いちごジャムは、底値の3月に作るべし。
ここ数年、いちごのクオリティが右肩上がりにギュンギュン上がっています。
※ピッチャーだったら完全に肩壊してる。ぐらい。
一昔前のような色の薄い、ちょっと青い部分がある酸っぱめのいちごなんて、もう滅多にお目にかかれません。
※逆に恋しい。
※あれはあれで美味しかった。
※練乳かけまくって「もうそれほぼ練乳やん。」てなるやつ。
今時のいちごは、真っ赤でしっかり甘酸っぱい。
※こないだ1粒100円ぐらいする大きないちごおすそ分けしてもらって食べたけどもう桃みたいやったわ。
※ほな桃食べとけ。
そして、お高い。
※高低差無いのに耳キーン!なる。
そんないちごも3月には底値になるので、その時がチャンスよ。
※年に一度のお祭りよ。
※さぁ踊ろう。
というワケで、今日はいちごジャムの作り方。
終始画力がスゴいけど、頑張って見てください。
※目を逸らさないで・・・。
柑橘類のように皮を剥く必要がないので、意外と簡単です。
底値いちごを見つけたら、ぜひ作ってみてね。
※いえ、経済的に余裕はあるので。という方は、底値じゃなくても作ってみてください。
※↑でもそんな言い方したら嫌われるからやめときや。
本当のいちごの味がする、いちごジャムレシピ。
材料 (140ml瓶11本分)
- いちご・・・1896g(8パック分 正味量)
- グラニュー糖・・・948g(いちごの50%量)
- レモン果汁・・・80ml(いちごの約8%量)
- ペクチン・・・6g(いちごの約0.3%量)
※『いちご1896g』が非現実的なので、いちごに対して( )内のグラニュー糖、レモン果汁、ペクチンを、実際のいちごの正味量で計算してください。
下準備
・2日に分けて作るので、グラニュー糖を1日目と2日目で半分ずつに分けておく。
・ペクチンは2日目に使うグラニュー糖と合わせ、ダマにならないようによく混ぜておく。
・レモン果汁(使うのは2日目)は、ポーションでも代用できますが、フレッシュの方が俄然美味しいです。
・ポーションを批判しているワケではありません。
※合わせる材料によってはポーションの方がいい時もある。
・それを踏まえて、レモンを絞って種等を除いておく。
・ジャム瓶は煮沸消毒しておく。
手順
①いちごは水洗いし、クッキングペーパー等でよく水分を拭き取ってから、ヘタ部分を切り取る。
※粒が大きい場合は半分程度にカットする。
※小粒いちごやったからヘタ取り苦行やったわ。
※多分300個ぐらいあった。
②鍋にいちご、グラニュー糖、いちご、グラニュー糖の順で重ねて入れていく。
③ ➁を中火にかけ、おたまで混ぜ続けながら、いちごがふっくら柔らかくなるまで煮る。
※煮いちご。
※↑煮あなご。みたいに言う。
④鍋を火からおろし、いちごをボウルに移して、冷めたら表面にぴったりラップをして冷蔵庫で一晩寝かせる。
※寝かせ屋。か。
⑤2日目。再びいちごを鍋に戻し、レモン果汁とペクチンを混ぜたグラニュー糖の半量を加え、火にかける。
⑥アクが出てくるので、丁寧に取り除く。
※いちごが高過ぎてアクすら取るのももったいなくなるけどそこは心を鬼にして。
※ちなみにアクが出続けるけど頑張って。
※永遠に出てくるんちゃうか。ってぐらい出るけど大丈夫。
※どんな辛い事でも終わりは来るから。
⑦いよいよアクが出なくなってきてとろみがつき、泡が大きく立ってきたら残りのグラニュー糖を加える。
※泡が『ブクブク』から『ムックリ。ムックリ。』に変わる時。
※大丈夫。実際作ってみたら意味わかるから。↑
※ちなみにこの時のいちごはまだその形をほぼ維持しています。
⑧さらに煮込んでいくといちごが崩れ出し、固形の粒が全体の2割程度になったら出来上がりの合図。
※こんぐらい。
※とろみもついてる状態。
※↑冷めると硬くなるので、理想の硬さの7割程度でとめておく事。
⑨火を止めたら、アツアツの状態で瓶にパンパンに詰め、蓋をして逆さまにして冷ます。
※アツアツ・パンパン。と覚えておこう。
※↑わざわざ覚えておく事でもない。
※美し過ぎるジャム達。
※値段の高さも吹き飛ぶ美しさ。
※おかげで少ない財産も吹き飛ぶけどな。
※↑今とんちとか要らんねん。
⑩完全に冷めたらできあがり☆
※しっかりアクを取ると、キレイな赤に仕上がります。
※そしてこの時思う・・・アク、取っといて良かったな。って。
※思っとけ。
美味しいいちごジャムには「フレッシュレモン」と「ペクチン」。
時間も手間もお金もかかりますが、だからこそ、そんじょそこらのいちごジャムより
1000倍は美味しいです。
※「そんじょそこら」に謝れ。
なぜなら余計なものが入っていないから。
※ジャムの半分はいちごでできています。
※お気に入りのバファリンシステム。
いや、実際のところ、市販のいちごジャムも美味しいですよ。
※大好きですよ。私も。
※↑急に媚び出す。
でもね、ピュアな手作りいちごジャムを食べると、やっぱり違うな・・・と思う美味しさなのです。
※真っ直ぐな味がする。
ヨーグルトに混ぜたり、クリームチーズに乗せてみたり、香りがいいから紅茶に入れていちご紅茶にしてもいい。
※炭酸水に入れても◎。
※↑全部貴族のいちご遊び。
でもやっぱり、トーストに乗せるのが一番。
いちごジャムトーストって、なんであんなに美味しいんでしょう?
※世界の7不思議のひとつちゃうか。と思う。
もはや感動の美味しさです。
ちなみに、先程のレモン果汁についてですが、レモンポーションは柑橘系ジャムに使うなら問題ないです。
※酸味がうまく融合してくれるので。
でも、今回のような酸味の種類が違うフルーツに使うなら、やっぱりフレッシュな絞りたてレモンがおススメ。
※柑橘系以外にポーション使うと酸味の角が立ってしまう。
※この解釈もポーション業界に角が立つけどね。↑
そして、いちごは「ペクチン」が少ないフルーツなので、ペクチンをプラスしてとろみをつけてあげましょう。
※あと入れペクチン。
※↑あと入れサクサク。か。
美味しい食材をどこまでも美味しく引き立てるには、最後まで手間もお金も惜しまず、とことん美味しくするのが私達の義務です。
※何を背負わされてるねん。
お高いですが、それなりに、いやそれ以上に感動する味に出会えます。
いちごの底値を見つけたら、ぜひに。