【検証】カヌレ型は銅型じゃないとカリカリにならないのか?問題。

製菓道具研究室
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カヌレ型はスチール製でもカリカリにできる!

カヌレ、流行ってますよね。専門店が次々とOPENして、これはもう・・私も作るしかないな・・・。
※どこから来る責任感。↑

と追い込まれたにも関わらず、カヌレの銅型めっちゃ高いんよ

躊躇ってゆーか、もはや震えますよね。1回作ってみたいだけで、今後作り続けるかわからんし、そもそも業者じゃないんやから専用型にそこまでお金かけられへん問題。が勃発すると思います。
※銅製のカヌレ型は、大きい物で1個分¥2000前後。
※5個作ろうと思ったら1万円以上する。
※↑カヌレ買った方が早くないか。の壁にぶち当たる説。

だからって、安いシリコン型で作って納得いかない出来だったら、それはそれで後悔する
※だから言うたやん。のやつ。

いや間ないんかい。と思ったその時!スチール製という手がありました

カヌレ型=銅製(買う勇気ないけど)。シリコン製で失敗するぐらいなら買わない方がマシ。

とばかり思っていた私に朗報。
※お前か。

いやいやいや。同じように思っていた方もいらっしゃるはず。

というワケで、スチール製の型で作ったカヌレはカリカリになったのか?

シリコン製の型で作ったものとどう違うのか?

を、実際作って検証してみました。

先に結果をお知らせすると、スチール製型で十分カリカリになるし、シリコン型とは雲泥の差だよ。という話です。
※言っちゃうんだね。結果。

カヌレを作ってみたいけど、お高い銅製型は勇気が要る・・・と思っていた方は、ぜひこのスチール製でその悩みを解消してください。
※それ、俺な。
※と同時に「これ、お前らの分な。」的要素を含む。

カヌレをスチール製型で作ってみた結果。

今回使用したのは、cotta ←さんで購入したカヌレ(大)6個取のスチール製型

出来栄えに違いが出てしまわないよう、cottaさんのおっしゃる通りのレシピで作らせていただきました。
※cottaの犬感。

正直、出来上がるまで疑ってました。
※ゴメンて。
※でも買ったから。半信半疑でも買ったから。

結果↓

やべぇ。めっちゃキレイにできた君。

外はカリカリ、中はもっちり。これをカヌレと言わず何をカヌレと言うのか。
※は?

カリカリ感は焼きたてだけじゃなく、完全に冷めた翌日でも変わらず。焼き色がまんべんなく付いて、波型もくっきり出ています。
※俺天才説。
※↑いや型のおかげやろう。
※でも完全にお店のやつ。あるいはそれ超え。

ちょっとマジで感動レベル。
※疑ってゴメンて。

というワケで、私はこれからの人生、業者以外のお菓子作り隊のみなさんには、全力でスチール製をおすすめします。
※業者さんにも使わせてよ。

スチール製とシリコン製のカヌレの違い。

とはいえですよ。実際シリコン製とどう違うのさ。見せてみろよ!と思った方に、その違いを比べてみました。
※その言い方は性格悪いぞ。
※そーゆーとこやぞ。

シリコン型はスチール製とほぼ同じ大きさのもので、生地の作り方と焼成温度・時間などは全く同じです。

結果。↓

左がシリコン製、右がスチール製。
※でしょうね。
※それ見た事か。感。

違いの歴然感たるや。

シリコン製は型が柔らかい分、生地が膨らんだ時に型が耐えきれず、くっきりした波形が出ません。

そして、焼き色もてっぺんが薄く、周り→底(焼成時には表面になる部分)に向かって濃くなってしまいました。
※つまり焼きムラが出る

カットしてみたところ↓

スチール製型にはまんべんなくキレイに“す”が入っているのに対し、シリコン製型は大きな気泡も見られ、“す”がまばらな印象。

生地のしまり方から見ても、シリコン製は上からの火が強く入り過ぎて、やはり焼きムラが出ています。

並べてみるとホントわかりやすいね。
※それやったの、俺な。

スチール製とシリコン製のカヌレの味・食感の違い。

※目をみはるほどの、赤。

その焼きムラと火の入り方で、食感や味はどう変わるのでしょう?
※それもやるよね。俺。

食べ比べた結果。↓

シリコン製スチール製
生地外:カリカリ
中:ぎっしり
外:むっちり
中:ふんわり
香りラム酒の香りが立っているラム酒と卵の香りがしっかりする
硬めのプリンのような優しい味香ばしさがプラスされた本格的な味
食感ふんわりめのもっちり
(軽め)
ギュっともっちり
(重め)

相対的に見てざっくり言うと、シリコン製は手作り感が出る優しいお味。スチール製はカヌレ特有の香ばしさがしっかり出た本格的なプロの味

といった印象でした。

ただ、食べ比べてみると・・・という話であって、決してシリコン製も失敗ではないと思います。
※それはそれで美味しいし、シリコン製単体で見てたら違いとかわからん説。

本当に趣味レベルで1回作ってみたい。ぐらいのノリだったらシリコン製でも十分アリかと。

ただし、シリコン製型も高い物だとスチール製と同じぐらいのお値段なので、価格もそんなに変わらないなら、絶対スチールがおすすめ。
※物によってはシリコン製の方が高いのもある。
※私が今回使ったのは巷で一番安いやつ。

逆にシリコン製をおすすめするのは、レンジ調理する時と、冷菓に使う時。とかかな。
※調べてみると手作りキャンドルとかにも使うらしい。
※なるほどな。
※やらんけどな。

手軽に作れるカヌレにおすすめの型は、絶対「スチール」。

いや〜。誰がって、私が一番感動してるよね。スチール製型で作ったカヌレに。
※俺天才。と思ったら型のおかげだった件。

スチール製型でここまで本格的なカヌレができるとは。
※お店の商品にできるレベル。

もはや銅型いらんのちゃうか。とさえ思う出来栄え。
※もっと本格的に作るなら銅ですよ。
※マジガチカヌレは銅ですよ。
※銅も要る時は要りますよ。

でも、手軽に時々作りたいな〜。程度なら、スチール一択です。

基本のプレーンが作れたら、ショコラとか、お店みたいに「たら〜り。」みたいなアイシングとかコーティングチョコでデコってアレンジするのもいいですね。
※そのうちやるよ。そのうち。

私はもう少しプレーンのレシピを我流でアレンジしたいと思います。
※失敗すればいい。↑

銅型は勇気いるけどシリコン製ってのもなんだかな〜。と思っている方に、これはぜひともおすすめしたい逸品です。

↓材料もまとめて買うならコチラが便利です。

お菓子・パン作りの総合サイト cotta(コッタ)
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