茶色いお砂糖の種類とその違いについて。

製菓材料研究室
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茶色いお砂糖店頭に並び過ぎ問題。

最近のスーパーの品揃えがエグい。
※大型じゃなくても品揃え豊富。
※在庫管理大変過ぎやしないか。
※↑謎の業者目線。

お砂糖の種類について、今まで何度か語ってきましたが
※「何度か」って言うほどでもない。
※正味検証系は2回。

※でも単品の紹介なら他にも書いてる。
※砂糖どんだけ。マジで。

茶色いお砂糖だけでも、何種類あんねん!
※白い砂糖の種類だけでもパニクるのに。

と思う程、陳列棚に並んでいます。
※棚卸が大変過ぎやしないか。
※↑謎の棚卸業者目線。

というワケで、今回は『茶色系砂糖』のみで、その違いを検証しましょう。
※「証」と「しょう」かかって・・/
※「/」でバッさりカットされました。
※それでもめげないわ。

茶色いお砂糖の種類と違い。

今回検証したのは、さとうきび糖、素焚糖、カソナード、三温糖、ブラウンシュガーの5つ。
※画像にブラウンシュガーが見当たりませんが。
※パッケージがなかってん。
※詰めが甘い。
※↑砂糖だけに。

この5種の粒の大きさや触り心地、香り、甘さ度合い等を食べ比べてみました。
※無言で砂糖を舐め続けるおばさん。
※楳図かずおの世界観。↑
※それより「触り心地」は必要か。

まずは、カソナード

ピンボケ甚だしい画像ですが、ピンボケしてても粒の大きさがわかるデカさ
※功を奏した的に乗り切ろうとすな。

多分この5種の中だけでなく、それ以外の砂糖の中でもデカい部類に入るデカさ。
※トップ5入り確定。

状態はサラサラ。

詳しくはピン記事を読んでほしいのですが
※「ピン芸人」の言い方。

バニラやハチミツの香りがするフレーバーシュガー

的な特徴がありますが、ダイレクトに嗅いでみると、ハチミツとバニラというより

総じて「大自然の香り」みたいな香りがします。
※BGMは松山千春の「大空と大地の中で」。

緑の森の中にいるような、グリーンな香り。

香りがウリなだけに、味見すると “香り=味” のような状態で

甘さの後に、鼻に抜ける森の香りが残ります。
※大地じゃなくて鼻を駆け巡る香り。

そして、意外や酸味が強め
※酸味を加える事で甘味を引き立てる仕組みか?
※あるいは甘味祐希。か。
※↑ちょっと言うてみたかっただけやん。

クレームブリュレの仕上げに使われる事が多いカソナードですが

普通に普通のお砂糖としても使えます。
※でもお高いから少しの勇気は必要です。

味にもうひとつ奥行きを出したい時に、おすすめです。

次に、三温糖

見てお分かりの通り、しっとりしています。
※濡れ砂糖。か。

多分上白糖の親戚。

粒の大きさは中くらい。

味は、こっくりした甘味
※あと引く甘さ。

上白糖もそうですが、こういうしっとり系の濡れ系砂糖は、和菓子に向いていると思います。
※あくまで個人の感想です。
※↑どこからのお叱りに怯えてんねん。

そして、香りは弱め
※香りレベルは5種中4か5位。
※わたくし普段この三温糖を使う事が全くなく、その理由がこれでわかりました。
※何の報告。

茶色いお砂糖が使いたくて、さらに濡れ系の砂糖希望の方にはおすすめ。
※すすめたとてそんな人おらん。

お次に、ブラウンシュガー

わたくしのほぼ全てのお菓子を牛耳っているこのブラウンシュガー。

粒は小〜中。というのも、大きさがまちまち。

そしてご覧の通り、ダマになりやすい

サラサラとしっとりの中間なので、時々ならさないと塊ができます。
※放置すればするほど塊が増える。
※寂しいと氏んじゃうウサギのシステム。

香りの強さは5種の中で3〜4番目くらい。
※強過ぎず弱過ぎず。

コクのある奥深い香り。
※↑私はココが気に入ってメインで使ってます。

甘味はあっさり。食べても口の中で溶けにくい。
※それがお菓子にどう影響するのかは謎。

お次は素焚糖

微粒子
※美男子。みたいに言う。

ほんのりしっとりしているので、ダマになりやすい
※でもカチカチにはならないから大丈夫。

香りに酸味があって、鼻に入れたらほのかに香る程度。
※入れるな入れるな。
※もとい、鼻に近付けたら。

後味スッキリな甘さで、味見するとスーっと溶ける。

私はシフォンケーキやスポンジケーキ、ロールケーキのようなふかふか系の生地作りの時

絶対素焚糖を使います。
※素焚糖。絶対。
※「ダメ。絶対。」みたいに言う。

最後はさとうきび糖

粒子は小。

そしてサラサラ
※ティモテレベル。

香りは少ないけど、頑張って嗅ぐとほんのり酸味のある甘い香りがします。
※「嗅ぐ」って頑張るもんなんか。

コー?ヒー?
※ヒーハー?

が時間経って酸味が出た感じ。
※自信無いんやったらやめとけ。

香りは弱いのに、味わった時の香りは強め
※何のトリック。

ゆえに鼻から抜ける後味(香り)も濃いめ。

でも甘さ自体はスッキリしています。
※情緒ジェットコースター。

ブラウンシュガーがもし欠品したら、代用はきび糖かな?

という感じです。

茶色いお砂糖、どう使い分ける?

食べ比べてわかった事として、香りの強弱、甘味の強弱、溶けやすさ(粒子の大きさ)に違いがある事がわかりました。

という事は、甘味、香りで味に変化を加えたい時

上手に使い分ける。
※結果、使い分けは自分次第。

私なら、和菓子は三温糖。

ふかふか系ケーキは素焚糖。

パウンドケーキやマフィン、クッキーはブラウンシュガー。

基本ブラウンシュガーだけど、香りを控えめにしたい時はさとうきび糖に置き換え。
※他に引き立てたい香りがある場合。

経済的に余裕がある時はカソナード。
※ウソです。バニラ風味が欲しいけどバニラほど強くない方がいい時。
※どんな時それ。

と使い分けるかな。と思います。

でも、どのお菓子にどのお砂糖を組み合わせるかは本当に好みの問題です。

その組み合わせがあなたのお菓子の個性になるので

この記事を参考に、色々使ってみて研究してみてくださいね☆

この3種以外は普通にスーパーにあると思うので、見つけたらぜひ一度試してみてください。

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