意外と簡単!手作りカヌレを作ろう。
専用型が必要だったり、焼成温度の調整が難しいとか・・・
そんなこんなで、ハードル高いと思われがちなカヌレ。
※薄ら漂う中級者以上限定メニュー感。
私に言わせれば、んなこたぁない。
※タモさん。
ポイントさえ押さえれば、初心者でも失敗なく簡単に作れるんです。
※型はいるで。
※ポイントも押さえてもらうで。
※でも何も難しいことはないねん。
より手軽に作れるように、銅型じゃなくスチールの天板を使って作ります。
※NOスチール・NOライフ。
※↑何で言うたんそれ。
今回は、より簡単に感じていただくために、プレーンとチョコの2種類を一気見でお送りいたします。
※韓流ドラマかよ。
※一気に見たからって簡単とかも意味不明。
初めてのカヌレにも、ぜひ参考にしてほしいレシピです。
では、カヌレッツ☆
※↑「カヌレ」と「レッツ」の融合。
※っしょーもなっ!
バニラとラム酒香るプレーンカヌレのレシピ。
材料(カヌレ型 6個分)
下準備
・卵類は室温に戻しておく
※「卵類」という新しい類。
・バニラはさやを縦半分にカットして、さやからビーンズをこそげ落としておく。
※お高いからね。バニラ。根こそぎいっちゃって。
・バターは焦がしバターにしておく
・オーブンの予熱は230℃に設定しておく
・カヌレがこんなに世の中を席巻するなんて思ってなくてゴメン。と呟く。
※何の反省。
今回使用した型は売り切れだったので、一番似た型はコチラ。↓
※スチール製でシリコン加工のもの。
手順
①鍋に牛乳とバニラビーンズとバニラのさやを入れ、中弱火にかける。
鍋肌の牛乳がフツフツする程度に沸騰したら火を止め、ボウルにあけて60度程度まで冷ます。
②ボウルに薄力粉と強力粉、ブラウンシュガーを入れ、ホイッパーでぐるぐる混ぜる。
※「グルコサミン」って言いたいのを堪えました。
※↑いや言うてもうてるけどな。
③ ②のボウルに、60℃まで冷ましておいた牛乳を2〜3回に分け加え、ダマがなくなるまで混ぜる。
※バニラのさやはこの時ついでに取り除く。
※何のついで?
④ ③に卵黄と全卵をそれぞれ加え、なじむまで混ぜる。
⑤続きまして〜、ラム酒を加える。
※↑自分ちょっと飽きてきてるやろ。
⑥最後に焦がしバターを加えーる。
※完全に飽きてるやろ。↑
⑦漉し器で一度こしてから、ラップをして一晩冷蔵庫で寝かす。
⑧翌日、生地は冷蔵庫から取り出し、室温に戻しておく。
※最低でも20℃程度まで戻す。↑
※ここ、テストに出ます。
※しかも高得点問題です。
型にハケでバターを塗りたくる。
※ここはそんなに点数高くはないけどテストには出ます。
⑨液体生地は下に粉類が溜まりがちなので、(泡だてないように)しっかり混ぜてから型に流し、8分目程度まで注ぐ。
※片口レードルか、注ぎ口付きの計量カップとかを使うと注ぎやすいよ。
※イメージはたこ焼きの時の生地。↑
※↑関西以外誰がわかるん。
⑩予熱しておいた230℃のオーブンで20分、190℃に下げて35〜40分焼成する。
※トータル50〜60分かかります。
※↑みんなそれぐらい計算できるわ。
※途中、表面が焦げそうなら、アルミホイルをホイってください。
焼き上がったら型から外し、冷ましたら出来上がり。
※画像では網の台にあけてますが、底が膨らんでいる場合は平らな場所にあける方がいいと思うよ。
※膨らんだところに網が刺さってガタガタになるので。
※なってから気づいた時。↑
焼きたては外カリっ!中もちっ!冷やせばしっとりカリもちっ!
※いずれにせよ「もちっ!」推し。
少し原価は上がりますが、バニラビーンズを使うとめっちゃ本格的なパティスリのお味になるので、ここはひとつ、オイルでもペーストでもなく、ビーンズで勝負してやってください。
※ビーンズ推進委員会。か。
カットすると、こんな感じで「す」が入っています。
※これが中まで火が入っている証拠。
焼成温度が低いと「す」が入らず、生焼けになる可能性があるので、オーブン温度計などを使ってオーブン庫内の温度を調整できるようにしておきましょう。ね。
※最後の「ね。」怖過ぎ問題。
ココア香る人気のチョコカヌレのレシピ。
チョコカヌレも作り方はプレーンとほぼ同じですが、材料にチョコレートとココアパウダーが加わります。
※その代わり、バニラは不要よ。
食感のカリもちはプレーンと似ていますが、カカオの香りが効いたチョコカヌレは、まるで濃厚なチョコレートを食べているかのよう。
※ほなチョコ食っとけや。
何気に我が家ではチョコカヌレの方が人気です。
※チョコの方が味がわかりやすい説。
材料(カヌレ型 6個分)
下準備
・卵類は室温に戻しておく
・バターはレンジか湯せんで溶かしておく
※チョコは焦がしバターじゃなくてOKよ。
・オーブンの予熱は230℃に設定しておく
・あまりやることもないので、少しボォ〜っとしておく。
※すな。
手順
①鍋に牛乳とチョコレートを入れ火にかけ、チョコレートが溶けるまで加熱する。
※ぐつぐつ沸騰しないように気をつけてね。
※沸騰したら取り返しのつかないことになるからね。
※↑怖過ぎるやろ。沸騰。
チョコが完全に溶けたら、60℃程度まで冷ましておく。
②ボウルに薄力粉、強力粉、ココア、グラニュー糖を入れ、ホイッパーでぐるぐる混ぜる。
中央部分にくぼみを作ったら、そこに①のチョコ液1/3程度を加え、中央からぐるぐる混ぜる。
続いてチョコ液を加えながら、粉気とダマがなくなるまで混ぜる。
③続いて、卵黄と全卵を加え、ぐるぐる混ぜる。
※ぐるぐる大作戦。
※↑また飽きてきてるやろ。
④ ③にラム酒、溶かしバターを加え、なじむまで混ぜる。
⑤漉し器で漉したら、ラップをして冷蔵庫で一晩寝かせる。
⑥翌日、生地を冷蔵庫から取り出したら、常温に戻しておく。
※最低でも20℃くらいまで。
※ここはテストに出ません。
※↑なんでなん。
ボウルの底に溜まった粉類をよく混ぜたら、型の8分目程度まで注ぐ。
※思い出して。たこ焼きのこと。
※↑奇しくもたこ焼き感が少ない時。
⑦予熱しておいた230℃のオーブンで20分→200℃に下げて40分〜45分焼成する。
※基本プレーンより少し長く焼きますが、ご自宅のオーブンとご相談の上、そこは調整してください。
※どうやったらオーブンとアポ取れるん。↑
焼き上がったら型から外して出来上がり。
※チョコ入ってる分、油分が多いので、仕上がりがテッカテカ説。
※テカテカ超えてもはやギトギト説。
※冷めると落ち着きます。
※↑お前が一番落ち着け。
こちらもカットしてみると、しっかり「す」が入っている状態。
そして、しっかりテカテカしています。
※テカテカの必要性。
調子に乗って、ホイップをホイッぴーしてみました。
※ふざけ方キモ。
その他、くぼみにチョコレートをトッピングしてみたり、粉糖でトッピングしてみたりしてみなかったり。
※それは自分次第説。
ビジュアル的にも色々楽しめる一品です。
絶対成功するカヌレの基本レシピのコツ。
ズバリ、このレシピを忠実に守れば、失敗することはありません。
※だって私が失敗しないのだから。
※新「私、失敗しいないので。」か。
とはいえ、絶対守って欲しいのは
- 生地をしっかり寝かせること
- 焼成する前の生地はしっかり常温に戻すこと
- オーブン庫内の温度を計って、しっかり高温で焼き始めること
- 考え過ぎない
※それでも失敗したら、それはそのとき考えよう。
そこさえ端折らなければ、大きな失敗はないはず。
※あとはオーブンのクセで帳尻を合わせるぐらい。
※↑不安になって追加すな。
お道具の部では、製菓用の温度計とオーブン温度計は必須。
※温度をナメるなよ。
それでも失敗したなら、そのときは作り直せばいい。
※久々に出た。体験型学習。
失敗の原因がわかったら、それは成功への近道。
※↑原因はひとつとは限らないけどねぇ〜。
※↑めっちゃ嫌われろよ。
失敗の原因を追求することで、お菓子作りが上手になって、その他のお菓子にも活かされるのです。
※失敗が一番頭に入る教科書説。
失敗を恐れず、どんどん作りましょう。
※↑タイトル「失敗しない」言うてるけどね。
失敗しないカヌレ Q&A 。
カヌレの作り方に関するQ&Aを見て&いきましょう。
※「Q&A」に被せる必要性。↑
(20代・男性)
Q:いつもkinakoさんのレシピを双眼鏡で読んでいます。
カヌレ型は銅製出ないとダメですか?銅製の型はお高くて手が出ません。シリコーン製の型などでも同様に作れますか?
A:双眼鏡で読んでくださってるんですね。理由も意味も分かりませんが、ありがとうございます^^
カヌレ型は、火の通り具合からいって、やはり銅製がベストです。が、やはり高価なので、銅以外の金属製(スチールなど)であればOKです。
※今回もスチール製の型で焼いています。
ただし、シリコン製は熱の入り方が弱く、焼きムラや生焼けの原因になるので、シリコン製は避けましょう。
詳しくは銅型以外の型で作ったカヌレの検証記事を参考にしてみてください^^
(30代・女性)
Q:ビッグチャンスを掴みました!!!
カヌレをカリッカリにするにはどうすればいいですか?
やはり銅製の型の方がいいですか?「どうすれば」は「銅にすれば」とかかっています。
A:ビッグチャンス!おめでとうございます!で、結局何のチャンスですか?
銅製の型でなくても、金属製の型で、①生地を常温に戻す②焼き始めはしっかり高温で焼く。を守れば、カリッカリのカヌレが作れますよ^^
オーブン庫内の温度は、特に予熱完了直後、設定温度より低いことが多いので、オーブン温度計を使ってしっかり温度管理しましょう。
※オーブンの設定温度は「5分遅れます」の時の5分ぐらい信用できません。
(40代・男性)
Q:セーフ!審判やってます。
カヌレが焼けてカットしてみたら、「す(気泡)」が入っていない目の詰まった生地でした。
これは生焼けなのでしょうか?失敗だとしたら、食べない方がいいのでしょうか?
A:それで言うたら、そのカヌレの状態は「アウトー!」ですね。笑
「す」が入っていない目の詰まったカヌレは、ズバリおっしゃる通り生焼けの状態です。
※おそらく生地断面の中心部分がしっとりし過ぎている状態かと思います。
そこから焼き直して「す」を入れるのは難しいですが、中心部分に火が通るまで追加で加熱すれば、食べることはできますよ^^
追加で焼成する前に表面にしっかり焼き色が付いている場合は、型に戻したあとアルミホイルを被せて焼成し、焦げないように注意しましょう。
(30代・女性)
Q:とても忙しく、猫の手も借りたいぐらいです。
カヌレのレシピで強力粉を使わないレシピがありますが、強力粉を使うものと使わないものとでは、仕上がりにどんな違いがありますか?
A:お忙しいところ、ご質問くださってありがとうございます。
我が家には猫がいますが、忙しいときに猫がいても何の役にも立ちませんよ。笑
※まず手を貸してくれません。
カヌレで使う小麦粉を、強力粉なしで全量薄力粉で作ると、若干生地が柔らかく仕上がります。
焼成中もよく膨らみます。あまりにも飛び出す場合は、焼成中に一度取り出し、上からギューっと押してください。少々飛び出す程度なら、焼いているうちに縮まるか、冷めると萎みます。
膨らみ過ぎて生地が持ち上がり、底に焼き色がつかないなどのプチ事件が起こる可能性があるので、初めてのカヌレは強力粉を使ったレシピで挑みましょう^^
以上、蓋を開ければ重要ポイントなんて言い出したらキリがないカヌレですが、まずはこの記事を参考に、作ってみることをおすすめします。
皆様からのご質問も受け付けておりますので、ぜひコメント欄まで!