生アーモンド、そのまま使ったらどうなるのか問題。

製菓材料研究室
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レシピの『アーモンドはローストしておく』の意味。

アーモンドを使うレシピでよく見る『アーモンドはオーブンでローストしておく』の一節。
※レシピを“節”で読み解く新しい試み。↑

気になった事はありませんか?
※なんでローストするんやろ・・・。
※作ろうと思ったタイミングで事前にローストするんめっちゃめんどいねんけど。
※いっそ省いたろか。てなる。
※コラ。

そう。『ローストしておく』と書かれているからには、ローストする意味があるんです。
※そらそやろ。

となるとですよ?増々謎が深まりますよね?ローストする意味。
※ググれ。

今日は、そんな不安を解消すべく、アーモンドをローストしておく意味について

私なりに解釈して解説したいと思います。
※あなたの解釈はいいです。不安しかないので。
※ちゃんと調べるってば。

生アーモンドはそのまま食べると危険。

のその前に。
※コマーシャル。か。

市販されているアーモンドには『生アーモンド』と『ローストアーモンド』があります

ローストアーモンドはもちろん“ローストされた”アーモンド。
※それ以外にこの命名の意味があるなら教えてくれ。
※『素焼き』と呼ばれる事もあるよ。

だからそのまま食べてよし。
※アーモン教官。か。

問題は、『生アーモンド』。
※でしょうね。

実はこの“生”な部分が危険なのです。

生アーモンドは、『酵素抑制物質』という酵素を抑制する物質で覆われています。
※名前を分解するだけの簡単なお仕事。

その酵素抑制物質が人の身体に入ると、そのまま身体の酵素の働きまで抑制してしまいます。
※さっきから「酵素」と「抑制」と「物質」しか言うてない。

消化酵素の働きが抑制されると、そのまま消化不良に
※新しく「消化」が加わりました。

そして、消化不良が原因で膵臓に負担がかかる事も。
※「膵臓」も加わりましたが、名前をそのまま説明するだけのスタイルは変わっていません。
※このスタイルでどこまで賢そうに見せる事ができるか、楽しみです。
※その思考がすでに賢くない。↑

なので、生アーモンドは必ずローストしてから使ってください
※「めんどい」とか言うたアカンよ。
※めっちゃ、お前がな。↑

ただし、使う度にちまちまローストするんめんどいやん。と言って
※また「めんどい」。
※一体何やったらめんどくないん。

事前に大量の生アーモンドをローストしておくのはNG
※めんどくさがりさんに悲報。

自家製のローストアーモンドは油分が出て酸化しやすいため、賞味期限が短くなります
※残念、俺。

やっぱり使う分だけローストする。が正解です。

ちなみに、ローストアーモンドの作り方は、クッキングシートを敷いた天板にアーモンドを重ならないように乗せ、180℃で5~6分加熱。

ザックリ混ぜてさらに5~6分加熱。

焦げないように見張りながら、薄く焼き色がついて香りが出てきたら完成です。
※アーモンドの見張り番。↑

なら最初から『ローストアーモンド』買えばよくない?

って言うと思ったわ。
※↑友達おらんやろ。自分。

もちろんローストアーモンドでも大丈夫です。

でも、じゃあ何で『生アーモンド』として販売されているのか、逆に疑問やん。
※逆ギレ。か。

それは、生アーモンド(をローストしたてのもの)の方が香りがいいから。
※香ばしさが全然違うのよ。
※雲と泥の差ぐらい違うのよ。
※↑普通に『雲泥』でええやん。
※で、『雲』と『泥』比べるってどんな感性よ。

そのまま食べるだけならローストアーモンドが安全で手軽だけど

お菓子に入れてその味や香ばしさを楽しむなら、やっぱり生アーモンドをローストして使うのが一番美味しい。
※カリカリ食感も自家製ローストの方が上。

ちょっとめんどくさいけど、そのひと手間だけで安全性と美味しさがアップするので

その手間は省かないでくださいね。
※省こうとした第一人者。↑

ちなみに、今回はお菓子作りでよく使うアーモンドで説明しましたが

その他ナッツ類全般、今説明したのと同じ性質を持っているので、全生ナッツにローストは必須です。
※めんどくさがり気絶。

お菓子作りにはなるべく生アーモンドを使って、ローストしてから使いましょう。
※省いたらアカンで。
※↑誰が言うてるん。

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