お菓子をプロっぽく仕上げてくれる大切なお道具「粉糖ふり」。
まず、そもそも「粉糖ふり」って何やねん。という話ですが
※私が作った造語とかじゃないんやで。
※マジでそういう商品名やねんで。
※作りそうやけどな。私。
ケーキとか焼き菓子の仕上げに使う、粉糖をふりふりするやつです。
※商品名=使い方そのままのパターン。
※ダイレクトに伝わるパターン。
あれにもモノによって、一応クオリティというか、仕上がりが違うんですよ。
いやいや、そんな細かいところ、誰が気にするんですか?
※そもそもあなたそんな細かいところ気にしないタイプで売ってるじゃないですか?
と思ったそこのあなた!
※どこの誰!?
※↑あんたこそ誰?
神は細部に宿る。んですよ。
※↑カッコよく言い切りたかったけど最後に気遣いが出た時。
ふりかけられた粉糖の細かさで、仕上がりの繊細さが全然違ってくるんですよ。
※繊細さとは真逆の性格の人間が言うてます。
※でも作るお菓子は超繊細な人間です。
※どちらも愛して。
今回は、そんな仕上げの達人「粉糖ふり」を、100均のものと製菓用のもので比べて検証してみましょう。
製菓用「粉糖ふり」と100均の「粉糖ふり」の違い。
これはもう、みてもらったら早いパターンなので、ササっと違いを。
左が製菓用。右が100均。
※それみたことか感。
比べると製菓用は明らかに繊細。
※粉雪ですか?あるいはレミオロメンですか?
※心まで白く染めてくれるんですか?
※↑砂糖やで。心ベタつくで。
100均のものは製菓用に比べると、ちょっと粗め。
製菓用に比べると・・程度ですが、やはり粒感が少し出ます。
それもそのはず。
製菓用の網目と100均の網目が全然違うんです。
↑これが製菓用。
↑これが100均。
ストッキングと網タイツぐらい違う。
※もう100均のやつ網タイツにしか見えへん説。
この違いが、仕上がりに大きく影響するんです。
例えば、製菓用を使った例を見てみると
※粉糖の繊細さレベルを強調するケーキNo.1。ガトーショコラ。
※ちょっとだけ「ふる意味あるんか?」と思ってしまう飾り用粉糖。
こうなる。
こんな風にプロっぽく仕上げたいなら、やっぱり製菓用粉糖ふりが大活躍します。
※実際レシピのお仕事で使ったやつ。
とはいえ、100均の粉糖ふりも別の使い道で役に立ちます。
※粉糖ふりとしての生き方以外の新しい道。
それが、打粉用デビュー。
スコーンやクッキー生地にふりかける打粉は、100均ぐらいの粗さで丁度いいんです。
100均のものは、逆に「打粉用」として買うのもおすすめですよ。
製菓用粉糖ふりの代用品。
とはいえですよ。そんなに使用頻度が高くない場合、1000円以上する製菓用粉糖ふりがもったいないと思う方は
※出直しましょう。
※とか言わないのよ。
製菓用粉糖ふりに近い繊細さが出せる、茶こしがおすすめ。
※それは100均のもので全然OKよ。
かくいう私も、製菓用粉糖ふりは、仕上げに使う溶けない粉糖専用として使っていて
その他の「抹茶パウダー仕上げ」とか、ココアパウダー仕上げとか、健ちゃんパウダー仕上げの時は
※好っきゃなー。健ちゃんパウダー。
いちいち入れ替えが面倒なので、普通に茶こしを使います。
↑これとか普通に茶こしでふりかけてます。
※そんな事より美味しそう。
頻度が高くないうちは、100均の茶こしで代用しておきましょう。
そして使用頻度が高くなり、もっと繊細にピンポイントで粉糖をトッピングしたくなったら
※それはもうプロですよ。奥さん。
その時は、ぜひ製菓用粉糖ふりデビューしましょう。
※そしてお赤飯を炊こう。
ホントに些細な事ですが、ホントに仕上がりに違いが出ますので。
粉糖ふり、ナメてちゃダメですよ。
※砂糖だけに。ブンブン!
※最後BKBの〆。