パウンドケーキ型の材質にはどんな種類がある?
ってゆーか、そもそもパウンドケーキ型の素材に種類なんてあるの!?
と恐れ慄いた(おののいた)型は、コチラの記事もご覧ください。
※「型」だけに。言うてな。
※もとい。方。
※ほんで「おののいた」ってそんな漢字書くんやね。
※いうて今後必要性を全く感じないんだけども。
そうです。(私が変なおじさんです。)「パウンドケーキ型」とひとことで言っても、ブリキ・ステンレス・アルタイト(アルスター)など、形は同じでも材質が違うものがあるんです。
私は、パウンドケーキ型にはブリキがおすすめ!と再三ブリブリ言うとったんですが
※誰がブリゴリラやねん。
※出世魚かよ。↑
ブリブリ言うからには、もちろん仕上がりに違いがあるんですよ。
「じゃあ!じゃあどんだけ違うのか!見せてみなよ!じゃあ!」
※「じゃあ」多めの人。
と思った方に、今回ブリキ製の高級型とステンレス製の100均型の違いを、パウンドケーキを作って検証してみました。
※シンプルに努力家か。↑
※そして「かた」の渋滞。
ひとまず続くかわからないから100均で買ったけど、本格的に作りたくなった型
※あ・・また「型」。
または、ここいらで本気のシュッとしたガチのプロ級パウンドケーキが作りたくなった中級者の方
※こっちは「方」。
どちら様にも参考になりますように。
※どっちの「かた」が好き?
※何の話。
「ブリキ製型」と「ステンレス製型」で作ったパウンドケーキの仕上がりの違い。
今回は、この2型で検証。
左がブリキ。右がステンレス。
※ステンレスは、みんな大好き100均商品です。
さて焼こかしら〜。と思ったら、ご覧のとおり高さも幅も若干違いました。
これはメーカーさんで違いがあるので、今回の型はこんだけ違うということで、仕上がりの形も違ってきます。
※それは材質の違いとは関係ないのでね。
それ以外の材料、焼成温度、焼成時間は全て同じ。というか同時に作りました。
※毎度毎度。
※この説明いる?
出来上がりを真上から見てみましょう。
痩せる前と後でしょうか。違います。左がブリキ、右がステンレスです。
ブリキの割れ目が少し長い印象です。
次に横から見てみましょう。
左がステンレス、右がブリッキーです。
※トリッキー。みたいに言う。
ブリキの方が高さが出ているように見えますが、そもそもブリキ型の方が高さがあってスリムなので、そこはご愛嬌。
※愛嬌はあってもなくても。
ただ、ブリキの方がなだらかでキレイな山型になっています。ね。
※念押しの「ね。」
別の角度から見てみましょう。
こう見たら、ブリキ型バチクソかっこいい。マジで。
※↑関西弁で「バチクソ」は「とっても」の最上級を意味します。
焼き色のムラも一目瞭然。
コチラはステンレス製。↓
撮影テクニックがない事をこんなに憎んだことはありません。ぐらいわかりづらい画像ですが、ステンレス型はポツポツとまだらに焼きむらが見られます。
※どうか伝わってくれ。
そして、膨らみとともに生地の立ち上がり方も部分的にまだら。
※まだらでおま。
※↑言うてみたかっただけ説。
※そんなことより型に沿って立ち上がった生地の高さが凸凹になってる。
対してブリキ型は、色むらがなく、焼き色がキレイ。
※そして実際は若干ブリキ型の方が焼き色が濃ゆい。
立ち上がりと膨らみもキレイ。
※山の頂点もちゃんと真ん中ツンとキテます。
※ここに来てまさかのマリック感。↑
なんというか、全体的に、キレイ。
※関西弁で男前を表す「シュっとしてる。」みたいな感じ。
カットしてみたところ・・・
ブリキ型。↓
全体的にキメ細かくギュっと詰まった印象。
そして、型に沿った焼き色の層がキレイにできています。
そして何より、断面がカッコいい。
※「美しい」を超えてもはやカッコいい。
対してステンレス型。↓
ブリキに比べるとキメは少し粗めで、気泡の数も多め。
※ギュっと感も低め。
ブリキに比べ、少し焼き色が薄いぶん、焼き色の層もちょっと頼りない感じ。
以上まとめて、これがどういうことかと申しますと、型の材質の違いで、生地の外から中心まで、しっかり熱が均一にムラなく到達しているか否か。がわかります。
※とか「わかってましたよ。」的な言い方してますが、私もこの実験をするまでここまでの違いが出ることを知りませんでした。
※わりとビビってます。
=ブリキの方が熱伝導が良い。ということですね。
※それは前から聞いてましたけどね。
※実際やってみると実際そうでした説。
パウンドケーキ型におすすめの材質と使い分け方。
ブリキ | ・キレイな山型 ・焼きムラなし ・均一に膨らむ ・キメ細かい生地 ・熱伝導◎ |
ステンレス | ・なだらかな山型 ・焼きムラあり ・少し粗めの生地 (気泡多め) ・冷菓向き ・熱伝導△ |
簡単な表にしてみましたが、トータル、やっぱりブリキがおすすめ。
※でしょうね。
並べて見比べてみるとその違いは明らかで、焼き色・焼きムラ・生地のきめ細かさ、全てにおいてブリキ型が理想のケーキの形になりました。
そして今回、型の形も重要。ということがよーくわかりました。
※そこ、盲点でした。
重さだけでみるとブリキの方が重いのですが、そのぶん形が安定して歪まない。
※衝撃にも強いよ。
どっしりした厚みもあるから、型離れもバツグン。
というワケで、選び方のポイントとして、材質だけでなく形や厚みも重要。
自分の理想の形や食感をイメージして、それに見合った材質・形・厚みを選びましょう。
ちなみに、もちろんステンレスでも十分に焼けますよ。
※あ、十分(10分)では焼けませんよ。
※↑今そんなんいらんねん。
やったことないけど、ちょっと作ってみよっかな♪ぐらいなら、100均ですぐ買えるし、作ってみてその出来栄えにはそこそこ感動することでしょう。
※そしてそれが私のレシピなら尚。ですね。ええ。
で・す・が・。
※最後の「・」いるんか。
もういっちょカッチョいいパウンドケーキが焼きたい!や、人から「プロみたい!」と言われたい!
を叶えるなら、やっぱり本格的なブリキ型がおすすめ。
少々お高いですが、使ったあともしっかりお手入れすれば傷むこともなく、もはや一生モノ。
逆に一生キレイなパウンドケーキが作れると思ったら、安いぐらい。
※え?なんて?
でも、せっかく買ったステンレス型がもったいなくて・・・という方に朗報です。
※捨てんでもええんやで。
※↑ステンだけに。
ステンレス製型は冷菓に使いましょう!
冷菓を作って冷蔵庫で冷やすときに最適なのは、ステンレスれす。
※シリコン型は取り出しやすさNo.1だけど、冷えにくいのでね。
サビに強いので水に長時間さらされても傷みにくく、使ったあとのお手入れも簡単。
オーブンを使わないレアチーズケーキとか、カッサータ(イタリアのアイスクリーム)などを作るとき、めちゃくちゃ重宝します。
冷たいお菓子はステンレスで、ケーキはブリキで、上手に使い分けて上手に作りましょう。
※「捨てん」と「ステン」のとこ、もう一回読んでな。
※ちょっと自信あってん。
パウンドケーキ型 Q&A のコーナー。
一部でややウケ。と囁かれているこのコーナー。
※↑ごく一部説。
今回はパウンドケーキ型についてのご質問に答えていきましょう。
(40代・女性)
Q:女性では珍しい、おしぼりで顔を拭くタイプです。
パウンドケーキ型の大きさはどう選べばいいですか?
最近はサイズも豊富なので迷ってしまいます。これさえ持っておけば間違いない!というサイズがあれば教えて欲しいです。
A:確かに。女性では珍しいタイプですね。でも、嫌いじゃないですよ。私は。
パウンドケーキ型のサイズについては、18cm(メーカーによっては17cm表記)のものを持っておけば、ひとまず間違い無いでしょう。
18cmサイズはパウンドケーキで最もメジャーなサイズなので、レシピも豊富です。一人分を2cm程度にカットすれば、8切分のケーキになります。
それがちょっと多いな・・・という場合は、18cmより小さいサイズで、少なければ20cm以上のサイズで焼くのがおすすめです。
ちなみに、大きい型で焼いたからといって、18cmで作ったケーキが単純に横に長くなるわけではなく、18cmのものより高さも幅も少し大きめになるので、ご注意くださいね。
※カットした1切れ分も大きくなるよ。
(20代・女性)
Q:ライフジャケットは普段着です。
ブリキ型を使用した後のお手入れに、何か特別な方法が必要ですか?私はいつも洗って自然乾燥させています。
その他、長く使うための注意点などあれば知りたいです。
A:海のアクティビティでも楽しんでおられるのかと思ったら、普段着だったんですね。
時代の先の先。ですね^^
ブリキ型はサビに弱いので、洗ったあとの自然乾燥は避けましょう。水洗いするなら、すぐに水気をしっかりと拭き取って、完全に乾燥させてください。型によっては水洗いせず乾拭きを推奨するものもあるので、その場合は水洗いも避けましょう。
お手入れ方法の詳細は、メーカーさんによって異なりますので、説明書をよく読んでから使ってくださいね。
ちなみに、モノによっては「空焼き」が必要な型もあります。その場合も、説明書をよく読んで、空焼きしてから使うようにしてください。
(年齢・性別非公開)
Q:IT系のペンギンです。
パウンドケーキ型を使った、パウンドケーキ以外のおすすめレシピがあれば教えて欲しいです。
A:あら珍しい!IT系のペンギンさん!ペンギンのおて手でタイピングは可能なのでしょうか?
パウンドケーキ型のパウンドケーキ以外の使い道としては、先ほどの冷菓(カッサータ・レアチーズケーキ・プリンなど)の他、焼き菓子ならテリーヌショコラやチーズテリーヌ、スポンジケーキやパンなども、意外とパウンド型で作れるんですよ!ネットで探せば詳しいレシピも出てくるので、どうぞお仕事の合間にでも詳細を調べてみてください。クラシルさんの参考リンクを貼っておきますね。^^
以上、リアル読者様からのご質問も、随時受け付けております。
※ペンギンじゃなくても可。
お気軽にご質問、お待ちしています。