【検証】続・薄力粉の違いとお菓子の仕上がりの違い。

製菓材料研究室
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3種の薄力粉でマドレーヌを焼いてみた。

いよいよ、薄力粉違いでどのようにお菓子の違いが出るのか?

検証していきましょう。
※早よして。

薄力粉の味が出やすい、シンプルなマドレーヌで比較。

薄力粉以外の材料と作り方、焼成時間は全く同じです。

焼き色は特に違いが出ませんでした。
※エクリチュールだけめっちゃヘソ出てどうやったって横に寝るとこ以外の違いは無し。

断面比較。↓↓↓

エクリチュールが他2種に比べ、少し生地が粗目に見えます。
※気泡も気持ち多い。

粉の状態でエクリチュールは粒が粗めだったので

変に納得。
※素直に納得しなよ。

表面のカリっと感、あるいはしっとり感、硬さにほぼ違いはなく

エクリチュールが若干「縁の部分が硬いかな?」ぐらいでした。
※ちょっとだけパリっとしてた。
※↑スーツの銀行員か。

ただ、翌日以降バターが馴染むとそのカリカリもしっとりに変わるので

その際の違いは、やはりほぼ無しとする。
※ケンカ両成敗的な。

3種の薄力粉で作ったマドレーヌの違い。

食べ比べてみた感想はコチラ。↓↓↓

エクリチュール特宝笠ドルチェ
ふわっと食感
バターと小麦の香りが強い
カット面の香りも3種の中で一番高い
全体的にねっちりした食感
生地がギュっと詰まった感じ
ブラウンシュガーの香りが引き立つ
カット面の香りは弱め
ふわっと食感
クセがなくシンプルな味
後味があっさりしている
カット面の香りは弱め

私が主にエクリチュールを使用するのは、この小麦の香りが強いからなのですね。
※今自己分析。
※そして今気づいた感。

ですが、どのお菓子も小麦が引き立てばいいというわけではありません。
※そんな簡単な話じゃないのよ。
※小麦をナメるなよ。
※ホタテはナメてもええよ。

その他の材料を引き立てたい場合は小麦の香りは控えめ
※バター、バニラ、洋酒、スパイスその他香りの主軸となる材料を引き立てたい時は。

香りよりも食感を重視したい場合は食感重視の薄力粉

それぞれ使い分けてみるのが一番かと思います。

そのためには、自分が理想とする味に近づけるため、ひとまず小袋タイプの小麦粉を試しに試しまくり
※製菓材料店ではお試し用の小さいサイズも売ってるよ。

試行錯誤を重ねるしかありません。

小麦粉選びは結局“好み”の問題だったりする。

結局大切なのは、やはり“好み”。
※結局最後『お好みで。』って言われてまた路頭に迷うやつ。

作り手の好みがそのままそのお菓子の特徴になります
※種類の違うお菓子でも味の特徴は似てきます。
※それがそのお菓子のブランド(味)になる。

いわゆる“売れそうな商品”を作ろうとすると、どうしてもそこがブレがち。
※常に最先端の流行りの味を先取りするチカラがあるなら別ですが。
※↑急に鬼。

売れそうな商品の“平均的な味”を目指すより、自分が理想とする自分好みの味を追求する事で
※自分の中の正解を探す。

必ずその“味のファン”がついてくれます。
※味推し。
※↑ラーメン屋の名前みたいやね。

そのためには、自分のお菓子と他店のお菓子を食べ比べたり、とにかくたくさん試作してたくさん食べてみて

自分が何を重要視するのか?どこに向かいたいのか?を探し出し
※あんたがどこに向かってんねん。

そして己の理想の味を確立させ、それを踏まえて自分好みの薄力粉を見つける事が近道です。
※小麦粉の違いの話ってそんな厳しい話でしたっけ。
※ってゆーか全然近道じゃないっぽいけど。
※それより『己』のとこ。

今まで小麦粉にこだわりなんざねぇわ。と思っていた方や
※口が悪いぞ。

なんとなく雰囲気で使っていたという方は、ぜひこだわりを持って使ってみてください。

絶対に違いが出ます。
※違いがわかる女になれます。
※それより『雰囲気で小麦粉使う』って何。

どうかご自身のお好みの小麦粉が見つかりますように。

各種薄力粉の少量タイプも売ってます。
↓↓↓

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