続・マロン。
終わってませんよ。栗シリーズ。
※別の記事を挟んで再登場。やで。
今回は栗のシフォンケーキです。
※実は渋皮煮を使い切らないうちにマロン・グラッセを作るお仕事も入ったんよ。
※栗という栗に追われる人生。
今回は手作りのマロン・グラッセを使っていますが、もちろん渋皮煮でも全然大丈夫です。
※もはや栗なら何でもいい。
※とにかく栗を消費したい方向け。
マロンペーストも入れてます。
※マロンペーストの消費にもお役立てください。
※私達は栗を消費する同志だ。
最後ちょっとミスってますが、結果オーライです。
※栗が消費できれば少しのミスぐらいどって事ないわ。
では、レッツ☆栗田貫一。
※もはやクリカンに追われている気さえする。
栗香る「マロンシフォンケーキ」のレシピ。
栗の分比重が重くなるので、基本のレシピより卵を1個多く配合しています。
そしてマロン・グラッセ、マロンペーストを追加。
※↑マロン・グラッセまたは渋皮煮。ね。
香り付けに栗との相性抜群のラム酒も加えています。
それ以外は基本と同じです。
※「それ以外」が簡単じゃない時。
材料(18cmシフォン型1台分)
- 卵黄・・・4個分
- 素焚糖(A)・・・20g
※その他ブラウンシュガー等でも可。 - 太白ごま油・・・25g
- マロンペースト・・・50g
- ラム酒・・・大さじ1
- 水・・・25ml
- 薄力粉・・・70g
※今回は特宝笠を使用。 - マロン・グラッチェ・・・70g
※または栗の渋皮煮。
※それより「グラッチェ」のとこ気付いてくれた?
※↑ヒマか。 - 卵白・・・4個分
- 素焚糖(B)・・・50g
下準備
・卵白はボウルに入れて使うまで冷凍庫で冷やしておく。
・マロン・グラッセ(渋皮煮)は細かく刻んでおく。
・マロンペーストは室温に戻しておく。
・オーブンの余熱は170℃に設定しておく。
・「私は栗が好き。私は栗が好き。私は栗が好き。」と白目で唱える。
※↑栗に追われた人間の末路。
手順
①ボウルに卵黄と素焚糖(A)を入れ、すり混ぜる。
※この「(A)」は藤子不二雄A先生とは無関係です。
※バッファロー吾郎A先生とは少し関係あります。
※→無いやろ。
②早くもマロンペーストを加えまぜる。
※塊になりやすいので潰しながら混ぜよう。
③太白ごま油を加え混ぜ、乳化するまでよく混ぜる。
④薄力粉をふるいながら加え混ぜ、粉気がなくなったらマロン・グラッセを加える。
マロン・グラッセがまんべんなく混ざったら、濡れ布巾をかけて一旦視界から消す。
※もう嫌いなんか。栗。
⑤冷やしておいた卵白にひとつまみの素焚糖を加え、ハンドミキサーの高速で撹拌し、その後3回に分けて素焚糖を加え、最終的にツヤのある角の立ったメレンゲにする。
※角の先っちょが少しお辞儀する程度。
※詳しくは基本のシフォンケーキレシピを読もう。
⑥苦い思い出とともに、心の引き出しにしまっておいた工程④のマロン生地にメレンゲをひとすくい加え、しっかりなじむまで混ぜる。
※蘇る、栗。
⑦残りのメレンゲのボウルに⑥の生地を加え、ゴムベラで底からすくうようにさっくり混ぜる。
生地ができたら型に流し、片お箸で2〜3周ぐるっと混ぜて、型を台に1回強めに打ちつけたら、余熱しておいた170℃のオーブンで30分焼成する。
※ありそうで無い「片お箸」という日本語。
ちなみにここでしっかり型の底までぐるっと混ぜて、しっかり台に打ちつけておきましょう。
※その意味は後ほどわかります。
⑧焼き上がったらすぐに型を台に1回打ちつけて熱気を抜き、逆さまにして冷ます。
完全に冷めたら、型のまま冷蔵庫で一晩冷やす。
⑨型から外したら出来上がり・・・
と思ったら、型の底の角部分がズタボロだった時。
※工程⑦の注意喚起の謎がここで解けたでしょう。
※おそらく混ぜ足りなかったか、打ちつけ足りなかったか。
※あるいは栗が影響しているのかもしれません。
※でも今はもうこれ以上考えたくありません。
※栗ノイローゼ。↑
シフォンケーキの型外しが失敗した時の対処法。
というワケで、いい機会なので、シフォンケーキの型外しが失敗してこんな風にズタボロになった時
どうすれば誤魔化せるか?を考えよう。
※七転び十起きタイプ。
というか、カットすればほとんど気になりません。
※中は完璧に美しいのよ。
シフォンサンドにすれば、もはやズタボロ感が完全に消え、ただの美味しそうなケーキになります。
※何気にトッピングで渋皮煮を消費する。
「美味しそう」というか、実際美味しいんですけどね。
※追われていても美味しい。それが、栗。
ホールでどうにかしたい場合は、生クリームでデコればOK。
※生クリームの「とろ〜り」感を被せて誤魔化そう。
いずれにせよ、時々あたる栗の食感と栗の風味、しっとり感
全てにおいて美味しいので結果オーライです。
※美味しさはズタボロ感を超える。
レシピ本やネットでレシピを見ていると、ストン。と綺麗なシフォンケーキが
「これぞシフォンケーキ!」みたいに並んでますが
結局食べる時はカットするし、デコレーションでどうにでもなるし
販売する以外にあの綺麗な形はそんなに意味を持ちません。
※結果美味しければいいと思うのよ。
※↑なぜだろう。この人が言うと説得力が無いのは。
食べて美味しければ、そこまで形にこだわらなくたっていいのです。
※後付け感。
※そして言い訳感。
このシフォンケーキは、私にそれを教えてくれました。
※ドンマイ。俺。
これに懲りずにまた作ろうと思うほど美味しいレシピでした。
皆さんも、怯えずぜひ作ってみてください。
※みんなでズタボれば怖くない。
製菓材料と型はまとめてcotta ←がお得で便利です。