職人にとって、ホイッパーとは右腕です。
ボウル、ゴムベラときたら、次はもちろんホイッパー。
※なんか語呂が良かったので↑。
※そんな理由。
いやしかし、ホイッパーも超絶大事です。
ゴムベラに続く、効率アップアイテムです。
大きな樽のようなボウルで大量生産~!とかではない限り、そこまで大きなものは要りませんが
ハンドミキサーほど撹拌しなくていい時や、軽く混ぜたい時、逆に泡立てたくない時など
使い方と使い道は多岐にわたります。
※『多岐』って何。
ホイッパーなんて1本あれば充分じゃね?と思っているそこのあなた!
※指刺されてますよ。
※初対面なのに。
つんべこんべ言わず、一度使ってみてください。
※ナゼ訛った。
その使いやすさに驚くはず。
今日は焼き菓子職人が「絶対これがないと気分が乗らない!」と思うレギュラーホイッパー3本をご紹介します。
※いや気分の問題は今要らん。
※でも3本でいいって意外じゃない?
まだ1本しか持ってないよ~ん
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
※「よ~ん」。な。
焼き菓子職人おススメのホイッパー その①
まずは、いわゆる製菓用のベタなホイッパー。
※ベタ中のベタ。
※写真は9号の泡立て。
※全長270mm。
ハンドミキサーで撹拌するまでもない時、高速で泡立てる必要はないけど混ぜたい時
※フィナンシェやマドレーヌのような粉気の少ない生地なんかはハンドミキサーじゃなくてホイッパーで混ぜるよ。
このホイッパーが役に立ちます。
100均のホイッパーとの違いは、丈夫さと重さと泡立て部分の目の細かさ。
※針金の本数の多さ。
※これが多いと細かく泡立てられます。
※泡立て時間に差が出るポイント。↑
100均に限らず業務用以外の家庭用ホイッパーは、やはりここまで本数が多くないので
お菓子作り用にはやはりこの製菓用1本は持っておいた方が吉。
※末吉。
※持っておくと『吉』の意味すらわからんのにさらに『末吉』。
焼き菓子職人おススメのホイッパー その②
次に細ホイッパー。
※超極細。ってほどでもないけど。
※ホイッパーにしてはじかなりスリム。
これ、キッチン雑貨屋さんで見つけて何気に買ってみたのですが
超便利です。
※侮ってゴメン。
特徴は先端が大きく丸くない事。
※持ち手と同じぐらい泡立て部分までスリム。
あと、柄の長さが秀逸。
このぐらい先端が小さいと、いわゆる“ミニホイッパー”として
持ち手も短い事がほとんど。
でもこのホイッパーは先端の小ささと長さと丈夫さを兼ね備えたハイブリッドホイッパー。
※初めて聞くやろそんな単語。
※私も初めてやで。使うのん。
何に便利かと言うと、特に卵を切るように混ぜる時。
※ホイッパーなのに先端がスリムだから泡立たせず混ぜる事ができる。
これを入手するまではお箸で切っていました。
※全卵や卵白のコシを切る時。
確かに、お箸でも問題ありません。
※ないんかい。
でも、お箸って2本だし、それぐらいしか使い道ないし、見た目がなんだかなー
と思っていた所に、散らばらない、使い道多し、見た目良しのこの子がやって来て
※買ったんやけどね。自分で。迎えに行ったんやけどね。自分から。
細ホイッパーの真の素晴らしさを教えてくれたのです。
※細ホイッパーの伝道師。
この使いやすさを一度知ってしまえば、もう手放す事はできません。
※もう1本欲しいぐらい。
※洗い替えに。
※あるいはマラカスの代わりとして。
焼き菓子職人おススメのホイッパー その③
先程散々「100均に比べて・・・」と申しましたが
最後はゴリゴリの100均泡だて器です。
※だから言うたやん。
先程の細ホイッパーに比べ、柄は短く、先端は丸め、針金の本数は少な目。
先程とは違い、逆にこれが何に役立つかと言うと、粉と粉を混ぜる時!
薄力粉とアーモンドプードル、薄力粉とココアパウダー、薄力粉とベーキングパウダー、粉糖ときな粉
※とにかく粉と粉の交友関係を深めたい時。
など、ふるう前にざっくり混ぜておくものに関して
※事前に混ぜておかないとふるっても粉が偏る。
非常に役立ちます。
※粉混ぜ専用ホイッパー。
この場合のホイッパーは、柄は短い方が便利だし、先端は丸めが吉。
※今度は中吉。
※大吉どこで出るん。
全国のDAISOさんにて好評発売中です。
※全国かどうかは知らんけど。
※好評かどうかも知らんけど。
※私の中では超有名で超好評。
ホイッパー(泡だて器)のおススメ まとめ。
以上、手動ホイッパーのおススメを書きましたが
おススメというより、今はほぼこの3本しか使っていません。
※つまりこの3本で充分足りるという事。
ホイッパーに迷ったら、ベーシックなモノを1本
※ベタなやつはとりあえず買っておこう。
※長い物には巻かれよう。
後は用途に応じて吟味して、使い道が必ず見える物を買いましょう。
※サイズ違いで揃えたりしなくていい。
不便だな・・・と感じたら、その時初めて1本追加するぐらいの感覚で。
そのホイッパー達が、きっとお菓子作りの効率を上げ、あなたに幸せなホイッパー人生をプレゼントしてくれるでしょう。
※『ホイッパー人生』って何。