製菓材料、どこで買うのか問題。
製菓材料の調達に、正解はありません。
※ないんかい。
どこで調達しようが、職人の自由です。
※何に反抗してるん。↑
が、製菓材料、あるいは製菓道具って、めっちゃ高いんです。
※製菓材料ばっかり見てて、たまにスーパーとかで調味料見たら「安っす。」てなる。
※コレがお菓子の材料やったらいいのに・・・。って思う。
※↑スーパーに何しに行ってんねん。
なので、その製菓材料が“一番安く手に入る所で買う”が正解。
※結局正解あんのかい。
例えばネットで買うと、特にチョコレートやバター等の冷蔵品はクール便の送料がプラスされるので、セールになっていたとしても、結局自力で買いに行った方が安くつく事もあります。
今回は、そんな製菓材料の買い出しに命をかける私が
※命かけるとこ間違ってるやろ。↑
普段どんな材料をどこで買っているか、明け透けに発表します。
※↑わざわざ明け透けにせんでも生きてるだけで明け透けな人間。
これから本気で製菓材料に向き合おうとしている方の参考になれば幸いです。
※製菓材料から目を逸らすな。
※↑高い材料はマジで目を逸らしたくなる説。
製菓材料の通販おすすめ2選。とその違いを徹底解説。
製菓材料の通販といえば、お菓子・パン作りの総合サイトcottaと、TOMIZ(富澤商店)オンラインショップ。
製菓材料通販の2強ですね。
どちらも製菓材料の豊富な品揃えはもちろん、レシピ、レシピ動画、材料やお菓子作りに関するコラムまで、製菓の事ならぜ〜んぶお・ま・か・せ♪的に網羅しています。
※cottaも富沢もそんなこと言うてません。↑
お菓子作り中級者以上の方なら、すでにどちらかを利用したことがあるのでは。
とはいえ、じゃあどっちがどうなの?となると思うので、ふたつの重要な違いをここで解説。
まずはcotta。「kinakoちゃん御用達の製菓材料店」で有名なcottaですが、富澤さんとの大きな違いは、ラッピング用品が可愛くて豊富なところ。
cottaオリジナルのラッピング用品も出していて、これがまた可愛いのよ。
※孫を見るような優しい目で。↑
ラッピング用品だけでなく、cottaオリジナルの材料や製菓型なんかも出していらっしゃいます。
※kinakoちゃんも愛用しています。
※↑だから影響力ないってば。
以前テレビCMなんかもうっていらっしゃいましたが、「cottaで揃えてお店ができちゃいます⭐︎」みたいなキャッチコピーの通り、材料・道具・資材まで、トータルで揃うところが便利。
一方、富澤商店さんの特徴は、実店舗を構えていらっしゃるところ。
我が大阪を中心とした近畿圏内には14店舗、主に百貨店などの大型施設に入っています。
※富澤商店店舗一覧はコチラ←。
あなたの近くに、いつも富澤商店。
※とか富澤さんは言うてません。
実店舗の何が良いって、買う前に実際手に取って見られるところ。
※実物見れるって大事。
あと、探していた物以外にも、実物を見て初めて知るお道具なんかも、実店舗で見つかることがあります。
※ヘェ〜こんなん売ってたんや!が見つかる、富澤商店。
※みたいなダサいキャッチコピーはついていません。↑
急遽必要になった材料がある場合も、配送を待たずして買いに行けるのでめっちゃ便利。
ただーし!うっかりついで買いしてしまうと、その他ECサイトとかで買うよりお高くつく商品もあったりするので、高価な商品は楽天とかAmazonとか、そのへんで調べてから買いましょう。
※足で稼ぐタイプ。
そしてcottaと富澤商店の送料の違い。
cottaの送料表はコチラ。↓
商品代金 | 通常送料 | クール便手数料 |
---|---|---|
0円~6,499円 | 660円 | 660円 |
6,500円以上 | 220円 | 220円 |
通常送料とは別で、期間限定の「¥6500以上送料無料キャンペーン」なんかもあるので、そのタイミングでまとめ買いするのがベストです。
※その時まで買う物リストにメモっておく。
対して富澤商店の送料は、¥5980以上で全国送料無料。
※クール便も無料やで。太っ腹。
¥5979までは、地域によって送料が変わりますが、¥610〜¥1980(←沖縄のみ)。
富澤さんも、期間限定で¥3980以上で送料¥300などのキャンペーンをやっているので、その時を狙い撃ち。
※「狙い目」じゃなくて?
どちらも製菓材料の通販としては便利ですが、自分が利用するならどちらが便利か?比較して選びましょう。
cottaさんが初めての方は、コチラ↓のバナーから会員登録すると3000ポイントもらえます。
製菓材料のリアル店舗おすすめ3選。
現在私の主な製菓材料入手ルートは、ネット型製菓材料店ほか、『プロ用食材の店』、『デカめのスーパー』、『KALDI・成城石井などの輸入食材店』の3カ所。
※『ネット型自動車保険』みたいなやつおったで。
製菓材料専門店で買うより安い物、あるいは送料を回避したい場合は実店舗を利用します。
業務系スーパー
業務系スーパーでは、大型スーパーでも取り扱っていない専門的な材料(クーベルチュールチョコレートや発酵バターなど)や、冷蔵・冷凍便でネットだと送料がかかりそうな物を主に購入。
普通のスーパーには置いていな業務用サイズの材料や資材なんかも買えて便利。
※生クリームが1ℓとかで売ってる。
※クリームチーズも1kgとかで売ってて、逆に小さいサイズは無い。
※L寸卵の10個入りが置いてあるのも近所ではここだけ。
主に飲食店の料理人さんが利用するようなお店なので、製菓材料として使える材料は2~3割程度ですが、やっぱり冷蔵品や冷凍品が送料無しで買えるのは本当に助かります。
※自力配送。
※ヒトネコヤマト。
あとは、百貨店に行ったついでに、富澤商店さんの実店舗にも必ず行きます。
※そして見るだけ見てネットで買うこともある。
※ショールームじゃないんだから。↑
大型スーパー
大手大型スーパーでは、少量でいい日持ちしない冷蔵品(生クリームやヨーグルト)を主に購入。
※我が工房は焼き菓子が主流で生クリームとかは少量でしか使わないのでスーパーのご家庭サイズが助かる。
グラニュー糖とかはちみつジャムなどもスーパーの方が品揃えが良くて安いんです。
あと、製菓材料コーナーは買うものがなくても2往復する。
※万引きGメン。か。
季節によって取り扱いがある物とない物。とか、新商品チェックも欠かしません。
※製菓材料Gメン。
野菜売り場のフルーツコーナーも必ずチェック。
季節のフルーツを知っておくことで、ジャム作りのヒントにします。
※単純に旬のフルーツがわかるのもいい。
※↑季節とか日にちとか曜日とか考えずに生きてる人。
※いちごが店頭に並んだら「あ、真冬到来・・」って気づく。
スイーツコーナーでは、その時の流行りのスイーツがわかるのも面白い。
そう考えると、スーパーってトータル面白い。
※食材のワンダーランドや〜⭐︎
輸入食材店
KALDI・成城石井・北野エースなど、輸入食材が豊富なお店も、実はお菓子作りに使えるものがいっぱいあるんです。
普通のスーパーに売っていない海外のジャムやチョコレート、珍しいスパイス、メイプルシロップなんかの、見たことないやつラインナップがすごい。
※食べてみないことには味が全くわからんのやど。
※そこはギャンブルでしかないねんけど。
あと、海外のお菓子の勉強にもなる。
※買って食べるのは勉強です。
※いいえ、勉強です。
※↑何に対する「いいえ」なん。
以上、スーパーを含むリアル店舗の良さは、配送を待たずしてすぐに買えるところと、思ってもみない材料に出会える事。
ネットだとどうしても必要な材料だけしか見てなくて、「マジこんなんあったん!?」みたいな材料って探さないと見つけられないんですよね。
でも、リアル店舗だと、通りすがりに目について「こ、これは・・製菓材料にもってこいの材料ではないのかっ!」みたいな新たな出会いがあるのです。
※驚き方古ない。
特にプロ用食材店の場合は、製菓材料としては売られていないけど、使いようによってはお菓子に使えて、さらにスーパーには売っていないような“ちょっと特殊な材料”みたいな物にも出会えるので、そこも楽しい。
※業務用の永遠になくなりそうにない長さのラップとか。
※高級クッキングシートとか。
※↑使うタイミングを教えてください。
※タピオカ粉とか使ってみたいけどそんないらんねん。ぐらい入ってるから買えない。とか。
たまーにビックリするぐらい簡単にお菓子が作れるHMのような材料が見つかったり、先日ご紹介したバイオレットや素焚糖みたいな、特に製菓材料として宣伝されてはないけど、実は製菓材料にもなるんだよ。みたいな材料も、実店舗なら見つかる。
スーパーや業務系スーパーはその時の流行りのお菓子が前面に押し出されており、『お菓子(または食)の情報発信地』として、行って並んでる商品を見るだけでも勉強になります。
※とんだ迷惑客だな。
以上を踏まえ、製菓材料をどこで買うかを迷ったら、まず大事なのは、どの材料がどこに売っていて、どれぐらいの値段なのかを把握しておく事。
※最近は大型スーパーでもそこそこマイナーな材料も置いてたりするから普段から下調べはきっちりしておこう。
そのためには、お菓子作りを意識したスーパー等の徘徊、オンラインショップの徘徊をおすすめします。
※スーパーからクレームが入ればいい。↑
※で、オンラインショップってどうやって徘徊するんですか。
結果、主にネット型製菓材料店を軸にして、リアル店舗で下調べとお勉強。がホントの正解。
※正解何個あんねん。
結局のところ、材料の安い高いはマメに調べてどこで買うのが一番お得かを把握し、それに応じて使い分けることが大事。
ネット通販を軸に利用するとして、リアル店舗は安いか高いか、または手軽さの他、知らなかった材料に出会える“情報源”のひとつとして利用するのが◎。
そのどれかに偏っていても視野が狭くなるし、視野が狭くなると作るお菓子も似たようなものになりがち。
製菓材料専門店、プロ用食材店、スーパーをまんべんなくリサーチして下調べしておく事で、新しいメニューやアイデアが見えてきます。
これを参考に、みなさんの新しいお菓子作りの世界が広がれば、とっても嬉しいです。
※「徘徊」を広めるんじゃない。