失敗から生まれた、「生シフォン」。
毎度えらそうに「シフォンケーキのレシピ♪」などとほざいている私ですが
※そんな言い方・・・
そんな私でも、失敗します。
※ガーン&チーン。
いつもと違う方法で型抜きしたら、こんな惨事に・・・。
※シンプルに、凹む。
型抜き方法がマズったのか?それとも生地自体に問題があったのか?
※ちょっと底上げしているようにも見える。
型外しの時に生地がちぎれたのか?それとも元々空洞ができていたのか?
作り方を振り返っても、問題は見つからず。
※原因不明。
※なワケない。
※絶対なにか間違ったに決まってる。
※知らんけど。
※てかわからんけど。
こんな時、あなたならどうする?
※お好みでいしだあゆみのBGMをバックに流してください。
ちなみに、ちぎれた生地食べたら生焼けでもないし、めっちゃ美味しいんよ。
そんな時。私なら、生シフォンにする。
※転んでも泣き寝入りどころか大爆笑で立ち上がるタイプ。
開いた穴を、ちぎれた角を、そのウィークポイントを
※ただの失敗やろ。
生シフォンならカヴァーできる!
※「ヴァー」のとこうるさい。↑
というワケで、シフォンケーキの型抜きを失敗して、泣き崩れた方に
※私がそっ。と肩に手を置きます。
泣きながらズタボロのシフォンケーキを食べなくてもいい方法をお伝えします。
では、レッツ⭐︎失敗は成功のもと。
※言い聞かせが大事説。↑
失敗したシフォンケーキで作る「生シフォン」。
今回はリカバリー中心のレシピなので、シフォン生地の作り方は省略します。
基本のシフォンケーキ生地の詳細はコチラから。↓
さて、型を外してシフォンケーキの本当の姿と対面した時
こうなっていたら、まずは泣きながら型から外しきってください。
※負けないで。
涙が乾かないうちに、生クリームを200g +グラニュー糖大さじ1/2程度を入れたボウルを氷水に当てながら
8分立てまで泡立てます。
※泣いてるヒマはない。
※スパルタシフォン塾。か。
込み上げる涙を堪えて、底を上にしたズタボロのシフォン生地に、6箇所お箸で穴を開けます。
底まで到達しないように、でもまぁまぁ底付近まで刺してください。
最初は細い方で開けて、それを突破口にして太い持ち手側を刺し、グリグリします。
※メンタル崩壊。
※こう見るとやっぱりちょっと底上げしてるよね。
※穴のバランスもイマイチだし。
※そんなヤツがシフォンケーキを語るな。
その穴に、泡立てておいた生クリームの2/3量を絞り袋に詰めて、絞り出します。
私は丸口金を使いましたが、なければ何でもいいです。
※やさぐれるなよ。
※生クリームを詰めやすくするだけなので、星口金でもいいよ。
※最終見えへんから。
ギューっと絞って、穴の入り口付近まで生クリームが来たら、そこで試合終了です。
※それは安西先生のやつ。
※まだ諦めてないから。
全ての穴に詰め終わったら、残りの生クリームを穴隠しとしてデコレーションします。
※穴隠しとズタボロ隠し。な。
いちごをトッピングしたらアラ不思議。
まるであのズタボロが嘘のように、リカバリーできたじゃない!
※むしろ可愛い説。
個人的には、上掛けの生クリームはもう少しゆるい方がいいと思いました。
※立て過ぎたん自分やろ。
が、これはこれで可愛い。
デコレーションの手間が省ける、生シフォン。
カットすればこの通り。中にたっぷりの生クリームがこんにちは。
※さっきまで泣いていたのに。
※でも見て。右側の切り口は生クリーム無し断面。
※包丁入れる場所間違えたらこうなるよ。の例。
※そうならないように開けた穴の部分をカットしよう。の例。
ちぎれたシフォン生地も、しっかり隠れている。
※ナイス。俺。
サンドでもない、ナッペでもない、新しい形のシフォンデコレーション。
これね、カットしてみて思ったのですが、表面にナッペしたやつとかシフォンサンドしたやつより
持ち運びやすい。
※表面じゃなく中に詰めてるから多少ゆさぶってもへこたれない。
そして、食べやすい。
※繊細なデコレーションでもないから食べる時緊張しない。
そして、美味しい。
※そらそうやろ。
これは、生地を失敗してなくても作りたいと思いました。
※失敗しないのが一番です。
型外しや大きな空洞ができて「やってもたー。」となった方は
ぜひ。