お菓子作りの重要アイテム “ハンドミキサー”。
焼き菓子職人であるわたくしの右腕、ハンドミキサー。
「先生?ハンドミキサーってどうやって選んだらよろしいのん?迷ってしゃーないんですわ。」
とよく相談されます。
※そんなアクの強い関西圏の相談者おらんよ。
でも確かに迷いますよね。ハンドミキサー。
生地の撹拌からホイップやメレンゲの泡立てまで、お菓子作りに絶対必要なアイテムです。
そこまで高価な物ではないけれど、買ってから後悔したくはない。
※買ってから後悔したくない物ベスト10入りするよね。
※それ以外のベスト9が何なのかと聞かれたら今ちょっと出て来えへんねんけどね。
毎回、そして長く使う物だからこそ、比較検討して選び抜いた物を使いたいですよね。
※ちなみに私がハンドミキサーを使わない日は、365日中5日ぐらいです。
※逆にその5日どんな日。
※↑内1日は元旦。
というワケで、私が使っているハンドミキサーと、その他お菓子作りにおすすめのハンドミキサーを
比較検討してみましょう。
※あなたの知らないハンドミキサーの世界。
お菓子作りにおすすめのハンドミキサー5選。
まずおすすめしたいのが、コチラ。↓
kinakoさんご愛用、テスコムのハンドミキサー。
※↑愛用者が無名のパターン。
※実際は【THM-272-W】ですが、生産が終わっているため新機種を載せています。
彼に出会ったのは、前の夫(ハンドミキサー)との折り合いが合わず(←壊れた)
新しい出会いを求めて家電量販店に行った時でした。
※普通に近所のエディオン。
出会った瞬間、ハっとしました。
※や、安い・・・。
私はその自分の勘を信じて、秒速で入籍(購入)。
※大人のお財布事情。
現在に至ります。
※みんな何を聞かされてんねん。
前のハンドミキサーが壊れて、何でもいいからとりあえずで買ったにも関わらず
使い勝手、パワー、収納のしやすさ等
どれをとっても悪いところが無く、この価格でこの性能であれば充分だと感じました。
価格は安め、スペックはこちら。↓
【テスコム ハンドミキサー THM-273】 ・本体寸法:高さ175mm×幅190mm×奥行き85mm(収納時) ・本体質量:830g(収納時:ビーター・ケース含む) ・消費電力:80W ・定格時間(連続使用可能時間):10分 ・機能:速度調節5段階切替 ・付属品:ビーター2本、収納ケース、コードクリップ
ビーター(羽部分)を付けたまま立てて置けるので、作業中に手を止める時に超便利。
ビーターを収納できるケース付きで、コードも巻き付けて収納できるところが、好き。
そして、ビーター部分が細いのもポイント。
この部分が平たいきしめんのような形のものもありますが、細い方が軽く、お手入れも簡単なのでおすすめ。
※突然駆り出される無関係のきしめん。
※ちなみにテスコムさんのは羽部分に芯が無いのも特徴。
そしてお菓子作り用として選ぶなら、最低でも5段階のスピード調整はほしいところ。
※最初は低速→高速で使う事が多い。
※シフォンケーキ等はメレンゲを高速で泡立てて、最後低速でキメを整えたりもする。
※5段階あれば微調整できるので便利。
その辺をふまえ、これでも充分だけど、欲を言えばこれもいいな・・・
というワガママボディにおすすめの他4選をご紹介します。
※ボディは関係ない。
今のハンドミキサーが壊れたら、これが欲しいナンバーワン。↓
シルバーがカッチョいい。
今のハンドミキサーの機能性で全く問題ないからこそ、あとは見た目のオシャレさのみ。
とはいえ今私が使っているものよりビーター部分が改良されているそうなので、そこは期待大です。
※ちなみにお値段は少し上がります。
価格は安め、スペックは先程の【THM-273】と同じ。
それから、多用途で使いたいならコチラ。↓
製菓材料店などでも取り扱われている本格派。
アタッチメントが付いているので、混ぜる・泡立てる・捏ねるがコレ1台で可能。
そしてハイパワーもウリ。
価格はお高め、スペックはコチラ。↓
【クイジナート スマートパワーハンドミキサープラス HM060】 ・電源:AC100V 50/60Hz ・消費電力:160W(スピード5) ・定格時間:30分*最低速度時(スピード1)は5分 ・回転数:(回/分):約650~1,350(無負荷時) ・製品重量:約1.1kg ・電源コード:約1.5m(有効長) ・サイズ:約幅95×奥210×高295mm ・材質:[本体] ABS樹脂:[ビーター/バルーンウィスク/ニーダー] ステンレス ※製品重量とサイズはビーター装着時
連続使用可能時間が『30分』は嬉しいけれど、そんな連続で使うの?と聞かれたらちょっと自信がない。w
でも、使い方を極めてムダなくその機能を使う事さえできれば、メニューの幅も広がるし
効率も上がるので、ハンドミキサーの機能性を極めたい方にはおすすめ。
あと、お値段もお安くはないので、形から入りたいセレブにもおすすめ。
※バレエ教室に入りたてでひらひらのチュールスカートを買うタイプの方。
同じ本格派でも、コチラは静音性がウリ。↓
意外と気になるのが、ハンドミキサーの音。
※わかるで。壁極薄の家に住んでた事あるからわかるで。
壁が極薄の家での製作、真夜中の突然の創作意欲
そんな時、静音性のあるハンドミキサーなら安心。
とはいえ、本体の静音性が高いのであって、ハンドミキサーとボウルがぶつかる音に関しては防ぎようがないので
その際はガラスかプラスティックのボウルの使用をおすすめします。
※ドラマティック。みたいに言う。
そしてもうひとつ注目したいのが、静音性もさることながら、脅威の【9段階変速】。
※逆にあと1段欲しかった。
※いや10段階はさすがに恐いわ。
※9段階でも使いこなせる気せえへんのに。
変速にこだわりがある方にはおすすめ。
※そんな人聞いた事ないけどな。
※おるかもしれんやん。奇跡的に。
価格はお高め、スペックはコチラ。↓
【キッチンエイド ハンドミキサー 9KHM928O】 ・本体寸法:幅8.8×奥行19.05×高さ16.35cm ・消費電力:85W ・重量:約1.2kg ・定格時間:10分 ・回転数:1300回/分 ・付属品:ダブルターボビーター,ワイヤーホイップ,ダブルドゥーフック,リキッドブレンダー,アタッチメント用収納袋,日本語説明書,国内保証書
それからそれから、「こんな便利なものがあったのね!?」と私も驚いたのがコチラ。↓
同じクイジナートでも、コードレスだよおっかさん。
※お母さん「?」。
作業台の近くにハンドミキサーが無い!という方にうってつけ。
※めっちゃ広い作業場のど真ん中に作業台があるパターン。
※そんな状況の方が珍しい。↑
作業の途中でダンベル体操をしたい時にもうってつけ。
※コードがあると持ち上げられないものね。
見た目もスタイリッシュ。
※↑関西では「シュ。っとしてはる。」と言います。
価格はお高め、スペックはコチラ。↓
【クイジナート コードレス充電式ハンドミキサー RHM-100J】 ・電源:AC/DCアダプター 100-240V 50/60Hz ・出力:DC5V 2A ・電池種類:リチウムイオン電池 ・充電時間:2時間 ・回転数(約)500-900回/分 ・定格時間:10分 ・コードの長さ:1.8m(有効長) ・付属品:充電コード、電源アダプター、ビーター、取説
2時間のフル充電で、稼働時間は30分。
※連続使用可能時間は10分。
30分と聞くと、ちょっと短い気もしますが、私の作るお菓子の中でハンドミキサーを連続使用するレシピでも7分が最長なので
稼働時間は30分でも充分かと思います。
※そない連続で使うもんでもない。
ただ、使いたい時に「しもた!充電するん忘れてた!」となったらおしまいなので、そこだけ要注意。
※充電待ちほど不毛な時間はない。
それからコチラはオマケで気になったやつ。↓
ビーターの形どないなってるん!?と釘付けになりました。
※新進気鋭の造形アーティストの新作。みたいな形じゃない?
※この形状で何が優れるの!?泡のキメ細かさ?それとも速さ?ねぇ教えてよ!
※てなった。
使った事ある方がいたら、ご一報ください。
お菓子作りにおすすめのハンドミキサー まとめ。
以上、お菓子作りにおすすめのハンドミキサー5選でしたが
選び方のコツとしては、“使い道に応じた機能性”を重要視すれば間違いないと思います。
お値段が高い方がいいというワケでもないし、安いからイマイチというワケでもなく
安くても自分の使い道に対して充分な機能性が備わっていればそれでいいし
高くて多機能で付属品がたくさん付いていても、その機能と付属品を使いこなせるだけの使い手の技術がなければムダになってしまいます。
※いつか使うかも。は永遠に使わない。
本当に泡立てと混ぜるだけならアタッチメント無しのシンプルなもので大丈夫。
プラス、音が気になるなら静音性の高いもの、コンセントの位置で使う場所が限られているならコードレス、パンも捏ねたいならアタッチメント付き
といった具合に、自分が実際使う機能を兼ね備えたハンドミキサーを選びましょう。
※ちなみに私は音も気にならないし、作業台のすぐ近くにコンセントはあるし、パン捏ねはホームベーカリーにやってもらうので必要ないです。
※↑人の気持ちがわからない人。みたいになってるけどね。
使っていくうちに新しい機能が欲しくなったら、その時その機能がついたものに買い直せばいいのです。
※古い方はサブで持っておけば役立つ時もあるしね。
※ちなみに私は2個持ってて、内1個が壊れた時サブがめっちゃ活躍しました。
迷うより慣れろ。です。
※それを言うなら『習うより慣れろ』。
この中から、あなたの右腕となる運命のハンドミキサーが見つかれば幸いです。