シーラーは家庭用か業務用か。

製菓道具研究室
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鮮度保持剤にはシーラーが必須。

※↑個人的にこのシュールが画像がジワるのですが。w
※読者さん達は一体何を見せられているのでしょうか。w

以前アップした鮮度保持剤に関する記事の中で、サラっと出てきた『シーラー』。
※知ってるよね、みんな。的な言い方で。
※知らん人の方が多いやろ。

鮮度保持剤を入れたガス袋を、空気が入らないように溶着する。それが、シーラー。
※挟んで熱でくっつけるシステム。

ガス袋に鮮度保持剤を入れて、セロテープをペロって貼って終わり。では元も子もありません。
※そんなお菓子屋さん見た事ないやろ。

その効果を最大限発揮するには、シーラーでみっちり溶着し、お菓子と鮮度保持剤(または乾燥剤)を密封しなくてはいけません。

今日は画像の通り、バカデカいシーラーと小さなクリップ型シーラーの両方を持っているわたくしが
※珍しい『シーラー』でマウント取ってくるヤツ。↑

その違いを詳しくご説明いたします。

業務用(卓上)シーラーの特徴。

現在私がお店の商品に使用しているのはこのインパルスのシーラー。
※堤下じゃない方の。

その大きさったら。
※大きさ比較として右下に計量スプーンがあるからそれと比べて大きさを楽しんで。

このタイプはなんと、幅40cmまでシールできます。
※幅40cmのお菓子ってどんな。

アトリエを構えた時、張り切って業務用(大きめ)を買ったら、こうなりました。
※『大は小を兼ねる』が失敗した例。
※届いてからビックリしたパターン。
※家具屋さんで見た大型家具が家に届いたら予想以上に大きかったやつと同じパターン。

でも、業務用だけあって、作りはしっかりしており、後に出てくるクリップ型よりはるかに信頼できる仕上がりになります。

使い方は、コンセントを差してタイマー調節後、ガス袋を置いてレバーを下げるだけで簡単に溶着できます。
※一番高温でも8秒。
※レバーを下げた時だけ電力が入る仕組み。

※奥行感。w

使い始めはヒーター線が温まっていないので、分厚いガス袋ならMAX(8秒)でも大丈夫ですが

連続で使ったり、ガス袋が薄い場合、MAXぶっ飛ばすと袋が溶けるので要注意。
※『溶着』の『着』が消える瞬間。

でもそのぐらいしっかり溶着してくれます。
※信頼と実績。

最初、本体重っ!と思いましたが、重さがあった方が安定するという事にしばらくして気付きました。
※敢えての重さ。
※その前に「デカっ!」もやけどな。

コンセントの近くに幅40cmのマシンが置ける余裕があるなら、超おすすめ。
※ちなみに外寸は55cmあるで。
※でも奥行は8cmやで。
※太ってるように見えて薄い。みたいな。

とはいえ、40cmは普通に要らないかな。とも思います。
※逆に幅40cmのお菓子作るか。

クリップ型(家庭用)シーラーの特徴。

対してクリップ型。
※急にちっこい。
※高低差で耳キーンのやつ。
※ちなみに100均でも売ってるもっとちっこいやつは『ハンディータイプ』。

幅20cmまで対応で、軽量かつスリムに収納可。
※業務用見てからこれ見たら「間ないんかい」」ってなる。
※ちなみに業務用で20cmのやつもあるよ。

こんな感じで挟んでボタンを押すと溶着されます。
※お手軽感がハンパない。

ただし、お手軽なだけあって、溶着感がちょっと頼りない感じがします。
※業務用比。

アトリエを構える前までは、家でイジイジこのシーラーで溶着していたのですが
※妖怪『独りぼっちシーラー』。

業務用を初めて使った時、その威力に感動しました。

でも、置き場所に困るとか、薄い袋専門の方にはクリップ型でも充分かと思います。
※薄い袋専門ってナニ。
※ちなみにガス袋の厚みはどのサイズもほぼ変わりませんが、マチ部分が広い袋はマチをたたむと分厚くなるのでそれなりの高温が必要。

あとは、自宅でポテチを頻繁に食べ残す方や、その他チャック付きじゃない材料等の封をする時には

これぐらいの手軽さが便利。
※すぐ使う時は輪ゴムレベルでいいけどね。

※めっちゃわかりにくい所に一応タイマーらしきものが付いています。
※使ってからしばらく気付けへんかったぐらい。

そして、何より業務用に買い替えたかったウィークポイントとしては

クリップ部分があたって袋を奥まで差し込めないところ。

とどのつまりが、浅くしか挟めません。
※クリップ部分があたらない幅3~4cmぐらいの袋なら大丈夫そうだけどね。
※めっちゃ限定されるよね。

おそらく他のメーカーさんでもそこは同じかと思うので、クリップ型は注意が必要。

本気で作るならやっぱり業務用。

2種使ってみた私の意見としては、やっぱり業務用(卓上型)がおすすめ。

ただし、業務用でもお菓子のパッキングだけなら、大きさは20cmでも充分かと思います。
※巨大フェチのお菓子屋さん以外。

そして、価格を比べてみると、意外とクリップ型もそこそこのお値段設定

というより、なんなら卓上型の方が安かったりします。
※どんな仕組み。

チャック付きポリ袋が手軽に買えるようになったり、使いさしクリップ(100均で売ってるプラスチックの袋留め)で充分な事が多くなり

クリップ型は需要が少ないのかもしれません。

いずれにせよ、“商品”としてお客様に提供するなら、やっぱり業務用がベストです。
※でも40cmは要らんよ。
※今のが壊れたら20cmのん買うよ。絶対。
※ちなみにクリップ型は家でポテチ用に使うよ。

同じメーカーの業務用(卓上型)の20cmタイプをしぶしぶ載せておきます。
※ちなみに私もこれ欲しいです。w

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