「シルパン」と「クッキングシート」の違いとは?
いつだったか・・・シルパンについて語った・・と・・思う・・。
※20年前ぐらいの記憶の雰囲気。↑
※調べたら10ヶ月前でした。
でも実際、シルパンとクッキングシートで焼いたお菓子の違いを、目の当たりにした事はありますか?
※急に変なテンションで問いかける。
私は目の当たりにしました。
※したのね。
ちょっと笑ってしまうぐらい違いが出たので、共有したいと思います。
※どこで笑ったらいいん。
「シルパン」と「クッキングシート」で焼いたクッキーの違い。
今回焼いたのは、ソフトクッキー。
※カントリーマアム的なアレです。
柔らかい生地で、焼くと広がるタイプの「広がり系クッキー」で試してます。
※そんな系統初めて聞いたぞ。おい。
焼いた時の広がり方、それによる厚み、硬さ等、シルパンとクッキングシートで顕著に違いが出たので、それぞれ見ていきましょう。
※「顕著」とか使ってちょっと緊張してます。
※↑ちょっとバカなん。
まずは広がり方。
↑シルパン。
※シルパン年季入ってますね。
※買い替えたのに古い方使っちゃいました。(照
↑クッキングシート。
シルパンクッキーがふっくらした感じなのに対して、クッキングシートクッキーはペチャっとした印象。
シートから剥がすと、裏側はそれぞれこうなっています。↓
ちょっと一部剥がれてますが、左はシルパンの網目がクッキリ出ています。
※通常のサブレなんかの時は、この網目が可愛いのよね。
※「網目が可愛い」って新感覚。↑
横から見たシルパン↓
クッキングシート↓
※ちなみに、同じ生地を同じ温度で同じ時間、同時に焼いています。
※「同じ」三段活用?
やっぱりクッキングシートクッキーはペチャっとしています。
原因としては、シルパンは網目に生地が引っかかって広がりにくく
※その代わり焼成後の生地がシートから剥がしにくい。
クッキングシートはシートの上で生地が滑るので、広がりやすい。
とはいえ、広がらない方がいいかというと、作るお菓子によっては広がる方が良かったりすることもあるので、広げたい時はクッキングシートを使いましょう。
※お菓子を広げ隊。
※隊員随時募集中。
そして、広がり方からの、厚み。↓
Yes。右がクッキングシート。
※でしょうね。
広がる分、厚みが薄くなります。
※でしょうね。(再
カットしてみると・・・
こうなります。
※でしょうね。(再々
この広がり方が、食感にどう影響するかと言うと、広がったクッキングシートクッキーは、縁の部分に火が通りやすく、縁がカリカリ。
※中はふんわり。
対してシルパンの方は、縁までふんわり。
※中もふんわり。
※どこまで行っても、ふんわり。
ですが、忘れてはならないシルパンの特徴として、「余分な油分が網目から落ちる」というのがあるので、余計な油分が落ちたシルパンクッキーは、クッキングシートクッキーに比べ「サクっ」と感があります。
※クッキングシートの方がいい意味で「ねっとり」してる。
これは、通常のクッキーだったらサクサク感が増していぃ〜感じ〜♪
※PUFFY。やで。
※「これが私の生きる道」やで。
※知らんかったら検索するんやで。
ですが、ソフトクッキーの場合は「ねっちり感」が欲しいので、ソフトクッキーにはクッキングシートの方が向いてるかな、と思います。
クッキングシートとシルパン違いまとめ。と、おすすめのシルパン。
結果を表にまとめてみました。
クッキングシート | シルパン | |
生地 | 広がりやすい | 広がりにくい |
厚み | 薄くなる | 厚みを保つ |
硬さ | 縁カリカリ | 縁までふんわり |
食感 | 少しねっとり感あり | サクっとしている |
今回のソフトクッキーに関しては、クッキングシートの方が理想の仕上がりになりました。
その他アイスボックスクッキーや型抜きクッキーなら、結果も少し違ってきます。
結局のところ、シルパン持ってるとなんでもかんでもシルパン一択、みたいになりがちなんですが、本当は作るお菓子によって使い分けるのが正解です。
※なんでか叱られた感。
※しょんぼりすな。↑
厚みを出したいのか?サクサクに仕上げたいのか?余分な油分は本当に必要ないのか?
※最後哲学みたいになったけど。
等、仕上げたい理想に近づけるにはどちらを使えばいいのかを考えて、上手に使い分けましょう。
おすすめのシルパンはcotta ←さんの。
マトファーに比べ、安くて見た目も可愛いのでおすすめです。
ECサイトでも買えますが、単品なら送料もかかるので、その他製菓材料もまとめて買うならやっぱりcotta ←がおすすめです。
※オーブンの天板のサイズに合わせて買ってね。