもサンマに搾るとかしか思い浮かばないよね。
※ほぼサンマのオプションだよね。

そんな美味しさと使い道の間で揺れる彼らを、今回ジャムにしました。
※CUIREでは『コンフィチュール』って呼んでます。
※シャレっ気キメてます。
※意味はほぼ同じです。
※大した意味は無いです。

大量にすだちを入手したその時は、ぜひ。

すだちとみかんジャムのレシピ。〜苦行を添えて〜

ジャムってアレでしょ?フルーツカットしてお砂糖で煮詰めたやつでしょ?

そう思ったあなた。
※そう、あなたよ。

すだちジャムをナメないでいただきたい。
※誰もナメてないしジャムは舐めるもんだし。
※でも気軽ではないので作る時はそれなりの覚悟を持って。

あまりの手間暇に、どれだけ苦労したのかを伝えるため、この記事に関しては、巻物ぐらい長いです。
※褒められたがりか。
※記事ハラ。か。

材料

  • すだち・・・種を取り出して皮と実に分けた正味量
  • グラニュー糖・・・すだちの60%分

下準備

1.時間の確保

2.長時間作業に耐えうる精神力

手順

まず、よく水で洗ったすだちを横半分にカット。
そして種を取り出します。
※竹串を使うと取りやすいよ。
※ちなみにすだち40個ぐらいありました。
※↑苦行その①。

工房にすだちの香りが充満し、爽やかに作業する事ができます。
※とか言ってられるのも今だけです。

種を全て取り除いたら、皮と実に分けます。

※中の薄皮を外皮から剥がすように。

この作業、指めっさ痛いです。
※キズとか無いのにめっちゃしみる。
※3日ぐらい痛かった。
※途中自分が何してるんかわからんくなった。
※↑すだちジャム作ってるんやで。
※↑苦行その②。

そして、すだちのプレーンジャムの場合は、ここで計量しておきます
※このすだちの量でお砂糖の量が決まります。
※量はメモしておこう。
※私はみかんをブレンドしたのでみかんをカットしてから計量。
※すだちの量が少ないかな?と思ったのでブレンドしましたが、できたら爆量でビビりました。

皮を鍋に入れ、ひたひたの水で火にかけます。

※煮ると黄色くなる不思議。

沸騰直前で止め、10分放置。
お湯を捨てて水洗いし、再び一から水をひたひたに入れ約10分煮る。

※この時は沸騰させた状態で10分。
※いわゆる『ゆでこぼし』。

それを、あと2回繰り返す。
※↑苦行その③。
※そして作業時間の延長を覚悟します。

これで皮の苦味を取る、大事な作業です。
※もう苦くてもええで。って心折れそうなるけどな。
※負けないで。

しっかり柔らかくなったのを確認したらザルにあけ、水でよく洗って水を切り、2mm幅にスライスします。

※苦行④。
※2mm幅と言いながら心が折れまくって1/3ぐらいが3mm幅になってます。
※もう2mmと3mmの違いとかどうでもいい。

私はここでみかんをカット。

洗ったみかんを皮のまま縦半分にカットし、それを横2mm幅でスライスします。
※気分が変わったのかこの時は上手に2mm幅にすることができました。
※同じ柑橘類なのに不思議だね。
※ちなみにみかんは皮に苦味が少ないのでゆでこぼしは不要です。

みかん・すだちの皮・すだちの実を鍋に投入し総量の60%の半分のグラニュー糖を加え、火にかけます。
※↑残りの半分は翌日使います。
※やっと煮れる。やっと煮れる。
※早く煮て。煮させて。どうか私に煮る作業を。
※↑煮欲がスゴい。

弱めの中火で、常にかき混ぜながら全体的に火を通します。
※手を止めるとすぐ鍋底にくっついて焦げるので手は止めない。
※新しい苦行。↑

皮がふんわりして、ボヤっとしたら火を止めます。
※茎わかめじゃないのよ。

粗熱が取れたら、表面にピッタリラップをして冷蔵庫に入れます。

これで、1日目終了
※まさかの二日かかるシステム。
※ゆっくり一晩かけて甘さをしみこませます。

一晩寝かせたジャムを、叩き起こし、目覚ましにハンドブレンダーで粉砕。
※叩き起こすというか砕き起こし。

これはお好みですが、私は食べやすさと食べ応えを考慮し、半分ぐらい食感を残して潰します
※ジャムの半分は食べ応えでできています。
※↑バファリンシステム。

※めかぶじゃないのよ。(再

残りの砂糖を投入し、レモン果汁を大さじ1杯入れて火にかけ
※レモン果汁に関しては感覚量でしかないのでこの『大さじ1杯』はあんまアテにせんとってね。
※どんなアドバイス。
※まぁでもこのぐらいの鍋に半分のジャムで大さじ1杯程度です。
※『このぐらいの鍋』の大きさがわからん説。

お砂糖がしっかり溶けて、いい感じにとろみがついたら火を止め
※冷えるとお砂糖が固まるので理想の硬さの1歩手前で止める

煮沸消毒した瓶にアツアツの状態で詰めて、しっかりフタをして逆さにして冷まします。
※出来る限り空気が入らないようにパンパンに詰めること。
※ジャムパン。
※↑言うてみたかっただけやん。

しっかり冷めたら、出来上がり。
※今日は『しっかり』多用DAY。
※毎月5日は『しっかり』多用DAY。か。

柑橘系ジャムの作り方。

柑橘系のジャムの注意点としては、今回のように苦味のある皮のもの

あるいは厚みのある皮のものは、基本煮こぼしが必要です。
※はっさく、グレープフルーツ、伊予柑等。
※皮の厚いものに関しては皮の内側の白いふあふあ部分も取り除きます
※新たな苦行を増やす。↑

そして、今回のすだちに関しては実部分と皮の両方を全て使いましたが、ものによっては皮の量は減らしても大丈夫な時もあります。
※仕上がりをゆるめにしたい時は皮は少なくする。
※少な過ぎるとゆるゆるになるので要注意。

基本、柑橘類はほぼ皮に香りがあるので、皮は香りの元ととろみ付けと思っておいてください。
※急に柑橘系皮の講習始まったで。

なぜそんなに偉そうに言えるかというと
※偉そうではないと思うけど。

今まで何度も失敗しているからです。
※失敗は成功の母。
※お母さん、生んでくれてありがとう。
※あなたがいるから今の私がいます。

失敗を重ねる事で、いわゆる“感覚”というものが身に付き
※お婆ちゃんの知恵袋的な。

この時はこうすればいい。この時はああすればいい。という臨機応変さとアレンジ力がつきます。
※アレンジできると自分好みのジャムが作れる。
※それがオリジナリティになる。
※最終イキって『コンフィチュール』とか言い出す。

コツを掴むポイントは、ズバリやってみなはれ。
※作ってみて初めてコツが掴めると思え。
※なさねばならぬ、何事も。
※↑スパルタの武士。

ジャムを瓶詰めにする時の殺菌方法について。

それから、ジャム瓶の煮沸消毒について

瓶は急な温度変化で割れたりヒビが入ったりするので、必ず水から火にかけ、鍋の底に布巾を敷いて必ず瓶が完全に浸るようにします
※特に冬は瓶が冷たくなっているので注意が必要。

沸騰させてから10分。

トングで取り出し、網?みたいなやつ?にキッチンペーパーを敷き
※自信ないんやったらやめとけ。

逆さにして冷まします。

フタは消毒液をかけ、瓶の隣にセットしておきます。
※いつでも一緒。
※仲良し親子。

と、ここまでは大体皆さん知っておられるかと思いますが
※長々と普通の情報を並べました。
※貴族の遊び。

実は、もうひとつの方法があります。

それは、ジャム瓶をオーブンで焼く。
※斬・・・新・・。

110度のオーブンで、20分ほど焼成。
※この時の『焼成』はちょっと違うと思う。

って教本に載っていました。
※目から鱗。みたいなコンタクト。
※ちなみに私は裸眼です。

なので私は、瓶の数に応じて煮沸とオーブンを使い分けています。
※大量生産の時はオーブンで消毒する。

このように、作り方の方法だけでも知っておくと、例えば使い道に困るぐらいの量のフルーツをいただいた時、すぐに『ヤッター!ジャムができるぞい☆』と思う事ができ、立派なコンフィチューラーになれます。
※何その生き物。↑
※新種の昆虫?
※だいぶ『タランチュラ』に引っ張られてるよね。それ。

今回はジャム初回にしてかなりハードル高めのレシピでしたが
※初回でやるやつじゃないやろ。
※挫折させたいんか。てなる。

お好きなフルーツでぜひ一度作ってみてください。
※普通はもっと簡単だからね。
※安心してね。

そして、色々試して失敗を重ね、立派なコンフィチューラーになってください。
※めっちゃ気に入ってるやん『コンフィチューラー』。

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