【検証】市販の材料と製菓用材料で作るクッキーの違い。

製菓材料研究室
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市販の材料と製菓用材料でお菓子はどう変わるのか?

レシピの材料に“薄力粉”と書かれてあった場合、みなさんはどの薄力粉を使いますか?

まだ趣味の範囲で作っている方にしてみれば

え?どのって言われても・・・薄力粉なんて大体スーパーで売ってるアレじゃね?
※急にギャル。
※しかもヤマンバの方。

と思われるでしょう。

現在焼き菓子専門パティシエとして活躍する前の、ズブズブの素人の私もそう思っていました。
※誰がブスブスやねん。そこそこ可愛いわ。
※そして自分で『活躍』って言っちゃうとこな。

スーパーのアレならいつも家にあるしね。
※お料理もお菓子にもてんぷらにも。的な。

本気で美味しいお菓子を作るまでは、特別お菓子用にお高い薄力粉を買うという事はしていませんでした。
※この頃はまだ趣味の範囲だしね。

駄菓子菓子!
※お菓子屋だけに。

この薄力粉の違いで、味、食感、香り、全てが1ランク上がり

いわゆる『お店の味』になるのです。
※「お店みた~い♡」って言われる例のやつ。

本格的にお菓子を作るようになり、素材にこだわるようになってはじめて

その違いがわかるようになりました。
※違いがわかる男。
※いやゴリゴリの女。

その違いを共有し隊。
※隊員募集。

というワケで、スーパーで揃えた材料(以下:市販材料)と製菓専門店で揃えた製菓用材料

同じお菓子を同じ条件で作り、どんな違いが出るのか?を実際にお菓子を作って検証したいと思います。

チェケラ☆
※え。ダサ。

検証その①見た目の違い。

その違いをわかりやすくするため、同じ分量の材料、同じ製法、同じ焼成時間で試しています。

SAMPLEはクッキー。
※カタカナでよくね?
※↑復活したヤマンバ。

ただし、製菓用材料の方には薄力粉に10%分のアーモンドプードルを入れています
※反則感。
※でもいつもこれで作っているので。

そしてバターも市販材料には通常の無塩バター、製菓用材料には発酵バターを使っています。
※反則感➁。
※イエローカード。

結果はコチラ。↓↓↓

左:製菓用材料  右:市販材料

“CUIRE”と書かれた左側が製菓用材料、名無しの右がスーパーで揃えた市販材料。

若干ですが、右側(市販材料)の方が凸凹が多い、つまりキメが粗いという事がわかります。

それはそれで、可愛い気もします。
※どの子も可愛い。
※みんな違ってみんないい。

おそらく、薄力粉自体の粒の大きさが影響しているものと思われます。

検証その②断面の違い。

割ってみて断面を見てみましょう。↓↓↓

左:製菓用材料  右:市販材料

左が製菓用材料、右が市販材料。

右(市販材料)の方は気泡が多く、やはりキメの粗さが見えます。
※キメが粗いイジりがスゴい。
※くれぐれもどの子も可愛い。
※みんなクッキーでみんないい。
※は?

その分、クッキーに厚みが出る事がわかりました。
※気泡が多い分嵩張る。
※ちなみにどちらも5mmのアクリルルーラーで厚みを揃えて作っています。

左(製菓用材料)は気泡が少ない分“ぎっしり感”が出ています。
※その違いが食感の違いにつながります。

これは薄力粉の違いはもとより、アーモンドプードルの有無も影響しているかと思います。
※アーモンドプードルの役割としてはしっとり感やサクサク感、香り等。

検証その③味と食感の違い。

あくまで個人の感想ですが、食べた時の違いを表にしてみました。
※表にする意味。
※表にしたがりぃか。

製菓用材料市販材料
サクサク食感
・香りに奥行がある
・後味が長続きする
・甘味が後に来る
・翌日少ししっとりしている
ザクザク食感
・後味がサラっとしている
・香りあっさり
・後味もあっさり
・翌日少し硬くなっている

正直、大昔の自分のクッキーのおもひでしかなかったので
※それは『ぽろぽろ』で使うやつ。
※もとい、思い出。
※大昔の私のクッキーは硬くて粉臭かった。

もっと違いが出るかと思ったのですが、私の技術が上がった今
※いちいち自画自賛のめんどくささ。

思ったより違いが出ず驚きました
※自分の技術の向上に。
※↑できるだけ長く黙ってくれ。

私の技術以前に市販の薄力粉自体も製造技術が向上してクオリティが上がっているのだと思います。
※企業努力。
※そして技術向上のための私の努力。
※はいはい。わかったわかった。

何人かに食べてもらって意見を聞きましたが、全員「どちらかというとマーク入り(製菓用材料)の方が好みだけど、どちらも美味しい

という結果に。
※何作っても美味しくしちゃってゴメン。

ただやっぱり、『お店の味』という意味では製菓用材料の方が近い。
※そりゃそうだ。だってお店は製菓用材料使ってるんだもの。

そして、焼き菓子の大半はバターがまわった翌日以降がより美味しく味に奥行が出るのですが

市販材料の方は翌日以降香りも食感も落ちていく傾向にありました。
※香りが落ちていき、少しずつ硬さが増す。
※ただ、可愛い。
※可愛さは永遠に変わらない。

製菓用材料と市販材料の違いまとめ。

やはり、『お店みた~い♡』と言われるレベルまで上げるには、絶対に製菓用材料を使うべし。

ただし、技術向上のための練習として使えば、市販材料で作って美味しいものは

製菓用材料で作ってもなお美味しい事は間違いないので、市販材料を使って練習に使う分には充分アリ

かと思われます。
※そして最終的には可愛い。
※自分が作ったお菓子は全員可愛い。
※つまりはファミリー。
※ファミリーを売り物にすな。

ちなみに製菓材料専門店で買うとなると、ちょっとハードル高く感じるかもしれませんが

一度買ってしまえば、後は楽勝です。
※会員登録とか支払方法が面倒なだけ。
※市販材料よりちょっと割高やけど、その分美味しいお菓子ができる。
※あとは送料の壁ぐらい。

内容量が多い分、スーパー等で売っている小分け量を買うよりも割安になるものもあります。

あとは、品揃えの豊富さ。
※お菓子作りに使うものならなんでも売ってる。
※↑当たり前の事を堂々と言う。

まだ製菓用材料で作った事ないよ~ん

という方は、ぜひその違いを作りくらべ、食べ比べてみてください。
※「よ~ん」のとこな。

味がワンランクアップし、まるで自分がお菓子屋さんになったかのような気分が味わえますよ。
※周りの反応が違ってくる。
※「えー!売ったらいいのにー!」って言われます。
※→真に受けて売り出したヤツ。


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※少量買いもできますよー。


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