「ガレット・デ・ロワ」はいつ食べる?
ガレット・デ・ロワ(Galette des Rois)とは、フランスの伝統的な1/6のエピファニー(主の顕現)の祭りに関連して食べられるお菓子です。
※ティファニー。じゃない方の。
※ブリトニースピアーズ。でもない方の。
ガレット・デ・ロワは円形のパイ生地で作られ、中にはアーモンドクリーム(フリャージュ)が入っています。一般的には二つ折りにしたパイ生地の間にクリームを挟んで焼かれ、特徴的な模様が施されます。
※「施される」と書いて「ほどこされる」と読みます。
※バカにすんなよ!↑
※確かにパっとは読めんかったけども!
切り分ける際に、通常は一つのカットにフェーブ(陶製の小さな人形や飾り)が隠されており、フェーブを取った人は「キング(王)」または「クイーン(女王)」となって、一年を幸せに過ごせると言われています。
これは、イエス・キリストが王として認められたことを象徴しています。
※Yes!アキト。でもない方の。
※↑バチ当たれよ。
みたいなたいそうなお菓子。
でも、このブログはいつだってそう。そんなことどうだっていい。
※だからバチ当たれって。
美味しいガレット・デ・ロワを、食べたいときに、簡単にササっと作って、サクっと手軽に食べたいのだ。
そんなバチ当たりな私とあなたのために、冷凍パイシートを使った、サクっと作れるサクサクガレット・デ・ロワのレシピをご紹介します。
※巻き込むな。
もはやガレット・デ・ロワではなく、ただの美味しいアーモンドクリームパイです。
※フェーブなし。王冠なし。日にち関係なし。の伝統を無視したただの美味しいお菓子です。
ガレット・デ・ロワってちょっと難しそう・・・。しかも全然時期はずれだし・・・。
と思っているそこのあなた!
※え?私?
※あ、人違いでした。
食べたい時に作って食べればいいんですよ。
では、レッツ☆非伝統菓子。
※アンチではないのよ。
※伝統は大事にね。
冷凍パイシートで作るガレット・デ・ロワのレシピ。
材料(φ18cm 1台分)
※それぞれの材料のリンクを開くと、実際使った材料が見れます。
下準備
・バターは室温に戻しておく
・冷凍パイシートは使う10分程度前から解凍しておく
・オーブンの予熱は200℃に設定しておく
手順
①ボウルに室温に戻したバターとグラニュー糖を入れ、大きな砂糖の塊がなくなるまですり混ぜる。
② ①に卵を2回・・いや3回に分けて加え、その都度よくなじむまで混ぜる。
※2〜3回、でええやろ。↑
③アーモンドプードルをプーっと入れちゃう。
※→普通に入れろ。
粉気がなくなって、ダマのないクリーム状になるまで混ぜる。
④解凍しておいたパイシートに、できた③のアーモンドクリームを12cm程度の丸さに乗せる。
※今までゆるっとやってたのに、急に厳しくなるサイズ感。
そして、私は間違えてボード上で調理してますが、みなさんはクッキングシートかシルパン上で作業してください。
※よい子はマネしないでね。
⑤クリームを乗せた余白部分に卵白をハケで塗り、2枚目のパイシートを乗せる。
できるだけ間に空気が入らないように、アーモンドクリームに密着させながら乗せましょう。
⑥2枚目のパイシートの上から、12cmのセルクルかケーキ型で、グっと押す。
※上下のパイシートを密着させるため。
※私は底取れのデコ型で「グっ」しました。
※お椀とかスープボールとか、最悪丸かったらなんでもええよ。
※あなたは何で「グっ」する?
⑦さらに、18cmのタルト型で、今度はしっかりくり抜く。
※タルト型がなければ18cm程度の丸いお鍋とかお皿とかでも。最悪フリーハンドでもどうにかなると思う。
※仕上がりに保証はないけどね。
※余ったパイシートは後でテキトーに焼いておやつにすると家族に秒速で食べられます。
※家族ハイエナ説。
※テキトーに作ったお菓子が実は一番人気ある説。
⑧表面に、ハケでまんべんなく卵黄を塗る。
※この直前でシルパンに乗せないといけないことに気づき、慌ててお好み焼きのコテを使って移動させました。
※おっちょこ反面教師説。
※俺の屍を超えてゆけタイプ。
ここからは自由行動ですが、一応参考までに、今回は葉っぱの模様を入れますね。
※全然違う柄でもええんやで。
※ほとばしるアート感、出してもええんやで。
中心に竹串をぶっ刺し、空気の抜け穴を作っておきます。
12cmの丸の中に、ナイフで十字を描きます。
※パイシートに切り込みが入る深さでOKよ。
※ちなみに私は小回りのきくカッターナイフ使用。
※カッターナイフ側もまさかパイ生地切るとは思ってなかったやろな。
十字の線を中心に、半円を描きます。
半円の外側から十字線に向けて、斜めに葉脈を入れます。
※思ったより太めの幅でOKよ。
※そこに繊細さ求められることほぼないから。
葉っぱと葉っぱの中間にくるように、さらに十字を追加。
その追い十字を中心に、隠れ葉っぱを描く。
※途中でパイ生地が切り辛くなったら、ナイフを立ててサクサク切るようにすると切り込みやすいです。
縁の部分は、爪楊枝を斜めに入れて、上下のパイシートをくっつけるようにギュってする。
※タルト型のひだに合わせた幅で入れると綺麗にヒダが残るよ。
※タルト型がなくてヒダがない場合は、包丁の先端の背で外側から中心に向かって押すとヒダっぽいのができるよ。
⑨予熱しておいた200℃のオーブンで35分、230℃に上げて3分程度、こんがり焼き色がつくまで焼成する。
途中でパイ生地が膨らみ過ぎる場合は、一度オーブンから出して、もう1枚あれば天板で、なければ底が平らなフライパンなどで、上からギューって押して膨らみを萎ませてね。
※ゆっくりね。
焼き上がったら、粗熱を取って出来上がり!
※ちょっと右の盛り上がりが残りましたが。
※2階席がやたら盛り上がってるコンサート。か。
サクサクパイ生地とアーモンドクリームが美味しい、ガレット・デ・ロワ。
切り分ける時からサックサクよ、あーた。
※「あーた」=あなた、は最上級の褒め言葉に使われるデヴィ語です。
そして中から出てくるアーモンドクリームが、しっとりホクホク。
※まるでスイートポテト!
※↑ならスイートポテト食っとけよ説。
甘過ぎなくて本当に美味しい!
合わせるのは、コーヒーよりお紅茶。
※デヴィ引きずってます。↑
アップルパイはちょっと甘過ぎるって方に超おすすめ。
※アップルパイより簡単だしね。
今回は葉っぱ隊柄にしましたが、柄はホントになんでもよくて、ネットで調べるとめちゃんこキレイな柄のいろんなガレット・デ・ロワが見れますよ。
※このガレット・デ・ロワと見比べるんじゃないのよ。
※このガレット・デ・ロワの目的はあくまで「簡単にサクっと」がテーマだから。
もう少しガレット・デ・ロワ感を出したい場合は、最後に塗る卵液に少量のコーヒー液を塗ると、グっと茶色感が増します。
※今回は手間を省いてやりませんでしたが。
※「簡単にサクっと」が目的だから。
※言い訳がましいぞ。↑
そして、フェーブを入れたかったら、もちろん入れてもOKです。
※その場合はアーモンドクリームにテキトーに埋め込む。
王冠も飾りたかったら飾ったらええ。
※映えたらええ。映えたら。
いやしかし、そのままでも見栄えもいいし、クセのない万人に愛される味なので、これ嫌いって人いないんじゃないでしょうか。
※いたら連絡ください。
※食パン送ります。
※↑いやガレット・デ・ロワ送ろうよ。
冷凍パイシートがあれば思い立ったときにすぐ作れるので、パイ好きさんはぜひ気軽に作ってみてください。
ガレット・デ・ロワは、怖くないよ。
ガレット・デ・ロワの作り方 Q&A 。
ガレット・デ・ロワの作り方に関してのQ&Aを、エア読者様からの質問を元に、まとめました。
※趣味の範囲でやってます。
(20代・女性)
Q:いつもkinakoさんにお菓子の材料をお届けしています、シロネコヤマトの宅配ドライバーです。
ガレット・デ・ロワの表面がツヤツヤの画像を見たのですが、あれはシロップでしょうか?
やっぱりガレット・デ・ロワはツヤツヤ仕上げのほうがいいのでしょうか?
A:シロネコさん、いつもありがとうございます。「シロネコ」なのに、制服は緑なところが、好きです。
ご質問の通り、確かにありますね。ツヤツヤ仕上げ。
あれは焼きたてのものにシロップをかけたものと、焼成中に粉糖をかけるタイプとがあります。
粉糖タイプは、焼き色がついたタイミングで茶漉しなどで粉糖を全体にふりかけて、またオーブンに戻して粉糖が溶けるまで焼成します。
本格的に作るならツヤツヤ仕上げの方がいいですが、パイ生地だけでもほどよくツヤは出るので、個人的にはいらないかな・・と思います。
ツヤより手間を減らしたいので。w
あとでハンコ押しますね。
(パペット・男性)
Q:ふくちゃん、kinakoさんに聞きたい事があったのよね?聞いてごらん。
うん。僕は腹話術人形やってます、ふくちゃんといいます。
kinakoちゃんに質問なんやけど、このレシピをアレンジするなら、何を入れたらいいんかなぁ?
A:腹話術師のお姉さんではなく、あくまでふくちゃんからのご質問ですね^^
余裕があれば入れたいのが、ラムレーズンやキャラメルりんごです。その他、洋酒漬けのドライフルーツやナッツなど、ベースがシンプルなので、大体何を加えても美味しいですよ。
余っている材料などがあれば、ぜひ加えてアレンジしてみてください。
(10代・男性)
Q:ピーピピーピピーピーピーピピピーピピ。ピピピーピピーピーピーピ?
(ガレット・デ・ロワのフェーブ(人形)が手に入りません。代わりに使えるものはありますか?)
A:フェーブは必須ではありませんが、パーティーなどで盛り上がるなら入っていて方が面白いですね^^
代用するなら、アーモンドや栗などの、ちょっと大きめの溶けない「具」がいいでしょう。
フェーブは小さいと誤飲してしまう恐れもあるので、小さいお子さんも食べる場合は、食べてもいい材料で代用するといいですよ。
ぜひフェーブ入りガレット・デ・ロワと吹き戻しで、パーティーを盛り上げてくださいね!
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