お菓子作りにおける洋酒の使い方とおすすめ3選。

製菓材料研究室
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レシピに出てくる『洋酒』ってハードル高くない?

お菓子のレシピにちょいちょい出てくる『洋酒』。
※よく出てくるのはキルシュとかラム酒。

その量が「5ml」とかの場合、そのためだけに買うのも面倒だし
※そんなちょぴっとのために?てなる。

小さいサイズが無いタイプの洋酒だと、大きな1瓶買うのもためらわれますよね。
※余ったらどないするん。てなる。

要は、「他のレシピでどうやって使ったらええのん?」ですよね。洋酒って。

そ・れ・が。

意外と用途が多いのです。この子。
※なんでも「この子」呼びするおばさんいがち説。
※その前に「そ・れ・が」のとこ絶妙にイラっとする。

今日は、みんなぶつかる“洋酒の壁”について、その解決策と押さえておきたいおすすめの洋酒を3本ご紹介します。
※「洋酒の壁」て何や。

お菓子作りで使う主な洋酒3選。

私が現在コレクションしている洋酒はコチラ。

なかなかの量。
※ちなみに私自身は下戸です。

少しの量であっても、それを使うお菓子を何度も繰り返し作っていれば、自ずと1本ぐらい軽く消費してしまいます。
※ラム酒とか人生で何本買ったかしれん。
※何度も言いますが、私は下戸です。
※しかも超下戸です。

とはいえどのお酒も同じぐらい使うかというと、そうでもなく

時々しか使わない洋酒ももちろんあります。
※そんなまんべんなくは無理やで。

でも、お酒は日持ちするので、少々期間が空いても大丈夫。
※お酒は待ってくれます。
※待機酒。
※↑あ?

というワケで、いただき物も含め、このような量になりました。
※今後も増えていく予定です。
※耳タコでしょうが、下戸です。
※世界でもまれに見る『下戸なのにお酒をコレクションする女』です。

主な用途としては、先日ご紹介したパウンドケーキの仕上げに打ったり

焼成前の生地に練り込んだり

生チョコやボンボンショコラの香りづけ

コンフィチュールの香りづけ

ドライフルーツの洋酒漬け
※「香りづけヅケ」と「洋酒漬けヅケ」かかってんねん。
※気付いた?なぁ気付いた?
※シンプルに、ウザい。↑

等など。本当に出番が多いのです。

これだけの種類があると、どのレシピにどのお酒を使うか?組み合わせを考えるのも楽しい。
※飲めないけど嗅げる。

とはいえ何から手を出せばいいのか迷うと思うので、今回は使う事が多い3種をご紹介したいと思います。
※kinakoセレクション。
※↑どこに需要あるねん。

左から、ブランデーラム酒グランマルニエ
※洋酒三銃士。
※真ん中のラム酒がいかにも三銃士っぽい。w
※ちなみにオシャレ袋の中にボトルが入ってます。

ブランデーはクセが無いので、本当にマルチ。

先程紹介した使い方のどれにでも使えます。
※ひとまず間違いないやつ。

パウンドケーキの仕上げに使う時は、焼成後すぐ、アツアツのうちに塗る事。
※底以外全部。

「ジュっ。」と音がするぐらい熱い状態で打てば、アルコール分は飛びます。

冷めてから打つとしみ込みにくくなるので、その意味でも必ずできたてホヤホヤで打ってください。
※量は18cmのパウンドケーキ1本で20mlぐらい。

他にブランデーを使った有名なお菓子といえば『サバラン』
※って言われてもピンと来えへんと思うけど。w

ケーキを焼いた後、ザバン!とブランデーの中にケーキをぶち込んで浸す
※「サバラン」だけに。
※頼む、一昨日来てくれ。

アクロバティックなお菓子です。

それから生チョコに入れてブランデー風味に仕上げると、オッサンが喜びます。
※オッサンを喜ばせたい時に便利。

お次にラム酒は、言わずと知れた『ラムレーズン』が代表的な使い方。

レーズンとの相性抜群。
※結婚したらいいのに。
※↑誰が得する希望なん。

それ以外のドライフルーツでも大体合います。

それと『モンブラン』ブランの部分。
※どの部分やねん。↑
※栗のとこ。
※モンブランは『モン』と『ブラン』で分かれてるとかないから。

マロンペーストにラム酒を加えると、一気にお店の味に近付きます。
※モンブランの味の決め手、実はラム酒説。

ホワイトラムとダークラムがありますが、焼き菓子に使うならコクの出るダークラムがおすすめ。
※写真のラム酒はいただきもののいいやつですが、通常はコレ使ってます。↓

最後にグランマルニエ

オレンジのお酒です。
※ボトルのビジュアルが好き。

これはチョコレートとの相性抜群。
※オランジェット発明した人天才。
※『明太フランス』ぐらいスゴい。

なので、チョコレート系のお菓子の香りづけは主にグランマルニエ。

オレンジを使ったお菓子にそのまま香りを足すのもおすすめの使い方。
※オレンジケーキの最後の仕上げに。とか。
※追いオレンジ。

私は時々柑橘系のコンフィチュールの香りづけにも使っています。

以上、最初はこの3本揃えておけば大体いけます。
※ザックリにも程があるぞオイ。

そこから、使い慣れたら他の洋酒も試してみると、どこまでも永遠にお菓子の幅が広がりますよ。
※お酒の数だけ広がるお菓子の世界。

焼き菓子と洋酒は相性がいい説。

デコレーションケーキ等のいわゆる生菓子の場合は、生地に色の影響が出るので

主に使われるのは“白く透明なお酒”。
※キルシュや白ワイン。

でも、焼き菓子は元々が茶色いので、色を気にする事がほぼありません。
※茶色に茶色を重ねるだけの話。
※ただし、チョコレートのお酒は茶色が過ぎるのでちょっと注意が必要。
※写真に写ってるゴディバのお酒は白濁の茶色。←ジャムに使うと濁るよ。

それをいい事に、じゃんじゃん色んな洋酒を試してお菓子の幅を広げましょう。

洋酒をプラスするだけでこんなにも風味が変わるのかっ!ときっと驚くはず。
※一気にお店の味になる。

イマイチ踏み切れないという方は、ぜひ先程の3本から始めてみてね。

楽しいよ、洋酒の世界。
※下戸ですけどね。相変わらず。

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