小麦粉アレルギーに界に革命を起こした『米粉』とは?
「米粉とは?」と書いたものの、説明するとすれば「お米の粉末」で終わってしまうのですが
※一行で終わるやつ。
なかなかどうして、スゴいんです。米粉って。
米粉が登場した当初はホントに驚きました。
今まで小麦粉の代用として作られた粉類は、大抵美味しさが落ちてしまうものばかりだったから。
※美味しくないうえに色まで変わっちゃう始末。
※一生懸命作ってるねんで。そんな言い方ないやん。
※ゴメン。そして誰。↑
それが米粉の登場で、色んなお菓子がグルテンフリー化し、小麦粉アレルギーに対応できるようになり
小麦粉と変わらない美味しさを実現し、かつ『もっちり感』まで出してしまうのだから。
※親切が過ぎるぞ。
個人的にはアレルギーの対策になる意味以外に、やっぱりお米が主食の日本人の身体に合うのではないか?と睨んでいます。
※だからって何をしようってワケでもないけどな。
今日は、そんな『米粉』をピックアップして、使い方や小麦粉との違いについて
みんなで語りたいと思います。
※独りやろ。
米粉の使い方と小麦粉との違い。
使い方と言っても、特別作り方を変えるワケでもなく、本当に小麦粉と同量を米粉に置き変えるだけで
大抵のお菓子は米粉化できます。
※秒でグルテンフリー化できます。
とはいえ、やっぱりパウンドケーキ等の『小麦粉の香りを楽しむお菓子』に関しては
やっぱり小麦粉の方が美味しい。
※そらな。
なので、『小麦粉が主役ではないお菓子』に使うのが一番おススメ。
※そのお菓子における小麦粉の割合が低いもの。
例えばチーズケーキやシフォンケーキ。
※↑小麦粉が“つなぎ”として使われるお菓子。
それから、フレーバーが主役のお菓子にもおススメ。
例えばココア味のクッキーや紅茶味のスノーボール。
※↑小麦粉の香りよりフレーバーが勝つお菓子。
何を隠そう、米粉ってほぼ『無臭』なんです。
※袋に鼻突っ込んで嗅いでみ。
※↑他に方法あるやろ。
いい意味で、クセが無い。
※逆クセがスゴい。
これが、今までの小麦粉代用食材にできなかった技。
なので、小麦粉の香りより素材の香りを立たせたいお菓子に丁度いいのです。
見た目の違いで言うと、コチラ。↓
※左が米粉で右が薄力粉。
こう見えて粒子の大きさにそこまでの違いはないのですが、薄力粉は粒子と粒子がくっつくため
大きな塊になり、いわゆるダマになりやすい。
対して米粉は粒子同士がくっつかないので、サラッサラ。
※ティモテ。ぐらいサラッサラ。
※↑ある一定の世代にしかわからんやつ。
使う時は一応ふるい器でふるいながら入れますが、これって意味あるんでしょうか?
※こっちが聞きたい。
と思うぐらいサラッサラです。
※めっちゃ「サラッサラ」推しですが、それが特に功を奏する事はありません。
※悪しからず。
薄力粉同様白いので、色に影響する事もありません。
※むしろ米粉の方が白い説。
ただ、仕上がりに少し差があります。
冒頭にもお伝えしました、『米粉のお菓子の仕上がりもっちり説』です。
クッキー系ではあまり感じませんが、ケーキ系だと食べた時のもっちり感はわかりやすく出ます。
そのもっちり感は焼成前の状態でも出ていて、例えばシフォンケーキで卵黄液に米粉を加えた時、薄力粉には無い“粘り気”のようなものが出ます。
なので、薄力粉の代わりに使う時は、少し操作性が違うという事を覚えておきましょう。
※ここ、テストに出ません。
※出ぇへんのかい。
それから、その粘り気の影響か、シフォンケーキ等は膨らみが少し悪くなる傾向があります。
※あれ?ちょっと今日膨らみ悪くない?ってなる。
ほんの少しの差ですが、薄力粉の代わりに使った時は、膨らみは10%程度減ると覚悟しておきましょう。
※米粉に対する「覚悟」って何。
ただ、膨らみが減少しても食べた時のもっちり感やしっとり感でカバーできるので
個人的には膨らみが悪くなっても、もっちり感優先の時は米粉がいいと思います。
※めっちゃ膨らまないといけないという決まりがあるワケでもないのでね。
米粉の可能性∞。
そんな『薄力粉の代用』の枠をサラリと超えて来た米粉ですが、最近では普通にスーパーでも見かけるようになりました。
※得たな。市民権。
『製菓用』の米粉ももちろんありますが、ひとまずスーパーで気軽に買ってみて使ってみて
取り入れられそうなら、本格的に製菓材料店で大量仕入れする事をおススメします。
※同じ米粉でもいっぱい種類あるのでね。
※ブランド違いで仕上がりが違ってくるのも面白いよ。
※スーパーでよく見かけるnamisatoさんの米粉。↓
クッキー、シフォンケーキ他、パンケーキやクレープ生地、米粉パン、ドーナツ等など
米粉で作っても美味しいお菓子やパンは無限です。
小麦粉アレルギーでなくとも、その美味しさともっちり感は、ぜひ一度体験して欲しいところです☆