クリームチーズ、種類あり過ぎる問題。
焼き菓子作りに度々登場する『クリームチーズ』。
スーパーに行っても種類は様々。
プロ用食材店に行っても種類は様々。
製菓用でも種類は様々。
※「様々」が「シャバダバシャバダバ~」に聞こえてきた。
※耳鼻科行こ。
お値段もシャバダバ。
※逆転の発想。
んもうっ!どれ選べばいいのよぅっ!
って迷いませんか?
今日は、そんなクリームチーズを3種検証してみました。
クリームチーズに迷ったら、参考にしてみたりしてみなかったりしてみてください。
※できればしてみてください。
ケーキに使うならどれがおすすめ?クリームチーズ3種食べ比べ。
今回調べたのは『TOPVALU クリームチーズ』、『フィラデルフィア』、『Kili』の3種。
ひとまずスーパーで買える物だけで検証してみました。
※プロ用は量がエグいので。これで勘弁してくれ。
画像は左から、TOPVALU、Kili、フィラデルフィア。
もうこの時点で違いがザックリ出ていますが、この真四角のキリっとしたやつがKiliです。
※「霧がかっている」も詰め込みたかったけど断念。
同じ『クリームチーズ』として知られていますが、実はこの中でKiliのみがプロセスチーズです。
※TOPVALUとフィラデルはナチュラルチーズ。
※↑「フィラデルフィア」のフルネームめんどがるな。
だから何って話ですけどね。
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱溶解・殺菌し、固めて加工したもの。
※↑6Pチーズとかがコレ。
ナチュラルチーズは、生乳などを乳酸菌や酵素等で凝固させ、ホエイ(乳清)の一部を除去したもの、または、これを熟成させたもの。
どのチーズがどちらがはパッケージにデカめに書かれてあるので、そちらをご参照ください。
いやだからってお菓子作りにどう関係あんのって話ですけどね。
※めっちゃ調べたのにそんな言い方・・・。
とにかく、柔らかさと味の違いを見てみましょう。
※負けるな、私。
一番お手頃価格のTOPVALU。すくった瞬間感じる柔らかさ。
※とろとろレベル。
ほぼクリーム。
※だから「クリームチーズ」って言ってんじゃん。
冷蔵庫から出してすぐでも柔らかいので、超絶扱いやすい。
※まさしく“クリーム”。
※しつこいぞ。
味は酸味、塩味ともに強め。
※これだけをアテにお酒が飲めるぐらい。
※↑1滴も飲めない下戸が言うてます。
後味はスッキリしていて、残るチーズの香りは薄め。
お値段は3種の中で一番庶民的。
※なんかありがとう。
続きまして、フィラデル。
※「フィア」を諦めた。↑
TOPVALUに比べると少し硬め。でも『クリーム』と呼ぶにふさわしい程度には柔らかい。
※ギリギリ何かに合格したみたいよ。
味は酸味が強く塩味は弱め。
でも後味のチーズ感は3種の中で一番強い。
※弱さと強さの緩急。
※そのギャップで売ってます。
※知らんけど。
チーズそのものを匂ってみても、一番香りが強いのはフィラデル。
※「フィア」迷子。
最後はお馴染みの、Kili。
その真四角いお姿から、お値段と気位の高さがうかがえます。
※3種の中で一番お高い。
私がお菓子作りに使うクリームチーズは、ほぼこのKiliです。
※「ほぼのこぎり」みたいになった時。↑
プロセスチーズなので少々硬く、使う時は柔らかくする手間はありますが
※室温に戻すかレンチンで温めてから使う。
※クリームチーズをレンチンするっていう背徳感がたまらない。
※お菓子作り変態も末路レベルまで行くとそうなるのね。↑
3種の中で一番コクがある。
酸味は少なめで塩味は強め。
後味のチーズ感は薄いけど、それをも凌駕する“コク”。
そのコクこそが、お菓子になった時、そのお菓子の味の決め手になるぐらい強いのです。
※「コク」最強伝説。
ま、そのまま食べてもめっちゃ美味しいのでね。そりゃお菓子にしたって美味しいわよ。ね。
※ラムレーズンとか混ぜるだけで引くぐらい美味しい。
だから、色々使ってみて、私はお菓子作りにはKiliを愛用。
※特にチーズケーキにはKili。
ただし、作るお菓子によってKiliじゃない方が合う事もあるので
そこはお好みで色々試してみてください。
※最後は人の判断に任せるという無責任さ。
使い道で選ぼう。クリームチーズ。
だからと言って、高ければいい、安いから美味しくない
というワケではありません。
※そんな簡単な世界じゃないのよ。クリームチーズ界って。
TOPVALUのクリームチーズなんて、パンに塗って食べたらサイコー。
※食パンを一気におかずにしてくれる魔法のクリーム。
柔らかいから塗りやすいし。
※Kiliなんて硬くて塗らせる気ないものね。
フィラデルは誰もが知ってるけどほとんどの人がやった事ない『リッツパーティー』にサイコー。
※憧れはあるけど実際はやらん説。
※私はやるで。独りで。
リッツじゃなくてもいいけど、クラッカーとの相性抜群なので、おつまみに最適。
※低糖質だしダイエット中にもいいかも。
同じチーズケーキでも、軽めに仕上げてチーズの香り強めにしたかったらフィラデルの方が合う。
とにかく迷ったらとりあえず無難に何にでも合いそうなKiliで試してみる。
等など。
使い道で使い分けるのがプロのチーズ師。
※「プロのチーズ」と「プロセスチーズ」かかってます。
※ぃやかましわぁ!言うて。
この記事を参考に、ぜひ好きなクリームチーズの好きな使い道を見つけてください。