おフランスが生んだ、絶品「塩 ×キャラメル」とは?
「塩キャラメル」というキラーワードが世に出てしばらく経ちますが、もはや聞いただけで美味しそう。というところまで来ています。
※どういう意味。
そもそも塩キャラメルとは、フランスのブルターニュ地方が発祥の地とされています。
※意外よね。
※だからってそれ以外の場所をイメージしていたワケでもないけど。
ブルターニュ地方は海に囲まれた地域であり、そこで生産される特産品のひとつがブルターニュ塩です。
その美味しい塩とキャラメルが組み合わさって、美味しい塩キャラメルが作れたんですねぇ。
塩キャラメルは、甘さと塩味の絶妙なバランスが特徴で、塩がキャラメルの甘さを引き立て、食べる人に深い味わいと満足感を与えます。
その美味しさが評判となり、フランス国内や世界各地で広まっていきました。
※えらいもん広めてくれたで。ホンマ。
塩キャラメルは、パンにしてもケーキにしても、クッキーにしてもアイスにしても、もうどう使ったって美味しいし、もう食べる前から美味しい。
※だからどういう意味。
そんな私達の塩キャラメルを、今回はマフィンにしました。
※私達??
キャラメルをわざわざ作って生地に練り込むレシピが多い中、今回は簡単につぶジャムキャラメルを使います。
※美味しく作りたいけどそこは端折りたい説。
そして仕上げに、市販のキャラメルを生クリームでゆるめたキャラメルソースをかけて、バカ美味いマフィンに仕上げます。
つぶジャムキャラメルは100均でも売っているので、めっちゃ手軽に作れますよ。
※もう、作らなくて、いいんだよ。
では、レッツ☆ソルキャラ
※ソルトとキャラメルで「ソルキャラ」。
※↑おもんないしうまいこと言えてるわけでもないし流行りそうにもないし。
キャラメルソースで仕上げる 塩キャラメルマフィンのレシピ。
今回は基本のマフィンレシピより、少しだけボリュームアップさせたかったので、材料も割増しています。
そして、仕上げにとろ〜りキャラメルソースをトッピングー。
※久しぶりのエド感。
つぶジャムは、混ぜるだけで簡単なので、超おすすめです。
材料(マフィン型6個分)
下準備
・バター、卵、ヨーグルト、牛乳は室温に戻しておく
※大体どれも室温。と覚えよう。
・マフィン型にグラシン紙を強いておく
※マフィン型のパワハラか。
※もとい、敷いておく。
・オーブンの予熱は190℃に設定しておく
今回の使用型はコチラ↓
※ぷっくりキノコ型。
キノコマフィン型対応グラシンケースはコチラ↓
手順
①室温に戻したバターとブラウンシュガーをボウルに入れ、白っぽくなるまで撹拌したら、さらにヨーグルトを加えて白っぽさを増す。
※目的は「より良い白っぽさ。」ではない。
②卵を3〜4回に分け加え、よくなじむまで乳化させる。
※卵が室温に戻ってないと、分離してモロモロになります。
※だから言うたやん。
※分離しかけたら、慌てて粉類を大さじ1杯入れるとマシになるよ。
※それか最悪分離する覚悟を決める根性も、私はキライじゃない。
③粉類の1/3量をふるいながら加え、ゴムベラでさっくり混ぜる。
粉気がなくなりかけたところで、牛乳の1/3量を加え、粉気がなくなるまで混ぜる。
④残りの粉類の半量をふるいながら加え、粉気がなくなりかけたら、牛乳の残りの半量とつぶジャムを加え混ぜる。
粉気がなくなるまでさっくり混ぜる。
※「さっくり」は声に出して言おう。
※恥ずかしがらずに、さぁ。
⑤最後に残った粉類をふるいながら加え混ぜたら、粉気がなくなりかけたところでフルール・ド・セルを加え、残りの牛乳も加えて混ぜる。
最終的に粉気のない、なめらかなツヤのある生地になればOK。
⑥グラシン紙を敷いた型に、95g程度を目安に生地を詰める。
※なるべく空気が入らないように詰めて、最後は型トントンもするんやで。
⑦予熱しておいた190℃のオーブンで20分焼成する。
粗熱が取れたら、型から外して冷ましておく。
⑧キャラメルソースを作る。
鍋にキャラメルソースの材料を全て入れ、弱火にかける。
混ぜながらじっくり材料を溶かす。
キャラメルの塊が溶けて、全部の材料がなじんだらソースの出来上がり。
時間が経つと固まってしまうので、ソースはアツアツの状態で使いましょう。
⑨冷ましておいたマフィン生地に、キャラメルソースをかけたら出来上がり。
※私はキレイな線状に乗せたかったので、アイシング用の絞り袋に詰めてからトッピングしましたが、絞り袋がめっちゃ熱かったです。
※良い子はマネしないでね。
※普通にスプーンとかでも流せるよ。
マフィン・スコーン・パウンドケーキの簡単アレンジに使える「つぶジャム」とは?
ねっちりしたキャラメルソースとふかふかのマフィン生地、時々出てくるつぶジャムと塩。
これが合わさって、もうおいしくないワケないよね。
※ええ塩梅。
めちゃくちゃ美味しかったですわー。
※中年関西おっさん。↑
※所々にトロっとした茶色いやつ見える?それがつぶジャム。
「つぶジャム」ってなんやねん。という方のために伝えておくと
※つぶジャムの伝道師。か。
つぶジャムとは、お菓子の生地に練り込んで焼成すると、溶けてとろっとしたジャム状になる固形ジャムのこと。
※関ジャムとは別物です。
今回のキャラメル味以外にも、メープルやいちご、ブルーベリーやコーヒー味まで、いろんな種類のつぶジャムがあります。
マフィンだけでなく、クッキーやパウンドケーキ、パンなどの練り込める系の生地になら、何にでも使える。
※しかも練り込むだけでOK。
※パウダー系に次ぐマルチ素材。
その他の材料を調整することなく、ホントに混ぜるだけで使えるので、いつものレシピに加えて簡単にアレンジができます。
※息するように使える。
※↑え?なんて?
ただし、溶けるまでに10分程度はかかるので、焼成時間の短いクッキーや焼き菓子に使えません。
※そこだけ要注意。
製菓材料店はもちろん、少量だったら100均にも売ってるので、見かけたら買って使ってみてください。
塩キャラメルマフィン Q&A のコーナー。
今回も、いろんな(架空の)ご質問が寄せられています。
皆さんと共有して、一緒に勉強しましょう。
(40代・女性)
Q:特技は白目です。
塩キャラメルに使う塩は、フルール・ド・セルじゃないとダメですか?
普通の食塩では仕上がりがかわるのでしょうか?
A:40代、しかも女性の白目は貴重ですね!なんだか元気をもらえました。ありがとうございます^^
今回の塩キャラメルの「塩」についてですが、塩のアクセントをダイレクトに感じられるように、フルール・ド・セルという大粒塩を使いました。
普通の食塩だと、粒が小さく焼成するとともに溶けてしまうので、塩の“粒”として楽しむことができません。生地自体に塩味を効かせた塩キャラメルにするなら食塩でもいいのですが、時々ピリッと塩味がきいたアクセント的な塩味にするなら、やはりフルール・ド・セルがおすすめです。
(7歳・メス)
Q:頭頂部で餅が焼けましたー!
出来上がったマフィンのトッピングのソースは、冷蔵保存しないと溶けますか?
友達のうさぎにプレゼントしたいのですが、持ち運んでる間に溶けたりしますか?
A:頭頂部で餅!?スゴいけど、その前に仕組みが知りたいです!
キャラメルソースは、いわゆる「生キャラメル」の状態です。なんちゃら畑牧場の生キャラメルが冷蔵保存なように、このキャラメルソースも室温が高いと溶けてしまいます。
冬の寒い時期なら室温でも大丈夫ですが、それ以外の時期は、野菜室などでの冷蔵保存がおすすめです。プレゼントする際も、持ち歩くときは保冷剤と一緒に持ち運ぶことをおすすめします。
ただし、溶けたソースが逆に美味しい!という意見もあるので、最終的にはどっちでもアリです。
いずれにせよ、決して頭頂部には乗せないようにお願いしますね^^
(60代・男性)
Q:バーコードヘアーではなく、ヘッドホンです。
お医者さんから塩分を控えるように指導されていますが、塩の量は減らしても大丈夫ですか?
A:言われるまで、バーコードヘアーかと思っていました。失礼いたしました^_^;
フルール・ド・セルの量は、もちろんお好みで調整していただいてもかまいません。
この「3g」は、時々生地からいいタイミングで塩が出てくる、つぶジャムとのバランスが取れた量。としてこの量になっただけで、もう少し控えめな塩味にしたい場合は、減らしてください。
というか、そもそも減塩をすすめられているのに、塩キャラメルはやめた方がいいと思いますよ(笑)
以上、塩キャラメルマフィンについて、作る際の参考になれば幸いです。
それ以外でわからないことがあれば、ぜひコメント欄に書き込んで質問してみてくださいね!