【検証】甘栗でブランデーマロンを作ってみた。

製菓材料研究室
※本ブログは、記事内に広告が含まれています。

甘栗でブランデーマロンは作れるのか?問題。

先日ご紹介した「ブランデーマロン」
※ブランデーロマン。の親戚。
※どんな夢見がち。↑

それを、どうにか甘栗で作る事ができないか?と、試行錯誤して作ってみました。
※私の人生全て「試行錯誤」説。
※「錯誤」多め説アリ。↑

結果から申し上げると・・・ドゥルドゥルドゥルドゥル・・・
※ドラム音な。
※ちょっと待ってな。

ドゥン!作れます
※溜めた割に「できませんでした。」はなかろう。

ただし、注意点あり。です。

ひとまず作り方だけご紹介しますね。

甘栗で作るブランデーマロンのレシピ。

材料

  • 甘栗(むき栗)・・・130g
  • 水・・・50ml
  • グラニュー糖・・・100g
  • ブランデー・・・30ml

【手順】

鍋にグラニュー糖と水を入れ火にかけ、グラニュー糖が溶けたら甘栗を投入し、シロップがムツムツするまで煮る。
※ディズニームツムツ。か。
※ちなみに当たり前に「ムツムツ」とか言うてるけど、要はシロップが煮詰まった状態。
※泡が「ブクブク」から「ムツムツ」に変わるんよ。いやマジで。

火を止めて大粗熱を取る。
※「大粗熱」は勝手に私が作った造語よ。
※粗熱の中でも最もアツい熱の事ね。
※アッチアチの状態。
※アッチアチやぞ。のやつ。
※↑それはカッチカチ。

大粗熱が取れたらブランデーを注いでシロップとよく混ぜる。

シロップが冷めた状態で混ぜると混ざりにくいので中粗熱状態ぐらいがベスト。
※粗熱を「大・中・小」で表現する唯一無二の芸術的センス。

冷めたらシロップごとタッパー等に移し、表面にピッタリラップして一晩浸けたら出来上がり。
※↑そこは「小粗熱」ではないのね。

できたけど条件アリ。ブランデーマロン。

他にも作り方をいくつか試しましたが、このレシピが一番美味しく本家に近い仕上がり。

ほぉ〜らごらん。やってやれない事などない。
※↑顔が腹立つ。
※顔は見えてないし腹立つ顔は生まれつきやろ。

と心でガッツポーズしましたが、ガッツがポーズできたのは

漬けて2日目まで。

それ以降は、甘栗がだんだん硬くなっていきます。
※毎日少しずつ硬くなってくるのよ。
※カッチカチやぞ。←これが正しい使い方。

日々ブランデーの香りは染み込んでいくのに、硬い。

「硬めの栗」と思い込もうとしたけど、限界に達する。
※気持ちの問題じゃないから。

というワケで、甘栗で作るブランデーマロンは、漬けて2日目以内に食べましょう
※短命マロン。

甘栗に火を通すと硬くなる理由。

いやー。ムズいわ。甘栗のブランデーマロン。
※これで試作3回目。
※2回目のやつなんてナッツか。ぐらい硬くなった。

入社したての会社の人間関係。ぐらいムズい。
※相当やん。それ。

でも、このレシピにせよ、失敗した2作にせよ、ケーキの材料に使うにせよ

どうも甘栗は “加熱”すると硬くなる傾向にある

栗の渋皮煮も、同じく「栗」なのに、どうして甘栗は加熱すると硬くなるのか・・

その答えは、Google先生が知っている。
※それ以外の答えもGoogle先生が全て知っていますけどね。

そもそも甘栗と栗の渋皮煮の違いはというと・・・

【甘栗】栗を焼いて皮を剥いたもの

【渋皮煮】皮を剥いた栗を煮て柔らかくしたもの

イェス。「焼いている」か「煮ている」かの大きな違いがありました。
※よく考えて。それぞれの使い方振り返ってみて。
※そらそうやわな。

この違いが、加熱した時に影響するんですね。
※焼いた栗をさらに焼いたら硬くなる。
※そらそうなるわな。

結果、甘栗は焼かないで仕上げよう!!!
※焼いた後の仕上げに使おう。

ね。という事で。
※おあとがよろしいようで。

甘栗は甘栗のまま食べるのがベストです。
※甘栗が使えないんじゃなくてそもそも使う(加工する)ものじゃない説。

ただし、ブランデーマロンは作って翌日までなら美味しいよ。
※一瞬の美味しさにそのロマンが詰まっている。
※それが、ブランデーロマン。
※↑上手に使えた時の満足感たるや。

明日どうしても食べたい。という時に、ぜひ。
※買った方が早い説。
※それを言っちゃおしまい説。

カテゴリー
製菓材料研究室
スポンサーリンク
シェアする
CUIRE 焼き菓子研究所

PAGE TOP