メーカーによる抹茶の違い、発見。
『お菓子作り初心者でもアレンジしやすい〇〇パウダーの世界』の記事でも少し触れましたが
※↑タイトル長。
本当に抹茶って色んな種類があるんです。
市販品、製菓用ともに使い方はほぼ変わりませんが、先日いつもと違う種類の抹茶を使ったところ
お湯に溶かした時の状態がちょっと違ったので、メーカーによって結構使い方に違いがあるのでは?と思い立ち
実験してみました。
※実験、検証、学習を繰り返す人生。
※いつになったらアウトプットできるんや。
今後お菓子作りに抹茶を使う時のご参考になれば幸いです。
抹茶2種をお湯に溶かしてみた時の違い。
今回使ったのは2種類のお抹茶。
『ちょっといいやつ』と、『スーパーで買える一番安いやつ』。
言っておきますが、どちらもお抹茶として飲んだらそれぞれ美味しいです。
※前置きフォロー手厚い。
見た目はほぼ変わりません。
※スーパーのやつの方が若干色濃ゆいかな?ぐらい。
※途中でホンマにどっちがどっちかわからんくなって慌てて片方に印付けた。
※もっと自分の人生に慌ててくれ。↑
違いは、お湯に溶かした時。
ケーキやクッキーに使う場合はパウダー状のまま粉類に混ぜて使うので問題ないのですが
チョコレートやチーズケーキ、プリン等に直接抹茶のみを混ぜる時は
事前にお湯で溶かしておかないとダマになりやすいのです。
※ダマっとけ。
※↑『ダマ』を使ったダジャレを言いたいがために怒られた時。
だから、溶けやすさって意外と大事なんです。
では違いを見てみましょう。
種類の違うお抹茶を、同じ分量のお湯でといてみました。
※もちろんお抹茶も同じ量です。
※お抹茶小さじ1に対し小さじ2のお湯。
左がちょっといいやつ。右がスーパーでスーパー安いやつ。
※そこまで安くはない。
※お抹茶って基本高いので。
※↑なぜイキる。
右、完全ねんど化。
※欧米か。
混ぜれば混ぜるほどねんど化します。
※緑のねんど製造工場みたいになる。
この状態でお菓子に混ぜても、他の材料にみどりのねんどが混ざってるだけの状態になります。
※見た事無いぞそんな状態。
対して左はねんど化は免れましたが、若干のダマが見られます。
※混ぜても消えないダマ。
※塗り替えても消えない心の傷。的な。
※全然違う。190度違う。
※余分に10度回ったな。↑
ですが、このぐらいの緩さであれば充分に混ぜて使えます。
さらに同量のお湯を混ぜてみましょう。
※プラス小さじ1杯のお湯。
ねんどがようやくクリームに昇格しました。
※お母さん、今日はお赤飯だね。言うて。
※それでもねっとりはねっとり。
左は完全に溶けたゆるめのペースト状に。
※フォークで持ち上げると隙間から流れ落ちるぐらいのゆるさ。
※しっかり混ぜればダマもなくなった。
ここまで来ると違いがあまりないようにも思えますが、問題はお菓子のレシピにお抹茶が登場する時。
例えば「抹茶を大さじ1杯のお湯で溶いておきます」的な説明があった場合
これだけメーカーによって違いが出ると、ちょっとアレですよね。
※語彙力。
※もはや“語彙”レベルでもない。
なので、どちらがいいとかいう事ではなく
※みんな違ってみんないい。
※とか言うてるけどさっきお高い方の事「ちょっといいやつ。」て言うてたで。
※おダマり。
※↑今回の使い道は正解。
使っているお抹茶のクセを知って、レシピの湯量を鵜吞みにせず、リアルな現状を見て判断しましょう
※どのぐらいの状態で混ぜるのがベストかを自分で見極める。
という話です。
※生の声を参考にしよう。
※抹茶の生声ってなんかちょっと恐い。
今回の実験で、それが体感できました。
※あと、「おダマり」はまたどこかのタイミングで使いたいです。
※そんな気に入る程の価値あったんかそれ。↑
めんどうがって「ちょっとのダマぐらい・・・」と思っていると、最後に泣きを見るのは自分自身です。
※抹茶で人って泣くの?
※泣くほどではないけど後悔する事は多々ある。
※多々めんどうがってるな。コイツ。↑
※でもホント、仕上がりに大きく影響する事もあるのでね。
その他の違いアレやコレや。
ちなみに、この状態で味見してみたところ、味や食感にも違いがあって
ちょっといいやつの方は、苦味が強くお茶の香りも強い。
※緑茶っぽい味がする。
※緑茶の延長っぽい味。
※↑クオリティ高過ぎて逆に分かりづらい食レポ。か。
スーパー安いやつは苦味はほどほどで全体的にあっさりしてる印象。
※もう略して「スーパー安いやつ」になってもてるやん。
お口に残るザラつきは、スーパー安い方が粒子大きめ。
※基本どのお抹茶でもザラつきは残りますけどね。
※その粒子の大きい小さいはある。
最終的にどちらも大量のお湯に溶かしてお抹茶として飲んだら美味しい。
※さっき聞いたで。
という違いも見つかりました。
※最後何も違ってないで。
でもホント、どれがいいとか悪いとかは無いですよ。
※使い方さえ気を付ければどれでも美味しい。
ちなみのちなみに、製菓用で『クロレラ入り抹茶』というのがありますが
それだけはちょっと様子が違ってて、クロレラ入り抹茶は焼成しても色あせがあまりありません。
※普通は火を通すと色が若干落ちる。
※クロレラ入りは緑が緑のまま仕上がる。
※そんなに緑色を死守したいお菓子ってどんな。ってなるけどな。
なので、緑色を強調したい“焼き菓子”の時のみ、使ってみればいいと思う。
※なんで最後ちょっと突き放したん。
「スーパー安いやつ」等とふざけていますが、実際はスーパーでも全然安くはないお値段です。
※ふざけている場合じゃないお値段。
なので、一度買ったらちゃんとクセを見て、そのお抹茶に合った使い方で
しくよろ。
※最後ダっサ。
次にお抹茶レシピを作る時、ぜひ参考にしてみてください☆
今回使った『ちょっといいやつ』の方のお抹茶はコレ。↓