作って欲しくはない“お蔵入り”ケーキを公開。
今回は新しい試みです。
ブログで公開するために作ったお菓子が、作って食べてみたら
「思てたんと違う!!!」
と思ったお菓子のレシピを公開します。
意味あるんでしょうか?
※多分、無いっぽい。w
でも、数少ない誰かの役には立つかもしれん。
※立たなくとも害はない。
そう思って公開します。
これから公開するレシピをそのまま実践するも自由
※おすすめはしません。w
それならこうすればいいんじゃない!?とアレンジするのも自由。
※あなたの本領発揮ですよ。
※↑軽くプレッシャーを与える。
こうするとこうなるのね。という参考文献的なものとして捉えていただければ
このケーキも浮かばれます。
面白半分でご覧あれ。
いちごのマーブルケーキのレシピ。(お蔵入り)
材料(18cmパウンド型 1台分)
- バター・・・100g
- グラニュー糖・・・80g
- 卵・・・100g
- 薄力粉・・・80g
- アーモンドプードル・・・20g
- ベーキングパウダー・・・3g
- いちごパウダー・・・3g
- いちごピューレ・・・30g
- 冷凍ミックスベリー・・・20g
いちごピューレは先日紹介した冷凍いちごから作ったものを使用。
冷凍ベリーは、今回いちごとレッドカラントを使いました。
下準備
・バターと卵は室温に戻しておく
・薄力粉、アーモンドトイプードル、ベーキングパウダー、いちごパウダーは合わせて軽く混ぜておく
※犬種混ざってるで。
※犬で笑い取るんやめて。
※↑ウケてもないし。
※もとい、アーモンドプードル。
・パウンド型に型紙を敷いておく
・オーブンの余熱は170℃に設定しておく
・最後の最後に「思てたんと違うっ!!!」と言う準備をしておく
※人間不思議なもんで、この準備できてるんとできてないのと全然違うからね。
※私は準備できてなかったから。みんなにはしておいて欲しい。
【手順】
①室温に戻したバターにグラニュー糖を加え、白っぽくなるまで撹拌する。
※結局お蔵入りですからね。
※白っぽくならなくてもいいですよ。別に。
※ふてくされるなよ。大人なのに。↑
② ①に卵を3〜4回に分け加え、その都度よく撹拌して乳化させる。
※分離してもいいですよ。所詮お蔵入りなので。
※こじらせお菓子屋おばさん。か。↑
③ ②に合わせておいた粉類をふるいながら加え、ゴムベラでさっくり混ぜる。
※そしてサクッと失敗する。ゆーて。
④粉っぽさがなくなってまとまった生地になったら、1/3程度を別のボウルに移し、いちごピューレと冷凍ベリーを加える。
※今この記事を書いている時点ではこの辺からやり直したい気分です。
よく混ぜてムラなく混ぜたらいちご生地の完成です。
⑤型紙を敷いたパウンド型に、③のプレーン生地と④のいちご生地を市松模様的に配置して詰めていく。
※2段に分けて上下は同じ生地が重ならないように。
※何言うてるかわからんやろ?ええねん。どうせお蔵入りやから。
ふてくされてるけどちゃんと説明すると、下の画像の赤枠がいちご生地。
それ以外がプレーン生地。
2段目は、1段目のプレーンの上にいちご生地、いちご生地の上にはプレーン生地を配置する。
※結局何言うてるかわからん説。↑
全ての生地を配置できたら、今までの苦労をかき消すように、小さいゴムベラで2周円を描く。
※頼む。嘘だと言ってくれ。あんなに丁寧に市松模様を作ったのに・・。
※→でも台無しに見えてこれでマーブルになるねん。
最後は両端が高くなるように、真ん中を窪ませて船型に整える。
⑥余熱しておいた170℃のオーブンで40分〜45分焼成する。
※ここまではテンション高め。
※「しめしめ・・。」とか思ってたわ。
焼き上がったら型から外して冷まし、ほんのり温かい程度まで冷めたらラップに包んで一晩置く。
※翌日「思てたんと違う!」となるとも知らずに。
仕上げにホワイトのコーティングチョコでデコレーションしてドライいちごを飾って出来上がり。
と思ったら
※見た目は可愛い。マジで。
※そらガッツポーズも出ますよ。
カットしてみたところ・・・
まず、マーブルの色の対比が薄い。
※あー。言われてみればマーブルかな。ぐらい。
※しかもピンボケ。
※踏んだり蹴ったり。
でもまぁ、ね。このぐらいは。ね。
※少し動揺はしています。↑
その後、試食してみたら
「思てたんと違うっ!!!」
※ここで出ました。思てたんと違う。
「いちごの風味がほとんど飛んでいる!」
※叫びに近い感想。
そう。こんなにいちごなのに。いちご風吹きまくってるのに。
味が、味だけがいちごでない。
※ベンベン。
それを除けば普通に美味しいケーキではあるんですよ。
でも、こんなにいちごっぽい見た目の割に、全然いちご味では無いのですよ。
※キツネにつままれたんか。
※ところで「つままれる」って何。
いや、わかってはいました。
いちごの香りが加熱で飛びやすい事ぐらいは。
だからピューレだけでなくいちごパウダーで補ったつもりで
そしたらいちごパウダーのおかげで色の対比が綺麗に出なかった
※プレーン生地がもっと白かったら色の差もハッキリ出てたと思う。
だけでなく予想以上にいちご風味まで飛んでいた。
という惨劇。
ショックを受けつつも、事前に「全然いちご味せぇへんねん。(泣」と伝えた上で
何人かに食べてもらったところ
「あー確かに。いちごと思えへんかったら普通に美味しいのは美味しいけどなー。」
と言われました。
※ですよね。
駄菓子菓子!
ひとりだけ、「いや、ちゃんといちごやったで?◯◯(←有名菓子店)のとこのいちごのお菓子もこれぐらいやったけどなー。」
と言ってくれた友人がいまして。
※めっちゃ鼻がきくのでしょうか。
※その鼻に、乾杯。
結局、予想以上にいちごではなかったものの、これはこんなもん。と思って受け入れてくれる人もいました。
※微量ではあるけどいちご味が全くない事もないのよ。
※ただ思ってた程ではなかっただけで。
だから、折れないで。
※てか作らないで。w
でもそれだけ「いちご味」ってめっちゃ難いんです。
※加熱すると色も香りも飛びやすい。
※思ってるのの3倍ぐらいで作らんと思い通りにはいかん説。
生菓子ならあんなに鮮やかに香り高く存在できるのに。
※フレッシュなら色も風味も見た目もパーフェクト。
これは、なんとか改良してリベンジしたい一品です。
このいちごケーキのいちご風味がどんなもんか?興味がある方のみ作ってみてください。
※その好奇心は応援します。
※でも仕上がりは保証しません。w
またひとつ、次のステップに上がるチャンスをもらいました。
※鬼の前向きさよ。
失敗は成功の母なり。
※お母ちゃん、堪忍して・・・。
出直して、もう一度チャレンジしたいと思います。
ちなみに、このブログをご覧のお菓子作り意識高い系の方の中で
一度作って失敗したお菓子や、その改良点がわからない場合、とか
これってこうやったらどうなるんでしょう?みたいな検証ネタとか
代わりに調べて欲しい事やご質問があれば、ぜひコメントください。お答えします。
私もわからない場合は、一緒に調べましょう。w
ひとりでモヤモヤせずに、勇気を振り絞ってCUIRE焼き菓子研究所へ
思いの丈をぶつけてくださいね。
※ぶつけられたらぶつけ返すけどな。w
※ウソです。できる限りでお答えします♡
※白々しい「♡」。