工房ができたら、ひとまず『今絶対必要な物』から揃えよう。
手作り焼き菓子を販売するまでの道のり④は コチラ←
さて、役者は揃った。
※場所、許可、修了証。
いざ販売!!!
とはいきません。
※ガーン&チーン。
箱(場所)はあっても、中身が無い。
※誰が人間的に中身無い。やねん。
※中身1mmの隙間もないぎゅーぎゅーやわ。
冷蔵庫、オーブン、作業台、量産するための新しいお道具、お道具を管理する棚、梱包設備・・・
ひとまず必要な物を考えただけでも、目が回る程のお金がかかります。
※実際目ぇ回ったで。
※地球ってこんな回ってたっけ。と思ったもん。
※↑それ目まいやで。
幸い、私の場合は工房を貸してくださった店長さんが、内装の一部としてある程度揃えてくれて
※それをお家賃として払っていくシステム。
細々した物を揃える程度で済みましたが、最初に見積もっていた額を上回る
というか、見積もりからほぼ外れていたため
※お道具とか持ってるし~。と思ってた。
※どうにかできるし~。と思ってた。
※↑ちょっとアホなんか。
予想以上の出費がありました。
なので、そんな私から一言、今から工房を作ろうと思っている方々に伝え隊。
※隊員募集。
『今絶対必要な物』だけ揃えてください。
あったらいいな♪とか、オシャレにした~い♡とか、そういうの
要りません。
※気持ちはわかるけど。
※それは今じゃないねん。
※それすると秒速で氏んでまうねん。
理想より目先の出費を考えて揃えてください。
※これだけはホンマに聞いて。
※これ以外にも聞いて欲しいけど。
※いつでも話聞いて欲しいけど。
※↑寂しがり屋さん。か。
冷蔵庫やオーブンは、とりあえず家庭用のもので大丈夫。
※いきなり大量生産とかしなければ。ね。
お道具も、商品化するお菓子が決まるまで買い足さなくて大丈夫です。
というのも、お金がかかるものが、その後も控えているから。
※震。
オンラインショップ作成費、商品デザイン作成費、賞味期限設定費、材料の仕入れ・・・。
※目に見えないお金がチビるぐらいかかる。
※今思えばどうやって払ったのか記憶が消えるぐらい払ったわ。
※多分消えた記憶の中でチビってたと思う。
手作り感満載でご近所さんに販売するぐらいならそこまで必要ありませんが
ちゃんとしたブランド菓子として販売したいのであれば、“商品化”するための出費も考えなければいけません。
※大丈夫。心折れないで。
※ビビらせるつもりはないねん。
※このブログに書かれてある通りにやれば大失敗は回避できるから。
※だから、泣かないで。(ハンカチをそっ。と差し出す。)
そして、綿密に計画を立てても、計画通りに行く事の方が少ないのです。
※思ってもない出費だらけ説。
※↑そしてまたビビらせる。(2枚目のハンカチを差し出す。)
なので、内装やこだわりやオシャレは、販売までこぎつけたその後。
夢は現実を見た後に見るものと心得ておきましょう。
工房ができた後にかかる費用って?
工房ができた時点で、どのぐらいお道具や家電等がすでに揃っているか、どこまでの規模にするか、にもよりますが
イチから買い揃えるとして、細々した物だけでもザックリ30万円は必要かと思います。
※小さめの規模で。
※大きめのどんぶり勘定やけどね。
※でも思ってる額の3割増しぐらいは必要と思っておいた方がいい。
そこから、今使っている物で買い足す必要が無い物、今必要じゃないから買わなくていい物を引き算して
最低必要額を計算してください。
※ちなみにオシャレグッズなんかはOPEN祝いとしてプレゼントしてもらえたりするので、チャンスがあればリクエストしましょう。
※↑一番ハードル高いアドバイス。
「〇〇万あるからそれに収まるように。」ではなく、予算関係なく極限まで切り詰める方が賢明です。
さもなくば、氏す。
ぐらいの気持ちで計画、予算を立てましょう。
※スパルタで嫌われたっていい。失敗して心折れてほしくないねん。
※夢を見させるのは簡単やけど、同じぐらい現実を見てもらう事も大事やねん。
※でも頑張って伝えるから最終的には嫌いにならんとってほしいねん。
※お願い、好きでいて。w
工房を作るのに一番必要なもの。
この後、このコーナーで綴られる“必要経費”が続々と発生しますが
※『続々』と『ゾクゾク』かかってんねん。
※だから何やねん。
ちゃんと計画を立てて、その計画に沿って行動すれば、必ずや行きたい場所にはたどり着けます。
※転んだりつまずいたり転倒したりはするけれど。
※↑何回コケるん。
氏ぬ事以外かすり傷。
※箕輪さん参照。
ぐらいの気持ちで、乗り越えて夢を叶える事だけに集中しましょう。
そして、経済的にだけではなく、精神的にも、支えてくれる人を今から探しておきましょう。
※すでにいるならもっと大事にして。
※それ、神様ですから。
私の場合、工房を貸してくれた店長のみならず、デザインを請け負ってくれた友人
商品写真をお友達価格で撮ってくれたカメラマンの友人
商品化するための費用を出資してくれた友人
様々な奇跡のような人達に助けられました。
それは、その分費用が抑えられたとか、経済的に助けられた意味だけでなく
一緒に頑張ってくれる仲間として、お金なんて比じゃないぐらいの心強さをもらったのです。
※ここ、テストに出ます。
この先、「誰か・・・助け・・・て・・」と思う場面に度々出くわします。
※うなされた自分の声で起きた事もあるよ☆
でも、仲間がいるから頑張れました。応援してもらえたから心折れずにやってこれました。
本当に届けたい(売りたい)ものがあるなら、叶えたい夢があるなら、設備投資も大事ですが
それ以上に工房を一緒に支えてくれる仲間を見つけ、そして何よりもその仲間を大事にしてください。
それが、独学でパティシエになり、手作りの焼き菓子を販売するまでの道のりの
一番の近道です。