そうだ!ブール・ド・ネージュを作ろう!

タイトル『スノーボールクッキー』なのに、急に『ブール・ド・ネージュ』とか言うてゴメン。
※同じ意味よ。
※国によって呼び名が違うだけなんよ。
※『ルシアンクッキー』って呼ばれる事もあるよ。
※↑中に1個だけからしが入ってるやつじゃないよ。
スノーボールクッキーをCUIREでは『ブール・ド・ネージュ』と呼んでいます。
※おフランスではそう呼ばれてるからね。
※え?私ですか?純日本人です。
そんなスノーボールクッキー、実は完成まで4日かかります。
※いや素でビビらん?
※クッキーで4日かかるとかマジ意味わからん。
※って言いながら作ってます。
※結局真面目か。
4日かかるだけあって、CUIREでも大人気のお菓子です。
※私自身大好きで可愛くてたまりません。
※食べちゃいたい。←いや食べて。
※友達がこのお菓子好き過ぎて「1日3個まで。って決めてる。」って謎の食べ方を教えてくれました。
そもそもこのお菓子、スペインの伝統菓子『ポルボロン』がルーツと言われており
※いや更に意味がわからん。
CUIREでもポルボロンの作り方を参考にレシピを作りました。
お口に入れた瞬間、ホロホロっと消えてなくなるような食感は
確かに1日3個まで。と決めなければとめどなく食べてしまう美味しさ。
ちなみにその食感から、スペインではお口の中で溶けてなくなるまでに「ポルボロン・ポルボロン・ポルボロン」と頭の中で3回唱えられたら願いが叶う。と言われているそうです。
※流れ星的な。
※願う前に自分なりに努力しよう。
そのホロホロ感を出すのに、実に約1カ月はかかりました。
※そんなに長くない残念さと『約』の曖昧さが気になる。
苦労の末にできた、CUIRE自慢のクッキーです。
そんな、クッキー生地を丸めて焼いて粉糖をかけただけではない、真のスノーボールクッキーを作ってみましょう。
【レシピ】ブール・ド・ネージュ (スノーボールクッキー)

材料(約22個分)
- 薄力粉(エクリチュール)・・・70g
- アーモンドプードル・・・50g
- バター・・・60g
- 粉糖・・・35g
- バニラペースト・・・2g
- 塩・・・ひとつまみ
- 仕上げ用粉糖・・・適量
下準備
・バターは室温に戻しておく
・薄力粉を180℃のオーブンで20分焼き、冷ましておく。
え?焼くの?薄力粉を?
イエス。焼くのです。薄力粉を。それが、ブール・ド・ネージュ。
※じゃなくて、それがポルボロンです。
※何言うてるかわからんので後で説明しますね。
【手順】
- 室温に戻したバターに、粉糖とバニラペーストを加え、少しふぁっ。とするまで撹拌する。
※ふぁっ。と感伝わってますか? - 焼いて冷ました薄力粉とアーモンドプードルをふるい入れ、切るように混ぜる。
※もとい、斬るように。
※縦に縦に。そして縦に。
※かなりパラパラして混ぜにくいですが、婚期よく混ぜていくとまとまってきます。
※誰が遅れてる婚期。やねん。
※もとい、根気。 - ひとまとまりになったら、ラップで包み一晩寝かす。
※『ひとまとまり』とは言うものの、多少モロモロします。
※割とむりやりひとまとまりにする感じで大丈夫です。
※『ひとまとまり』の常識に囚われないで。 - 1粒7gになるように計量し、丸める。
※モロモロ続行のため非常に丸めにくいですが、心折れず頑張って。
※ちなみに夏はバターが柔らかくなるためまだ丸めやすいです。
※冬は要注意。
※どうしてもまとめにくい時はラップに包んでギュっ。とすると丸くまとまりやすいです。 - 形成したら冷蔵庫で一晩寝かせる。
※出ました。一晩寝かせるシリーズ。
※子守唄を歌ってあげると美味しいブール・ド・ネージュになります。
※ニワトリにクラッシック聴かせる的な。
※もちろんウソです。 - 天板に並べ、160℃のオーブンで22分焼成する。
※途中天板を回転させて焼きムラを防ぐ。
※そしてこの辺りから画像がなくなる。
※なんでや。 - 冷めたら乾燥剤と一緒にチャック付き袋に入れ、一晩おく。
※焼成した当日よりバターが馴染んだ翌日の方が粉糖がまんべんなくキレイに付きます。 - 乾燥剤を取り出し、クッキーが入った袋に粉糖を入れ、しっかりフタをしてシャカシャカする。
※シャカシャカポテトの要領で。 - 10分程おいたら更に粉糖を追加し、再びシャカシャカする。
※ジャンガジャンガ。でもええよ。
※アンガールズみたいになるけどな。
※一度目の粉糖はクッキーの油分で吸い取られてしまうので必ず少し時間をあけて二度まぶします。 - やっと出来上がり。
※マジやっとやで。


ブール・ド・ネージュレシピ まとめ。 ~手間暇が生む美味しさと繊細さ~
な。4日かかったやろ。
※なんでドヤ顔。
本当に手間暇かかってるんです。このお菓子。
そもそもポルボロンというクッキーは、薄力粉を焼く事で極限まで水分を飛ばし
カラカラの状態で作ってホロホロ食感を出すお菓子。
※カラカラからホロホロへ。
それをブール・ド・ネージュに取り入れています。
ですが、ブール・ド・ネージュと言っても、市販されているのはポリポリしたものからホロホロしたものまで色々。
※丸くて粉糖がかかってるただのクッキーじゃないって事よ。
※色々あんのよ。ブール・ド・ネージュ側にも。
このレシピで作ったCUIREのブール・ド・ネージュは、そのホロホロを追求し、ポルボロンから作り方のヒントを得た
究極のホロホロクッキーなのです。
※ホロホロのホロホロによるホロホロのためのクッキー。
※ホロッホー。は鳩。
確かに時間はかかります。
でもその分、食べた時の感動はひとしお。
※そらな。ってなる。
この感動をあなたにも、あげたい。
※あなたにも、チェルシー、あげたい。のやつ。
ちなみに、卵を使わないので、卵アレルギーの方にも喜ばれるお菓子です。
※なかなか無いからね。卵使わないお菓子。
このレシピを見ながら、手間と時間をかけてこの特別な食感と味を体験してもらうもよし
食べたいけれど作るのはめんどくさい、という方は
※ぜひめんどくさいと思って。
ぜひCUIREオンラインショップよりお買い求めください。