お菓子作りにおける『バニラ』いろいろ。とその使い方。

製菓材料研究室
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バニラビーンズだけじゃない。実は色々種類があった『バニラ』の世界。

お菓子レシピの常連、バニラビーンズ
※「また君か。」ぐらい出てくる。
※レシピ本の3ページに1回は出てくる。
※↑kinako調べ。

でも、なかなかリアル店舗では売ってないんですよね。実は。
※さすがの大型スーパーでも見た事ない。
※我が工房の近所のプロ用食材スーパーでやっとこ見つかる。ぐらい。
※あとは製菓材料店かネット。

そして、お高い
※貴族のバニラ遊び。か。

でも、諦めないで。バニラの香りづけには、バニラビーンズだけじゃないのです。
※久々のTEIJIN案件です。

バニラエッセンス、バニラオイル、バニラビーンズペースト、バニラエクストラクト、バニラビーンズエッセンス等など
※途中フィギュアスケートの技の名前みたいになってるけど違うよ。

バニラビーンズの代わりに使えて、さらにお財布に優しいバニラの子分がこの世には数々存在します。
※バニラビーンズ親分説。

今回は、あなたのまだ知らない『バニラ』の世界を一緒に探検しましょう。
※kinakina探検隊。
※↑あるある探検隊。みたいに言う。

バニラエッセンス・バニラオイル・バニラビーンズ・バニラビーンズペーストペースト それぞれの特徴と違い。

まずは、皆さんご存じの『バニラエッセンス』。

わたくしが小学生の頃は、これしかなかったんですよ。ホントに。
※ちなみにめっちゃ可愛い小学生でした。
※天パで色白で。
※近所のおばちゃまから「テンプルちゃん☆」という謎のあだ名を付けられていました。
※これはマジやで。↑w

そのぐらい昔からあるやつ。

材料に、シャッシャッシャっ!ぐらい入れれば、どんなお菓子もバニラ味に。
※「味」というか実際は「香り」やけどね。
※↑真面目か。

ただーし!バニラエッセンスは熱に弱く、バニラエッセンスを加えた後、火を通すとその香りが吹き飛びます。
※↑爆発でもしたんか。

なので、熱を加えないお菓子向き。
※ゼラチンで固めるタイプのプリンとかね。

そして、そのもう一段階レベルアップしたものがコチラ。↓

バニラオイル』。

一瞬バニラエッセンスと見間違えそうなビジュアルですが、お値段はバニラエッセンスの倍ほどします。
※実際間違えて買った事あんのよ。
※でもコレが普通のスーパーに並んでるのを発見した時はマジで感動した。
※小学生の頃の私に教えてあげたい。
※↑多分「え、あ、うん。」て答えると思うけど。
※ちなみに現代では他にも『アーモンドエッセンス』とか『ブランデーエッセンス』まで売ってんのよ。共立食品さんって。
※上がったよね。世間のお菓子作りリテラシー。

その違いはお値段だけではなく、先程のバニラエッセンスのウィークポイントである『熱に弱い』をカヴァーした、火を通しても香りが飛びにくい性質を持っています。
※それより「カヴァー」が気になる。

なので、バニラの香りは付けたいんだけど、バニラビーンズほど強くもなく、ビーンズのつぶつぶ感も無い方がいい時
※↑クッキーしか見当たらないのだが。

等に役立ちます。

それから聞き慣れない『バニラエクストラクト』。
※早口言葉みたいやね。

これは、バニラのさやを洋酒に漬け込んで、その香り成分を抽出したもの。

バニラの香り濃度は低めなので、エッセンスやオイルより多めに使いますが
※小さじレベルで使う。

洋酒の香りと合わせて使えるので、エッセンスやオイルとは一味違った香りが楽しめそうです。
※なんで「楽しめそう」なのかと言うと、使った事ないから。
※オイルで大体間に合うから。

※見た目こんなん。意外やろ。↓
※だからってどんなん想像してたとかはないけど。

そしてこのバニラエクストラクト、実は使った後のバニラのさやを洋酒に漬けて、自分で手作りできるんです。
※これはやった事ないけどな。
※でもやりたいとは思ってる。
※↑って思いながら1年ぐらい経つ説。

つぶつぶを取り出した後のさやを、ずーーーっともったいないと思っていたので、ぜひ今度試してみようと思います。

それから、言わずと知れた『バニラビーンズ』師匠。

※「GABAN(ギャバン)」見ると「宇宙刑事ギャバン」思い出せへん?

エッセンスもオイルも、このビーンズ師匠には敵いません。

切れめを入れてさやを開き、ほんのちょっとのつぶつぶを小さなナイフでちまちま取り出すという、なんとも手間がかかる作業を強いられますが、それでも、その香りの芳醇さは最強です。

そして、お値段も最強。
※その価格にひれ伏すほどに。

なので、ここぞという時は、バニラビーンズで。
※どこぞ。

使う機会が訪れたなら、つぶつぶを取り出した後にさやを、先程の『バニラエクストラクト』や『バニラシュガー』に再利用する事もお忘れなく。
※さもなくば『バニラのさや捨て警察』来るよ。
※ちなみにバニラシュガーはお砂糖が入った瓶にバニラのさやを入れておくだけ。
※簡単にバニラフレーバーのお砂糖ができるよ。

でもやっぱぴビーンズはお高い・・・

そしてつぶつぶ取り出すんめんどい・・・

と思っていたところ、登場したのが別の意味で最強のコチラ。↓

バニラビーンズペースト師匠。
※コンビか。
※バニラ ビーンズ&ペースト か。
※海原 千里・真理。みたいに言う。

バニラビーンズをペースト化する事で、さやから取り出す手間を省き、それでいて香りはしっかり、ビーンズ師匠特有の“つぶつぶ感”も出る
※オールマイティ・バニラやん。

さらに、さやタイプで必要量「1/3本」だった時の、「残りの2/3どないしたらええのん?」問題を吹き飛ばした救世主でもあります。
※『g』単位で使えるんだぜ。
※画期的。

本当にこの師匠が登場してから、バニラに対する面倒くささや小さなストレスが激減したのです。
※考えたん誰。
※食パンあげよ。
※食パンにバニラビーンズペースト塗って食べよし。

もうむっちゃ便利。

ただし、ビーンズ師匠とコンビなだけあって、お値段もそこそこします。

でも、お値段を凌駕するぐらい便利なので、納得して使ってます。
※とはいえ注文する時いつも緊張する。

安心して。少量もあるから。↓
※先言うて。

※でもお菓子作りで使ってると秒速で減るので、勇気いると思うけど大容量をおすすめします。

ニューフェイス。バニラビーンズエッセンスとその他エッセンスとの違い。

以上を書き終え、やっとバニラを制したと思ったそのとき!スーパーで「バニラビーンズエッセンス」なるものを発見。
※どこまでも続くバニラの道。
※↑ええ匂いしそうな道やね。言うて。

そもそも「バニラビーンズエッセンス」ってなんぞやって話なんですが、私が一番驚いています。
※いつものスーパーに突如現れたニューフェイス。
※聞いてないよー。のやつ。

パッケージをよくよく見てみると、「バニラビーンズ(粒)入り」の表記が。
※「(粒)」のとこ萌え。

ほうほうほう。わかったような、わからんような。
※どない。

とにかく買って、検証してみました。
※案ずるより検証するが易し。
※誰がやすきよやねん。
※↑きよっさんは無関係。

容器にふりかけてみると・・・

うほうほうほ。確かに粒が入ってますね。
※「うほ」はゴリラやろ。

でも、忘れてはならないのが、これが「バニラビーンズ “エッセンス” 」であるという事。

通常、バニラエッセンスとバニラオイルやバニラビーンズとの違としては、バニラエッセンスはバニラオイルやバニラビーンズに比べ、加熱すると香りが飛びやすい事が挙げられますが

その香りが飛びやすいバニラエッセンスに、加熱しても香りが飛びにくいバニラビーンズの粒が入っているとはこれいかに。
※なぞかけですか?
※ねずっち呼びましょうか?

製造主である共立食品さんで、このバニラビーンズエッセンスを調べてみたところ

バニラエッセンスにバニラビーンズを加えた粒入りエッセンス。ケーキやクッキーなどあらゆるお菓子の香り付けに。
[バニラビーンズ(粒)入り]です。

共立食品HPより引用

と書かれていました。
※やっぱり「(粒)」のとこ萌え。

読んだところで謎が消える事はなかったので、手持ちの液体バニラ2種と、ひとまず比べてみる事にしました。
※読んだ意味。

※透明な容器にはバニラエッセンスとバニラオイルが入っています。
※ホンマやって。信じて。

まずは、バニラエッセンスビーンズ

香りの強さは他の2種に比べ、中くらい
※☆2つあげよ。
※食パンも2つあげるわ。

匂ってみると、ちょっと科学的な?芳香剤のような?うまい表現が見つかりませんが、そんな香りがします。
※語彙力ゴメンて。

続いてバニラエッセンス

香りの強さは他の2種に比べ、弱。
※☆1つあげよう。
※食パンも1つやで。

どこかで匂った事のある、洋酒のような香り。
※アルコールが効いているのかな?

そしてバニラオイル

香りの強さは他の2種に比べ、強。
※☆3つあげよう。
※カレーパン2つあげよ。
※カレーパン>食パン。の基準がわからない時。

アロマオイルのような芳醇な香り。
※香りがこんもりしてる。

というワケで、kinako調べでは、香りの強さレベルが

バニラオイル → バニラビーンズエッセンス → バニラエッセンス

の順になりました。

が、これは火を通さない状態での検証なので、加熱した時の香りの飛びやすさに関しては少し変化するものと思われます。
※兵隊か。↑

私の想像では、やはり“エッセンス”である限り、バニラビーンズエッセンスは、加熱すると香りが飛びやすいのではないかと思われます。
※もう兵隊に寄せてますやん。

しかし、“ビーンズ(粒)”が入る事により、バニラエッセンスよりは香りが強く、「(粒)」が入って本格的な見栄えのお菓子に仕上げる事ができる。とも思っています。
※結局どうなん。

それでいてバニラビーンズより低価格を実現
※お財布に優しいバニラ的な。

私は「バニラエッセンスビーンズ」という謎の液体を、そう捉えました。
※バニラと向き合う女、kinako。

興味がある方は、ぜひスーパーの製菓材料売り場で探してみてください。
※製菓材料コーナーほぼ共立売り場説。

バニラは用途で使い分けよう。

以上、みなさんはこの内何種類を使った事がありましたか?
※それはほっといてくれ。

知らなかったバニラはありましたか?
※それもほっといてくれ。

確かにバニラビーンズ師匠は最強ですが、どんな時もバニラビーンズがベストかと言うと、そうではありません。

使うお菓子によって、香りの強さ(弱さ)、つぶつぶの有無、状態(液体か固形かペーストか欧米か)が合うかどうか?

それを上手に組み合わせて正しく選ぶのが、本物の『バニラ―』だと私は思います。
※『アムラー』みたいに言う。

みなさんもぜひ今一度、バニラについてもっと詳しく調べてみてください。

あなただけの新しいバニラが見つかるかもしれませんよ。
※↑どんなバニラよそれ。

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