アマレッティってどんな味？
『アマレッティ』というお菓子をご存じですか？
※ヨーロッパの有名なお姫様の名前。とかではないですよ。
このアマレッティ、イタリアの伝統的なお菓子で、マカロンの原形とも言われています。
※『マカロン』と『アマレッティ』似ても似つかない説。
マカロンとの違いとしては、アマレッティの方がザクザク食感である。ということ。
※歯がないと食べられないお菓子。
※↑歯がなくても食べられる。の逆。
そ作り方はというと、『アマレッティ レシピ』で検索するとわかるのですが、“基本のアマレッティ”みたいなレシピがほぼなく、ものすんごい自由にアレンジされたアマレッティのレシピが出回っています。
※もうそれ原形とどめてないやん。って思うけどそもそも原型がわからん。
なので、これがアマレッティです！みたいなことは言えませんが、私のアマレッティはザクザクしてアーモンドの香りいっぱいの、それでいて最後は少し「ねっとり。」するようなお菓子。
ということでまとめさせてください。
※好きにすればいい。
レシピ自体もオリジナリティ溢れる内容となっているので、「そ、そうか！これがアマレッティなのか！」と過信しないように。
※責任逃れ。
※↑誰から。
「これが私のアマレッティ☆」的なノリで書いている事をご理解の上ご覧ください。
※理解してもらう程の事ちゃうやろ。
バター、小麦粉不使用。アマレッティのレシピ。
マカロンの原形という事なので、マカロンの作り方を参考に取り入れています。
マカロンは作った事あるよー。って方には赤子の手をひねるように簡単かと思います。
※ひねったるな。ひねり返すぞ。
アーモンドプードル『アマレット』はアーモンドの香りのような杏仁のお酒です。
※アーモンドなのに杏仁とはこれいかに。
講釈はさておき、めっちゃいい香りです。
※下戸の私でも「の、飲みたい・・・」となるようないい香り。
香り付けとして使っていますが、なくても作れますので。
※でもそれじゃ『アマレッティ』にならんよね。
※と思う方は自由に好きな名前で呼んでください。
※それもアマレッティの自由化。
下準備
・卵白は使う少し前に冷凍庫に入れ、縁が凍る程度に冷やしておく
・粉糖とアーモンドプードルは軽く混ぜ合わせておく
手順
①卵白にグラニュー糖を２～３回に分けて加え、ピン☆と角が立つまで泡立てる。
※ポイントは『☆』やで。
このぐらい。
※この時ほど工房の壁が黒で良かったと思った事はない。
②メレンゲに、合わせた粉糖とアーモンドプードルを振るい入れ、サックリ混ぜ合わせ、粉気がなくなる直前あたりでアマレットを加える。
※最初混ぜにくいけど頑張って。
③メレンゲの白い塊が見えなくなったら、ボウルに擦り付けるようにならす。
マカロンの工程『マカロナージュ』にインスパイアされていますが、マカロナージュほどやらなくていいです。
※逆にやり過ぎ注意。
※サー、サー、サー、サー。ぐらいでいいです。
④できた生地を丸口の口金を付けた絞り袋に詰める。
※丸口の口金は大きめがやりやすいです。
⑤台紙から５ｍｍ程度離した状態で真上から絞り出す。
※私はマカロンガイド付きシルパットを使用。
※大きさ揃えられるし、焼成後シルパンより剥がしやすいのでおススメ。
⑥絞った最後の「ツーン☆」となった所にアーモンドを乗せる。
※アーモンドが半分埋まるぐらいしっかりめに乗せる。
⑦１６０℃で１５～１６分焼成する。
※ほんの１分の違いで焼き色が変わるので、焼成時間は慎重に。
※焼きムラが出そうな場合は途中で天板の前後を返してください。
⑧焼けたら台紙から剥がさずそのまま冷ましたら、台紙から剥がして出来上がり♪
※焼成直後は柔らかいので絶対にさわらない事。
※シルパンでもいいですが、網目に生地が入り込んで剥がしにくいので要注意。
どうしたらザクザク軽いアマレッティになる？
冷めた頃、台紙から剥がしてちょっと味見すると、少しねっちりしています。
駄菓子菓子！
翌日以降食べてみると、パリッパリのザックザク。
※何のマジックやねん。
そう。焼きたては完全に失敗したかのように思えるアマレッティは、冷めて乾燥したとき初めて完成するお菓子なのです。
アマレッティをザクザク食感にするためには、しっかり焼いて→しっかり乾燥させることが最大のポイント。
※焼きたてすぐが美味しい焼き菓子じゃないのよ。
※冷めたらすぐ乾燥剤と一緒に密閉容器に入れよう。
肝心のお味はというと、上に乗せたアーモンドとアーモンドプードル、アーモンドの香りのするお酒のトリプルパンチで、もはやデカいアーモンドを食べているかのよう。
※それならアーモンドを食べればよくないか。
「アマレッティ」って言うからには実際アマレッティを加えていますが、少量だしそこまで香るワケでもないです。
※アーモンドの中にほんのりアマレッティ。ぐらい。
大好きな小麦粉は入っていませんが、私的に食感と香りが大好きなクッキーです。
逆に小麦粉不使用なので、小麦粉アレルギーの方にも楽しんでもらえるお菓子です。
※米粉以外でも食べれるクッキーあったで！
バター不使用で洗い物も楽。
※地味に助かる。
アマレッティを知っていた方でも、「こんな作り方もあるんやね～」と参考に、知らなかった方はぜひ作ってみて、初めてのアマレッティを堪能してみてください☆
※普通のクッキーとは全然違ってオモロいよー。
