【レシピ】失敗しない!基本のシフォンケーキ。

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シフォンケーキに挫折したあなたへ。

シフォンケーキ、してますか?
※シフォンケーキのジャンルってセコムなん?

お菓子作りの中でも、割と難易度高めのお菓子ですね。

もしかしたら、一度失敗してから手をつけなくなってしまった・・・
※そしてもう二度と、彼女がシフォンを焼く事はなかった・・・。的な。
※そんな重い事件でしたっけ。

なんて方もいらっしゃるのでは。
※大丈夫。私も失敗しまくっています。

というワケで、今日は基本のシフォンケーキのレシピと、失敗しないコツ、あるいは「そもそもシフォンケーキの失敗ってなんやねん。」というところまで掘り下げて解説したいと思います。

これを見れば、再びあたながシフォンケーキを焼く日も近いと思います。
※甦れ!シフォンケーキへの情熱!
※↑その情熱、あっても人生に大きな影響はありませんよ。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

基本のシュワふわバニラシフォンケーキレシピ。

材料(17cmシフォン型1台)

下準備

・計量が終わったら卵白をボウルごと冷凍庫に入れ、使う直前まで冷やしておく
・オーブンの予熱は170℃に設定する
・失敗しても「成功するまで焼けばいいさ♪」と明るく前向きに振る舞う

使用型はコチラ。↓

手順

卵黄のボウルに、バニラペーストと素焚糖(A)を入れ、少し白っぽくなるまですり混ぜる。
※泡立てる必要はないよう。

※伝わってますかー?
※ちょっと白っぽくなってますよー。

①に太白ごま油を加え、しっかり乳化するまで混ぜる。

※伝わってますかー?
※しっかり乳化されてますよー。

②に牛乳を加え、ムラなく混ぜたら、薄力粉をふるいながら加え、ダマがなくなるまで混ぜる。
混ぜ終わったら濡れ布巾を被せて使うまでそっ。としておく。

※何!?伝わっていないですって!?
※そりゃあ大変だ!

冷凍庫から卵白を取り出し、ひとつまみの素焚糖を入れて撹拌する。

※縁が軽く凍り始めているぐらいが理想。

ハンドミキサーの高速で撹拌し、大きな泡状になったら素焚糖の1/3を加え、再び高速で攪拌する。

※1回目の砂糖投入目安。

泡が細かくミキティー状になったら、残りの素焚糖の半量を加え、再び高速で攪拌する。
※「ミキティーーー!!!」は庄司のやつ。
※もとい、ミルキー。

※2回目の砂糖投入目安。
※泡が細かいけど角も筋もつかない状態。

細かい泡がさらに細かくなり、筋が入るようになったら残りの素焚糖を全て入れ、さらに攪拌する。

※3回目の投入目安。
※筋はつくけど角は立たない状態。
※そこんとこの筋は通そう。
※↑今その話邪魔。

筋がクッキリしてきて全体にツヤがあり、混ぜた時にハンドミキサーが重く感じたら止め時
※一旦様子を見る。

※止め時の目安。
※ツヤが出て角が立って、角の先っちょがほんの少しご丁寧にお辞儀する程度
※これ以上泡立てると硬くなり過ぎる。

一旦休憩していた卵黄のボウルに、メレンゲの一部(ホイッパーでひとすくい程度)を加え、馴染むまで混ぜる。
※泡は潰れてもいい。
※むしろ潰すつもりで挑もう。

※卵黄と卵白の濃度を近づける事で、この後合わせる時に馴染みやすくなる。

ゴムベラに持ち替え、⑨と残りのメレンゲを手早く混ぜ合わせる。
※卵黄生地の方が重いので、メレンゲ生地のボウルに卵黄生地を流すこと
※混ぜる時はゴムベラを底からすくうように返し、メレンゲの塊がなくなるギリギリまで混ぜる。
※手早く、でも決して焦らないで。
※大丈夫。私がついてるから。

※本当は写真とか撮ってる場合じゃなく手早くやらないといけないけど、万が一失敗した時にそれのせいにできるから結果オーライ。

⑩を型に流したら、お箸で中心から外に向かって3周ぐらいクルクルする。
※『外』って言っても『野外』じゃないよ。
※おうちの中で完結するお菓子だからね。

※左利きと見せかけて右手でシャッター押してる右利きの人間。

親指で中の筒部分を押し、残りの4本指で型の縁を掴み、型を軽く持ち上げてテーブルに「ド。」と一発叩きつけて空気を抜いたら、予熱しておいたオーブン(170℃)で30分焼成する。
オーブンは途中で絶対開けない事。
※赤子泣いても扉開けるな。
※急激な温度変化でシフォンが萎みます。
※気持ちまで萎みます。

焼成が終わってオーブンから取り出したらすぐ、少し高い位置からテーブルに「トン。」と落とし、熱気を抜く。
※音、変わりましたね。
※軽くなったんだね。

秒速で逆さまにして完全に冷ます。
※はいそこもたもたしない!
※スパルタシフォン塾。↑

※こういう時、大体「瓶に刺して」と書かれていますが、普通に背の高いコップ等でも大丈夫なのよ。
※瓶、無い時あるもんね。

完全に冷めたら私はラップをして一晩冷蔵庫で冷やします。
※急いでる方は冷やさずそのまま型外してもええよ。
※シフォンケーキ急いでる人ってどんな人。

型外し。今回は包丁での外し方です。

まずは、包丁をぶっ刺します。
※言い方。

包丁を型側に沿わせながら型とケーキの隙間に包丁を差し込むのがポイント。
そのまま刃先を型側に沿わせながら削ぐように少しずつ包丁を進め、一周する。
※mm単位で少しずつね。

真ん中の筒部分は細っそい包丁があれば包丁でもいいですが、大半がそんな包丁無いと思うので、竹串を刺してゆっくり1周します。
※これも少しずつ少しずつ。
※まぁそう焦りなさんなって。

縁と中心が剥がし終わったら型から取り出す。

底はまず包丁を横向きで差し込む。この時も包丁の刃先は底側を削ぐようにあてる事。

その後、一度包丁を差し込んだ部分で包丁を縦に持ち替え、刃先が底側を削ぐように少しずつ1周する。

型ごと逆さまにしたらポロっとはずれたら出来上がり。
※とか言うといて実は真ん中の筒の部分外しミスってる。
※ギリギリ画像に写ってないからセーフ。

シフォンケーキを失敗なしで作るコツ。

~ホイップといちごを添えて~
※↑メニューみたいに書かんでええねん。

このシフォンケーキ、フォークを刺すと本当に「しゅわっ。」って音がします。
※この音、何例えよう?って思ったけど何ひとつ思い浮かばんかったわ。

そして、しっとりふわふわ。

失敗しないコツは・・・

  • 角の先端が少しお辞儀するぐらいの、硬過ぎないメレンゲ
  • 卵黄生地とメレンゲを合わせるときに混ぜ過ぎないこと
  • メレンゲができてから以降の作業は手早く
  • オーブンはしっかり予熱して、焼成し始めたらオーブンは開けないこと

とかかな。

※シフォンサンドにしてみたよ。
※シフォンテロ。
※あるいはシフォンハラスメント。
※シフォハラ。

とはいえ、一通り読んでいて、「あれ?からはみ出るぶわって膨らんでないけど大丈夫?失敗じゃないのん?」と思われた方もいるかと思います。
※そのご質問にはお答えしかねます。
※うそです。今からこんこんと説明します。
※面倒くさそう。↑

確かに、みんなの理想のシフォンケーキは、型からはみ出てぶわっとこんもり膨らむあの形。

ネットに溢れるシフォンケーキのレシピも、たくさん膨らませるための細かいポイントやテクニックがたくさん書かれてあります。
※どんだけ膨らませたいねん。てなる。
※それ膨らませるのに関係あるんか。みたいなコツも時々ある。w

ですが、私はしっかり膨らんでも、スカスカでカスカスの軽過ぎるシフォンケーキは好みではありません。
※空気食ってんのか。ってなる。

それよりも、しっかり目の詰まったしっとり系が好き。

※こんなサンドもあるよ~。
※ホイップの両サイドにいちごソースとブルーベリーソース。

さすがにめっちゃ焼き縮みしたとか、焼成時間とか温度を間違えて逆さまにひっくり返した瞬間ボト。って生地落ちてきたとか
※それウチやん。
※逆さにしたら生地の2/3ぐらい落ちてきたやん。
※ビビるやん。

明らかに“失敗”と思われるものは除きますが
※食べられないぐらいのやつね。

それ以外の『ぶわっと膨らまない』とか『気泡が粗い』等の細かい部分は、“失敗”ではなく好みの問題かと思います。
※シフォンケーキに定義とかないので。
※美味しければなんでもいいのよ。
※「お腹に入れば全部一緒。」の平野レミさんシステム。
※ちなみに私の母親はこのシフォンケーキを食べて「すっっっごい美味しい!!これってカステラ??」と言っておられました。
※名前なんて何でもいいのよ。

理想の形を追い求めて練習するのは悪い事ではないですが、まずはその理想のシフォンケーキが自分好みであるかどうか?

が大事だと私は思います。
※「大事」と「私」が近くにあると一瞬『仏』に見えるよね。
※→病院行け。

結局めっちゃ膨らんだとしても、スッカスカでパッサパサの好みではないシフォンケーキができたら、それは“成功”と呼べるのでしょうか?
※シフォンケーキの“成功”について問われていますよ。
※何の時間それ。

というワケで、私にとっての絶対成功するシフォンケーキのレシピはこれでした。

色々作り試して、型にとらわれず自分好みのシフォンケーキを見つけましょう。
※シフォン型だーけーにー。

その好みが、このレシピだったらとっても嬉しいです。
※それでも「ブワっ!」っと膨らませたいです。という頑固な方は、卵白を1個多めで作りましょう。
※その心意気、嫌いやないで。↑

基本が終わったら、ぜひアレンジシフォンにもチャレンジしてみてください。

それでも失敗したら、ぜひこちらの記事を参考に、また立ち上がってください。↓


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